卒業出来ない春もある
まあ、今この時期って一般的に
卒業シーズンと呼ばれるような
時期ですよね。卒業という言葉に
対して人それぞれ持ってる
イメージとかだいぶ違うだろう
けど、俺の中ではあんまいい
イメージは無かったりする。
この記事は昔語りシリーズの番外編
みたいなもんだけど、俺の卒業の
思い出など語る。というか、正直
言ってどのカテゴリにおいても
卒業式自体はあんま覚えていない
というのが実際のところ。逆に
他の人たちに話を聞いて、みんな
よくそんなに卒業式の事とか
覚えてるもんだねって驚くくらい。
俺は中学受験ってしてないので
小学校卒業と受験は結びついて
ないんだけど、卒業のタイミングで
引越ししてるので、そっちの方が
印象が強いんだ。小学生とはいえ
荷造りとか手伝わされていたんで
卒業式の事とか全然覚えてない。
また、中学の場合、卒業式よりも
高校受験という本丸イベントが
あったため、やっぱそっちの方が
印象強くて、あんま覚えてないん
だよね。受験の当日に雪降って、
終わってから雪の中学校に顔を
出した場面は何故か今も覚えてる。
高校の卒業式は、受験失敗して
浪人決定してたんで気分が沈み
過ぎて俺ん中ではどっちらけ
だったんだよな。男子校だったし
学校への未練みたいのも何も
なかったし。現役合格した多くの
級友たちが急にヨソヨソしい
態度を採るようになって、ああ
もうこいつらとは関わらねえな
って、寂しさより悔しさの方が
勝る、ひどい有り様だったわ。
そして大学の卒業式。同じ学部の
同輩たちはほとんどが大学院へ
進学しており、学部で抜けるのは
ごく一部に限られ、何か疎外感
あったんだよな。そして、院に
行く連中はほとんど卒業式に参列
せずに研究室の年度終わりの
飲み会に参加してる奴らばっかり
だった。文系学部だったらもっと
学部卒で抜ける人多かったん
だろうけどさ。
俺は卒業式に参加はしたんだけど
何とも所在の無さというか、
自分だけ放り出される感が強く
名残惜しさよりも不安感の方が
ずっと強かった。あと、これは
俺自身のダメなところが出たん
だろうけど、この卒業式前後で
ほぼ学内の級友たちとの関係が
切れてしまったんですよ。ホント
絶望的に関係を繋ぎ止めておく
能力が低過ぎて。だから卒業式
よりも、下宿を引き払って実家に
帰る前日に、当時交流のあった
ネット関係の知り合いと一緒に
ひらパーに遊びに行った事の方が
よっぽど思い出として残ってる。
あれは楽しかったし、寂しかった。
俺の卒業シーズンの思い出は
こんな感じ。いい思い出とか
一つもない。だからネガティブな
印象しか浮かばないんだろうな。
もうこの先自分が何かしらの
卒業に関わることなんて無い
だろうけど、今ならどんな印象を
持つんだろうな。何はともあれ、
今春に何某かのご卒業をされる
皆様、おめでとうございます。
卒業される方も、何も卒業されない
方も、最後までこの記事をご覧頂き
ありがとうございました。
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