心と体のコントロール②行動について
今回は行動について書いていこうと思います。
人間の行動は感情によって決められるといってもいいでしょう。
しかし「自分は感情的な人間じゃない。いつも考えて行動している」と思う人もいると思います。僕のそのタイプです。
僕の場合ですが、結局のところ、考えることによって安心を得ることができるから、できるだけ考えてから行動をとるようにしています。僕は、「しっかりとロジックで指針をしめさないとどうなるかわからない」と不安をかかえるから考えを巡らせるのです。
心の動きが体や脳を動かします。
前回の例を用いてみましょう。
「公園のベンチで読書を楽しんでいたあなたのもとへ見知らぬ首輪のついたゴールデンレトリバーが駆け寄ってきます。飼い主らしき人は周りにいません。」
「きっと噛まれて怪我をする!」と思考した人は恐怖を覚えます。
そして行動に移します。
手足を引っ込めて防御姿勢をとったり、
走って逃げる人もいると思います。
大声で叫ぶなんてこともあるかもしれません。
「飼い主が心配してるかも…この犬も家族と離れて怖がってるかも」と心配をした人は?
周りをキョロキョロと見て飼い主を探すか
犬がどこかに行ってしまわないように捕まえるかも
現実にあるストーリーは次々と話が進み、場面を変え、せわしなくめぐっていきます。
その一片を切り離して、一コマだけを見てみただけでもこんなにも多くのことが起きています。
「公園のベンチで読書を楽しんでいたあなたのもとへ見知らぬ首輪のついたゴールデンレトリバーが駆け寄ってきます。飼い主らしき人は周りにいません。」
という出来事
「きっと噛まれて怪我をする!」
という自動思考
恐怖
という感情
走って逃げる
という行動
そのあとに結果がついてきます。
出来事→思考→感情→行動→結果
この連続が常に我々の生活のなかで起きています。
感情や思考に気が付けないことはよくあります。
なんなら自分の行動にも気が付けないこともあります。
自分の心と体のコントロールにはまず、これらをしっかりと認識する必要があります。
見えていない部分があれば、そのほかの部分に目を向けてみましょう。
どうして自分がそうなったかのヒントは必ずちりばめられています。
まずは分析。そこからスタートです。
次回書く内容は迷っています。
人によって、時によって、物事の見え方は変わります。
だからどんな順序で言葉を運べばいいかそれも一つではないです。
ただとりあえず心と体のコントロールにおいての、自己分析の仕方というスタートラインには立てました。
ただ、やり方がわかったからと言って、できるとは限りません。当然です。
僕もそうです。
スキージャンプの方法を理論的に理解しても、その瞬間から飛べる人はいませんよね?
いくら練習を積んでも雪や風、体調、周りからのプレッシャー、他の選手。条件は常に変わります。
インターネット上にあるこんなたわごとを読んだだけで心と体のコントロールがいともたやすくできるようになるわけありません。
仮にそれが、しっかりと学んできたからと言っても同じことです。
しかし、学習と練習、そしてチャレンジがなければ成功はありえません。
今回は、学習のスタートラインに立てました。本当ならもっともっと深堀したいのですが、それは機会があればということで。
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