「ピースとハイライト」海士町社会福祉協議会 事務局長コラム
Peace とhi-liteはロングセラーのタバコの銘柄
私が通った時代(昭和)の学校では教員が教室でタバコを堂々と吸っていた。
担任の机の上にはPeace(缶ピー)が鉛筆立ての隣にいつもあった。さらに言えば、鉛筆立ても缶ピーだった。
休み時間にタバコの葉っぱをピンセットで抜いて、鉛筆削りのカスを詰め込み、めちゃくちゃ怒られた夏の日を思い出す。
思えば、先生への悪戯が度胸試しだった。悪いことしているのはわかっていて、見つかれば怒られる、というか殴られる。成功すれば英雄、殴られたことが武勇伝になるという、なんとも間抜けな話だ。
世間もテレビも悪戯を認めていて、少年たちは「まいっちんぐマチコ先生*」に憧れた。
生徒だけではなく、先生も一緒に悪戯して盛り上がった。教育実習生への試練だと、実習生の授業中に時間を決められ、缶ペン(当時流行った缶でできた筆箱)を一斉に机から落とせ、と先生から指令されることもあった。酷い話だが面白かった。
今は何かとハラスメントで訴えられる。もちろん教師への悪戯も生徒への体罰もしてはいけない。教員が率先して悪戯するなどもってのほかだろう。時代は変わっても基本人間は変わらない。何をしても怒られる時代では匿名でネットに誹謗中傷などで憂さ晴らししているのかもしれない。何がいいことなのやら…
ただ、昔だけが「豊か」だったかと言えば、そうでも無い。今だけが「酷い世界」だとも思わない。時代の変化についていけてないだけ。時代は変わるし、変わっている。その変化についていけない事を「老害」と言うらしい。
海士町社会福祉協議会は法人が合併し、まさに時代が変わった。でも色々な変化に対応するのは本当に大変。多くの職員は今のままが1番いいと思っているし、何も変わりたく無い。作り上げたものを壊したくないのだ。
ただ未来に継ぐ責任として、我々は変わらなきゃいけない。
新しい仲間と新しい時代を作るのだ
努力しよう、助け合おう、愛し合おう。
♪♪
歴史を照らし合わせて 助け合えたらいいじゃない
硬い拳を振り上げても 心開かない
都合のいい大義名分(かいしゃく)で 争いを仕掛けて
裸の王様が牛耳る世は…狂気(Insane)
20世紀で懲りたはずでしょう?
燻る(くすぶる)火種が燃え上がるだけ
色んな事情があるけどさ
知ろうよ 互いのイイところ!!
希望の苗を植えていこうよ 地上に愛を育てようよ
この素晴らしい地球(ふるさと)に生まれ
悲しい過去も 愚かな行為も
人間(ひと)は何故に忘れてしまう?
愛することを躊躇(ためら)わないで ♪
でも昭和ってよかったよなぁ(^^)
引用 サザンオールスターズ 「ピースとハイライト」2015
(海士町社会福祉協議会 裸の王様 片桐一彦)
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