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コロナ感染記 in Edinburgh

 こんばんは、あめです。
タイトルの通り、Week3 (10/5-10/12) 、留学先・エディンバラで新型コロナウィルスに感染しました。今回はその中で考えたことや、経験したことをいろいろと書き連ねていこうと思っています。

とにかくしんどい

 今考えてみたら、かなり無理をしていたのだと思います。新しい環境にもまだすっかり慣れ切っていない中、毎日の授業とリーディングにとにかく追われていました。正直それだけでキャパは優に超えていました。しかし、留学に来た以上、勉強だけではつまらない。ソーシャライズも気が抜けません。
特にWelcome Week中は勇気を出してパーティーに参加してみたり、新しいパブやカフェを開拓してみたり、なるべくたくさんの人と交流を楽しんでいました。おかげでいろいろなバックグラウンドを持った友達ができ、エディンバラ大学内での交友関係は一気に充実しました。(暮らしているエリアが近いというのもそうですが、街を歩いていたら、ほぼ毎回知り合いに遭遇できます)

おまけに、10/1-10/2はミラノに向けて大移動をして精神的にも体力的にもつかれていましたし、(こちらはまた別の記事でお話します) 疲れの蓄積、免疫力の衰え、ソーシャルな場への積極的な参加、つまりコロナウィルスになる条件はすべて揃っていたといえるでしょう。

異変を感じたのは、水曜日(10/5) の朝でした。朝起きて最初に思ったのは、「授業に行きたくない」。ただそれだけでした。これは自分にとっては、めったにないことです。「しんどいな」とは思うけれど、「行きたくない」と思ったことは今まで一度もなかったのです。しかし、あの時は、はっきりと、「休みたい」と感じました。体からのサインが出ていたのです。

微かな身体の重さ、だるさも感じていましたが、「眠いだけか…?」とその時は軽く考え、授業には出ることにしました。
しかし、先生の話を聞いているうちに、どんどん体調の異変を感じました。授業の内容が全く頭に入ってこず、ゆっくりと視界がぼやけ、身体がどんどん溶けていくような感覚。2時間が永遠のように感じました。「休めばよかった…」と激しく後悔しながら帰宅し、嫌な予感を抱きながらキットで確認すると、やはり結果は陽性。

ここで「体のサインには正直になろう…」と反省しました。いつもの状態と違っていたら、これからは休むことを最優先にしようと思います。腹痛、頭痛、体のだるさなど小さな警告を無視していたら、やがてとんでもない結果になることを痛感しました… (友人にもたぶんうつしてしまったし…)

友人の温かさに救われる

 毎回、人に助けられた話ばかりしているような気がしますが、(本当に優しくていい人ばかりなので….) コロナウィルス感染の際は特に友人に助けられました。

陽性が発覚した瞬間から隔離を決め込み、その週の予定をすべてキャンセルしました。メールで「コロナにかかっちゃった、今週は遊べない、ごめんね」を連呼する私に対して、みんなの反応は「困ったことがあったら何でも言ってね!」でした。この時点ですでに号泣。本当に弱っているときに受けた思いやりは、なんて滋養のあるものなのでしょうか。心の深いところにしみわたって、じんわりと広がるようでした。寒気はするけれど、心はとても温かかったです。

幸いにして症状は軽く、2日間で熱は引いたのですが、その2日間がつらかった。その間、身体を全く動かすことができませんでした。全身が痛み、熱が出て、意識がもうろうとするのです。共有スペースのキッチンには当然行けず、外にも出られず(感染拡大防止の観点もあるが、シンプルに体が動かない)、タイミングが悪いことにちょうど食料ストックが尽きようとしていた時期と重なり、2日目には食べ物がほとんど尽きようとしていました。留学先で病気になってただでさえ不安なのに、看病をしてくれる環境もなければ、食べ物もない。

「こんなんでコロナ治るのかな…」と不安になりかけていたとき、すぐに手を差し伸べてくれたのがベリーズ人の友人たちでした。薬や栄養のある食べ物(フルーツ、ベリーズ料理など)を私の寮まで運んでくれたのです。友人たちが作ってくれた、チキンとグリーンピース、玉ねぎなど野菜がゴロゴロ入ったベリーズ風チャーハンを食べた時の感動は、たぶん忘れられないと思います。(幸い、味覚は失われませんでした) ほのかなスパイスが口いっぱいに広がったとき、安心して力が抜けました。普段、健康だとありがたみはあまり感じられないけど、暖かい食べ物には、力があるんだなあと再確認できました。本当においしかった。

その二人、そして彼らが所属するフラットの人々が選んでくれた食べ物、そして薬のおかげですっかり元気になり、残りの隔離期間をなんとか過ごすことができました。彼らのほかにも、雨が降る中から揚げとサンドイッチを寮まで持ってきてくれた友だち、ZOOMや電話でたくさんしゃべってくれたみんな、この場を借りて、お礼を言わせてください。本当にありがとうございます。

これからのモットー

 まとめです。今まで私は、いわゆる「がんがんいこうぜ」タイプでした。学部時代から、完璧主義まではいかないのですが、勉強、人間関係、課題活動、趣味、全部納得いくまでやりこみたい!!!!と自分にプレッシャーをかけ続けるタイプでした。
しかし、これからは「いのちだいじに」、つまり自分のキャパを超えないように、力を入れる場面と入れない場面を見極めることを重視しようと思います。ずーっと全力で走っていると大変だし、結果的に取り返しのつかない結果になってしまう可能性もあるな…と今回のコロナ感染で痛感しました。
これからは健康第一で、早寝早起きを意識して(これ書いてるの夜中だけど…) 留学生活を引き続き頑張っていこうと思います!

長い記事をここまで読んでくださった皆さんが、健康で元気に過ごせますように。
それでは!!!!!

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