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ヒゲナガゴマフカミキリ -Palimna liturata-
外見
白地に黒点をちらした2cm前後の中型カミキリ。このホルスタインのような模様は単体で見るとかなり目立つが白いブナの幹にいると保護色となる。
仲間
ヒゲナガゴマフカミキリはゴマフカミキリとついているが、ゴマフカミキリ族ではなくヒゲナガゴマフカミキリ族である。ゴマフカミキリとついているが種類的には遠く離れている。体形は似ているものの体色に似たものはいないので見分けることは容易
生態
ブナ帯やブナがあるような山地に生息している。
ブナ・イヌブナ・ミズナラ等のブナ科の衰弱木や枯れ木で樹皮を食べている。主に夜に活動するが、昼はそのまま同じ木で隠れることも少なくなく暗がりや刺激を受ける等の理由で活動することも少なくない。
ホストもおそらく食している木にそのまま産みつけると思われる。
採集方法・レア度
採集方法は、ビーティングだと思われる。樹皮が白くない木についているとかなり目立つのでルッキングもあり。
レア度としては、☆5ぐらい。ブナ帯であれば容易に見つかると言われているが、根本的にブナ帯へのアクセスというのは西日本では中々難易度が高い。それに伴って、ヒゲナガゴマフカミキリの採集難易度も西に行くにつれて高くなっており、例えば大阪府では数か所でしか見つかっていない。
一方で、関東では高尾山である程度見られるほか、東北地方や北海道では低山帯でも採集できることを考慮して真ん中のレア度の☆5とした。