印刷会社の都合で漫画家さんや編集部が〆切で苦しんでいるとは思ってほしくない
GW進行、お盆進行、年末進行という言葉がありますが
これらは印刷会社の方々が普通にお休みをするので
通常よりも進行が早まるのです。
つまりはすべて印刷会社の都合なのです!
待って。
印刷会社って受注産業なんです。
印刷所がなんとなくこうしてね的なノリで決めるのではなく、データ関係全般を印刷用データへ加工、インク・製紙や物流会社などとの兼ね合いで決めざるを得ないんですよ。
都合で決めれるなら日程案なんか出さないでしょう。
日程案を出すということは「この日程を守らなければ印刷工程上間に合いません」ということで、そんなのをわざわざ周知させるということはどういうことかわかりますか?
日程案を普通に無視してはい印刷してと大量のデータだけ持ってきて
出来ないなら次回から別の会社に依頼すると言い
データチェックや印刷用データにする時間もギリギリの中で
不完全や不備のあるデータなら印刷所で直してと言い
でも見積りで出した代金はそのままで
その結果めちゃくちゃ急がせてミスが出るかもしれないレベルの工程になり
結果やっぱり印刷トラブルが起きたら印刷所の責任と言い
なんなら値引きやタダで刷り直しさせ
あ、データに編集部でしかわからないミス見つけたので印刷機止めて
もう一回データ入れるからもう一度刷りなおして
データチェックとかは絶対して
でも日程はそのまま物流会社に渡せるようにしてね
損紙とか刷版(ハンコ)は印刷所持ちでと言う
っていう企業、出版、団体・・・顧客が多いからです。
〆切と契約と完全な入稿データ作成を守ればみんな平和なんですよ。
そもそもですが
漫画産業自体、はやく!うまく!面白く!を追い求めすぎてこうなったわけで、1日だけでもゆとりがつくれるように作家、編集、印刷などが持てればこういうギリギリは多少緩和できると思います。
表紙に原稿料出る出ないの話題で、印刷所が悪いみたいな書き方はしないでほしいです。
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