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X(旧Twitter)の大騒ぎはAIが原因というが絵師は少し考えてほしいと思う話

・AI学習素材にされるからXを離れて新しいSNSへ?

なんでもAI素材にしちゃうぞとイーロンさんがぶっちゃけたそうです。
反AIの方々が今度こそイーロンさんをバチボコにしに行くのかな?と思ったら一部の反AIでプロ漫画家の方々はお引っ越しの準備をされてるようです

キミらなんやったのホント?

今まで散々戦った来た舞台でAIに屈するんですか?今こそ本気を出していつもの集団攻撃を見せたらどうですか?って思ったんだけど何もしない
安全地帯からAI使ってる人をボコってただけじゃないですか・・・

私はもうちょっと見てることにします。急いで動いてもデメリットしかないです。理由は以下です。

①すでに大半のSNSには大手絵師がアカウントを持っている

無名絵師(とあえて言います)が移動してもしばらくはタイムラインに流れてくる絵は大手の方ばかりでしょう。人が少ないならなおさらです
そうするとまた絵描きさんとつながりたいタグみたいなのが出てきてトラブルの流れとか、全然見てもらえないと筆を折る人が増えるでしょう。
今全然見てもらえていないから心機一転!なら一考の予知がありますが、現状一定のファンがいるなら移るのは軽率です。

なぜなら読むのが専門の方はAI学習なんかどうでもいいからです。
雰囲気で分かるけど絵単体では誰が描いたかわかんないような無個性の漫画家さんは特にデメリットがないのでは?と感じます。
例えばブルースカイのアルゴリズムは現状まだまだ未熟で、皆が見ているものを優先してタイムラインへ出すようです。目に触れないと見てもらえない=無名はずっと無名のまま。
むしろ大手さんがいなくなる分Twitterなら見てもらいやすくなるのではないでしょうか。

②すでに大手の作家が商業で連載獲得や儲けるための舞台になりつつある

どうやってもスタートダッシュで差がついているので毎回万バズ→SNSで人気沸騰!書籍化!!が安易になります。
というかそれを狙っている節があるプロ作家さんがすでにいっぱいいます。わざわざブルースカイなどをXで宣伝してますし、そのスクショもすでに万垢だたったり最低でも1000人超えのフォロワー。それなのにさらに宣伝するかと言うのは認知してほしいから、つまり向こうでもフォローしてほしいからです。
なぜわざわざフォローしてほしいのか?
自己承認欲求とか絵描きさんと仲良くしたいからではなく「宣伝のため」です。

さらに、Xでは億回数のインプレッション!何100万いいね!でやっと書籍の声?みたいな状況だったはずです。これはそれだけ他にも同等かそれに近い絵師や漫画家がいて、その中でやっとと言う感じでしょう。
しかし他のSNSではまず真っ先に大手がタイムラインを占領します。これは断言できますが、ハードルはぐっとさがるでしょう。半端な5000~万アカウントだった競争相手が弱体化するわけですから。いいね数で連載争奪みたいな企画でも楽に勝てるでしょう。
(ジャンプルーキーが連載争奪戦に連載中作家や有名作家を禁止しているのはこのためです)
賞金の高いイラストコンテストの入賞者がプロだらけなのを見たら納得できると思います。

勝手にタイムラインに流れてきてインプレッション稼がれて・・・と餌になる。AIの餌になるか、大手商業作家の餌になるかの違いなだけです。
どうせなら知名度が低いけど推し作家の餌のほうが良いですね、私は。

③そもそも無名作家の絵なんかAIは不要

身もふたもない言い方で申し訳ないです。
一部の生成AIイラストサイトには生成のジャンルカテゴリがあったはずです。そこには有名どころのアニメや漫画があり、皆特徴をつかんだものだったと記憶しています。あとでもっかい見てこよう。
・・・もとい、金になる絵はヒット作のみです。もしくはXで絵を投げるとバズが確約されてる人とか・・・出せば勝てる約束された勝利の剣みたいですね。それに人気作でもキャラではなくモンスターや乗り物を真似したいという人もいるでしょう。もっと直球表現するなら売れるのはブランド(それか超すごいエロ絵)です。
AIといえ、無造作に売れない絵を学習したら使えないAIになりますよね。じゃあ金になりません。使える生成AIになるには確実に人体を描けるとか、人気作に似た絵柄を出せる、そんなのです。

分かりやすい例だとワンピースの似顔絵生成AIアプリ。あれはワンピの絵柄が金になるという結論から生まれたビジネスです。
ワンピに勝てるほど人気作の作家ならAIは喜んで学習するでしょう。

・そもそも「AIに絵を盗まれる」と言い、移動ブームを起こしたのは誰か?

これが一番の問題だと思います。
生成AIのシステム上、まだまだ不完全と言え商品として売り出すレベルまで成長しています。そのうえで

この記事にあるように、すでに大手と言われる作家はAIによって経済的ダメージは受けないもようで、実際にTwitter→電子出版メインの作家さんは

車一台買うのに24時間で決着。さらに

セレナを所持。大型なのに維持や駐車場にも困っていない。一般人よりブロジョワジーなのは明白ですね。

しかし

誘導行動はしっかり行っているのでした。

40万強のフォロワーを持つ人気作家が宣伝したらそりゃ移動する人はいるでしょう。

繰り返しますが、有名作家であればあるほどAIによって経済的ダメージは受けないのですよ。

なぜこの大移動があるのか、その最初の発端

「イーロンが生成AIの学習に使うと発表したので『ほかのSNSへ移動するべき』と言い出したのは誰か」

もしくは

「それを広めたのは誰か」


を見つけない限り、茶番劇や商業作家の足掛かりにされて終わる可能性も捨てきれない、と思うのです。

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