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令和6年度版2級土木施工管理技士 最新情報あり 忙しい人 時短学習


こんにちは たぬ吉です。

令和6年度より受験資格が変更となります。
令和6年10月に、1級土木施工管理技士試験の二次試験が実施され出題形式がわかりましたので、最後にお知らせしたいと思います。
2級の試験対策として活用できそうです。

経験記述の設問では、「自身の経験に基づかない解答を防ぐ観点から、設問の見直しを行う。」とされています。
これは、自身の経験ではない解答を記載している技術者も多数いるということが推察されます。
記述には、書き方があります。多くの方が「自分の現場ではそんな記述は書けない」など難しく考えすぎています。
そんな発注者の方、スキルアップを目指す若手技士、時短学習で悩んでいるあなたは必見です。
2級土木施工管理技士試験では、必須問題として経験記述を記載する箇所があり、出題パターンは、「品質管理」「工程管理」「安全管理」「施工計画」の全部で4項目あり、この中から出題されます。実際に自分が経験した現場について記載することが重要です。「パクリはダメ」です。

直近10年間の経験記述テーマは次のように出題されています。

  • 平成25年  品質管理・安全管理

  • 平成26年  工程管理・安全管理

  • 平成27年  品質管理・工程管理

  • 平成28年  品質管理・安全管理

  • 平成29年  工程管理・安全管理

  • 平成30年  品質管理・安全管理

  • 令和元年  品質管理・工程管理

  • 令和2年    工程管理・安全管理

  • 令和3年    品質管理・安全管理

  • 令和4年    品質管理・工程管理

  • 令和5年    安全管理・工程管理 

上記から分かるように、「品質管理」「安全管理」「工程管理」については、必ず押さえておく必要があります。また、同一現場での事例で3パターン作成すると、工事名、工期、工事内容などの共通事項を複数覚える必要が無くなるのが、良い点です。
今回は、同一現場における、「品質管理」「安全管理」「施工計画(環境対策)」についての記述のほか、複数の現場での記述を準備したので参考にして下さい。
まずは、「品質管理」に関する経験記述です。

①課題:品質管理(擁壁工事)

設問(1)の工事名、工事内容等については、間違えることがないように暗記しましょう。

1.     課題     品質管理
2.     工事名    〇〇地区治山工事
3.     発注者    〇〇市〇〇部〇〇課
4.     工事場所   〇〇市○○町○○ 地内
5.     工期     平成〇年10月10日~平成〇年1月21日
6.     主な工種   コンクリート擁壁工 法面保護工 土工
7.     施工量    擁壁工30.0m(V=30.0m3)、法面保護工A=177m2
8.     あなたの立場 発注者側監督員


(1)特に留意した技術的課題
本工事は、人家裏の荒廃した山腹にコンクリート擁壁工を構築し山腹の崩壊を防ぐ工事である。
擁壁工の施工にあたり、コンクリート打設時期が、12月から1月に予定された。当現場付近の冬期間は日平均気温が4℃以下になるため、コンクリートの凍結が懸念される事から、寒中コンクリートとしての品質を確保することが技術的な課題となった。

(2)技術課題を解決するために検討した項目と検討理由及び検討内容 
寒中コンクリートの品質を確保するため、以下の検討を行った。
①   コンクリート打設後の養生方法と養生期間
②   初期凍結を防止するために、圧縮強度が5N/mm2に達するまでのコンクリート温度を5℃以上とし以後2日間は0℃以上に保つための温度管理方法
③   保温性を高めるための型枠材として、熱伝導率の小さい型枠材の使用
以上の検討を行い、品質を確保するための指導を行った。

(3)上記検討の結果、現場で実施した対応処置とその評価
上記の検討内容について、現場では次のことを実施した。
初期凍結対策として打込み部を足場材とシートで囲いヒーター、練炭による給熱養生を実施し、打込み後から5N/mm2の圧縮強度に達するまでの初期養生温度を5℃以上確保した。以降、0℃以上を保つ為、3時間毎に養生空間内の温度測定を行った。
以上の対策を行った結果、寒中コンクリートの凍害を防止し、所定の強度を確保することができた。

②課題:安全管理(擁壁工事)

(1)特に留意した技術的課題
本工事は、人家裏の荒廃した山腹にコンクリート擁壁工を構築し山腹の崩壊を防ぐ工事である。
擁壁工の施工にあたり、現場は住宅街かつ人家裏で非常に狭く、住居までの距離が最短で1.5mとなる区間があった。そのため、掘削作業時の重機と作業員との接触や、挟まれ事故が想定されたため、重機作業における作業員の安全確保が技術的な課題であった。

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