月にかわってアマビエよ! part3
前回の続きだよ。読んでない人はpart1から読んでね。
日本には八百万の神様といって神様のたくさんいる国です。そして、妖怪も負けず劣らずたくさんいるんですよね。ゲゲゲの鬼太郎みればわかると思いますが。
人の想像力が作った虚像で他者と共有でき、社会生活においてパワーを与えてくれるもの。そういったものが神さまというならば、日本人お得意のアニメやマンガのキャラクターも神さまと呼べるのではないでしょうか。オタクの推しに対する情熱や信仰心をみてもそれが如実に説明できます。ガチャに投じるお小遣いは神社にお賽銭を入れるような感じでしょうか。
すなわち、コロナ時代の最強キャラといえばアマビエ。今まで割と影薄かったアマビエが神さまにのし上がってきたといっても過言ではないでしょう。
話は現代アートにうつりますが、アンディーウォーホルはキャンベルスープなどの商業デザインやマリリンモンローなどのスターのイメージを反復することによって消費社会での産業のダイナミックなパワーをアート作品とし、成功しました
Andy Warhol (1928-1987) Marilyn Diptych. 1962 silk screen ink, and graphite on linen.
アマビエプロジェクトはこのウォーホルの戦略を応用し、コロナ時代のマスコット的アマビエのコスプレをして街を練り歩くことで、このコロナ禍で浮かび上がったさまざまな社会問題、それに対する人間の意識へ疑問を投げかけます。
part4に続きます〜。
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