ラビオリが来た_

【パスタ打ちpart3】ラビオリが来た!―生ぱすた新伝説―【後編】

前回のあらすじ
毒舌な後輩の助言のもと、未だ食べたことのないパスタ「ラビオリ」の制作に取り掛かった筆者。なんとかそれらしきものを錬成することには成功したが、次なる難関、ソース作りが待ち構えていたのだった・・・。

今回は、トマトベースで、野菜ばっかり使ったソースを作ろう。
冷蔵庫にはあろうことか、少しの肉もなかったのだ。

「ちょっと待ったぁー」

ん???この声は

ソーセージぃ!!きてしまいましたか

「きてしまいましたか!じゃありませんぞ❗️❗️💢冷蔵庫の中には、この、お歳暮でもらった「ソーセージぃ」が居るではありませんか❗️肉がなかったなどとは、言わせませんぞ❗️❓」

うーん、ソーセージぃが怒ってしまうのもごもっとも。でも、これには理由があるんです。

「理由❓それはいったいどんな❓❓」

はい。実はお歳暮でもらったこの粗挽きウィンナー・・・ソーセージぃは、かなりの高級品なんです。普通のソーセージならこのまま切ってソースに入れてしまっても全く問題ありません。けど、高級なソーセージは単体でかなり美味しいので、そのまま炒めて食べるのがベストだと考えられているんです。

「ううむ・・・ソーセージぃにも適材適所があるってことなのですかな、なんだか世知辛いですなあ」

あらら、ソーセージぃ、ガン萎えじゃないですか。そうですねえ、でも、まあ、今回だけは、せっかく出てきてくれたわけですし、ソーセージぃも具にしてみようかとおもいます。

「おおっ❗️❗️それは本当ですかな❗️これはこれは、言ってみるものですね、言ったもの勝ち。まさしく、ウィンナーはこの私、ということですかなぁ〜❓❗️ハハハハハ❗️❗️❗️」


と、いうやり取りがあり、急遽ソーセージぃこと、あらびきウィンナーにご参戦いただくことに。

みじん切りにした玉ねぎとにんにく、そして切り刻んだソーセージぃを炒めます。今回ベースとして戦ってもらう油はバター。

切ったエリンギとぶった切りの玉ねぎを加えてさらに炒めます。

ここで火力の調整をミスった私は、玉ねぎに十分に火を通すことができないまま次の工程に進んでしまう・・・・・・

ミルクを加え、チーズも入れ、コクを出していきます。
後から分かったことですが
チーズは最後に入れるべき!!!!

分離してわけわからんことになってしまうからね!
何事も失敗から学ぶ。今回のソースは分離したソースで見た目がちょっと残念です。味は、、、正直そこまで落ちたかどうかわかんないけどな。

分離したソース。

食べるとソーセージぃがさすがの味を出していて旨いです。
チーズもコクがあり、外さない味ですね。

「ラビオリ~~熱湯、ツカル~~~」

そうこうしている間にパスタも茹でていきます。
ちなみに、ラビオリはこのころにはすっかり自分で動き回ることができるので、しっかり整列した写真を撮ることができませんでした。
嘘です。

浮いているのはラビオリになり切れなかった。端材。これらをつまみ食いしたところ、パスタとして普通においしかった。取るに足らないといわれているものでも、しっかり噛めば味が出るんじゃないかなあ、人生と一緒だなあ。とか言いながらパスタを茹でる取るに足らない大学生(25)
卒業できるかわかる成績発表までこの時点で1週間を切っております。

学生は今の時期、留年しているのか、していないのかわからない宙ぶらりんな1か月を過ごしますからね。仮に留年していたとしても、成績表が発表されるまでは留年生ではない。これはすなわち「シュレディンガーの留年生」なんですねえという話を、例の毒舌の後輩にしたところ

「知るか」

と言われました。悲しい。
僕は今年は大丈夫な気がするドン

とかなんとか思っていると完成します。

ラビオリの中身はこんなかんじ。ポテトです。ひき肉とか詰めてみたかった。

そして・・・・・・!!!!

完成!!!

どうですか?ソーセージぃ

「いやぁ、満足満足❗️❗️」

それでは次回もお楽しみに


制作・著作
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ⓃⒽⓀ


ちなみにその後、高級あらびきウィンナーをパスタの具に使ったかどで筆者はママンからちょっといろいろ言われました。

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