「たのしさ」を循環させる ~あまっ子出前講座~
「夏休みひまわり(海士町社協)で出前講座できますか?」
問い合わせてきたのは、放課後児童クラブ あまっ子
けいしょう保育園が運営している、島内唯一の放課後児童クラブだ。夏休み期間は、元気な小学生がたくさん集まる。その子たちが体を持て余さぬよう、のびのびと動ける活動をさせてあげたい、とのことだった。
「もちろん!」
これは子どもたちと交流する絶好のチャンス!と思い、と二つ返事で依頼を受けた。
たつぴーじゃん!
当日、集合するやいなや「うわ!たつぴーじゃん!なんでいるの!?」と驚きの様子
※「たつぴー」=職員のニックネーム
福祉学習や下校見守りで関わったことがある児童も多いため、始まる前からワイワイガヤガヤ。知った顔が増えていくのはうれしい!子どもたちの元気は周りを元気にしてくれる。やっぱりこうでなくっちゃ。
みんなで準備体操をして、さっそく活動を開始した。
無限の体力
今回はキャッチボール(スカイクロスVer.)やドッチビー、的当てゲームなどの投げる遊具を使った活動をした。子どもたちは楽しそうに動き回り、時折水分補給はするものの、ちょっと休んだらまた動く。
すごい。。。無限の体力だ。
こっちは全体の見守りだけで、クラクラしてきてきている。
「自分だって若いはずなのに!」と、少し悲しくなった。
4年の子が低学年の子に「これ投げていいよ」と
最後のゲームはドッチビー。小学1~6年生の混合チームだと、どうしても力の差が出てしまうなぁと思っていたがそこで素敵な場面に遭遇した。
4年の子が、低学年の子たちに「これ投げていいよ」とドッチビーを渡したのだ。
渡した子は運動神経が良く、チームの主戦力であることは間違いなかった。恐らく「このまま自分ばかり楽しんでいても、周りは面白くないかも」と感じたのだろう。
たった1時間の活動だったが、優しさと熱気に溢れた素敵な活動となった。
「たのしさ」の循環
家族や地域の大人が子どもに楽しいことを伝えたら、その子が大人になったときにそれをまた次世代へ伝えていく。
こんな風に、自分が体験したこと、感じたことというのは、次世代へ繋がり、循環していくものだと信じている。
この町に「楽しさ」の循環が生まれていくように、これからも地域に笑顔が増える活動を続けていきたい。