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起こせ、良き化学反応 ~移住者インタビュー第四弾 後編~


移住者インタビュー 第四弾でご紹介した渡邊さん。介護福祉経験30年の大型新人?として、その経験が裏付けた言葉や言葉の選び方など、渡邊さんへのインタビュー 第四弾の後編です。

自宅漁港近く漁港付近

ー海士町へ移住して、休みの日はどのように過ごされていますか?
予定がある日に休み希望でお休みをいただくことが多く、地域の行事への参加(道路掃除・海岸掃除・地区のお祭り等)を楽しんでいます。また、同じ移住の仲間とランチをしたり、夕飯を食べたりしていますが、なんと言っても「愛犬 空(そら)」との時間を楽しんでいます。住んでいる崎地区は坂道が多く、私も愛犬 空も足腰を鍛えられています(笑)

ー移住して自分が変わったなぁと思いますか?
基本的には、何も変わっていないですね。ただ、前職など役職をいただいていて、残業時間も多かったので仕事に追われていた感じで、仲間と食事をする時間などはなかったですが、今は役職もなく、定時退社して、仕事以外の時間は「家族」「仲間」と過ごせています。時間はすべての人に平等。その中でその時間を大切な人(犬)のために使いたいですね。

明屋海岸・愛犬 空くん

ー3年後、どうなっていると思いますか?
明日のことさえもわからないのに、3年後ですか・・、わかりませんね。
ただ、自分を必要としてくれる、自分が輝いている「環境」であってほしいと感じています。人は必要とされることで輝くと思うんですよね。だから、頼られ、必要とされる人になっていたいですね、仕事でも家庭でも(笑)
人は出会う人で、様々な化学反応を起こすと考えています。「この人に出会ったから・・・」ということって、今までの人生でも大きく影響しています。もちろん、その出会いで良くなったり、悪くなったりもあると思いますが、この海士町で自分自身の成長のためにも「良き科学反応」を起こしたいんです、仲間や高齢者の方々にも、「あなたに出会えて良かった」と感じてもらえるように。 そして、多くの方々の「想いの実現」の隣人でありたい。実現する瞬間に隣にいて、共に笑顔でいたいですよね。

ー海士町の中で好きな場所を教えてください。
海士町の玄関「菱浦港」ですかね。町の玄関口として、本当に素敵な雰囲気ですよね。木造作りの建物や、海から見た菱浦港も本当に素敵ですよね、Entoが見えてきた時とか。
自宅のある崎地区から車で20分強かかるんですが、ほぼ毎日行っているかもしれません(笑) はじめて海士町へ旅で来た際も、菱浦港の景色は感動しました。 出会いと別れの場所だけに多くのストーリーを感じますね。八月に行われている「海士町 大感謝祭」(キンニャモニャ祭り)の聖地でもありますよね。残念ながら、今年は台風の影響で中止になりましたが。


菱浦港の停泊する「どうぜん」(カーフェリー)

ー移住を考えている方々にメッセージをお願いいたします。
まずは海士町に旅行でいいので来てみてほしいですね、頭で考えても、見えないものについて考えることには限界がありますので、まずは現地に来てみて、このゆっくりとした時間の中で、考えてみるということではいかがでしょうか? 考えることは、自分との対話だと思うんですよね。 現代人は、意外に時間に追われていて、自分との対話時間が少ないと感じます。
だから、「考えること」はとても大切だと感じます。
人はいつも心のどこかで感動を求めていると思うんですよね、そんな感動が間違いなく、海士町には、たくさんありますから。満足を超える感動が・・・。待っていますよ

(編集後記)
移住する前の渡邊さんは「誰かのためになる、人が喜んでくれることをするのが好きなんです」と言っていかのを思いだしました。思いやりは決して福祉職だけの言葉ではありませんが、プロとしての思いやりを実践し気付かせてくれる存在です。海士町全体に「良き科学反応」を起こしてくれることは間違いないでしょう。今後の渡邊さんの化学反応は続編で紹介します!お楽しみに(一)





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