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誰でも1番になれるチャンスがある町  ~移住者インタビュー 第五弾 前編~

過疎化の波を乗り越え、持続的な島の未来にむけて挑戦を続ける島・海士町。本年度、新しく我々の仲間になって挑戦者の想いを聞くシリーズ・第5弾。
世界20ヶ国近くを1年強で旅をし続けた、道和良太さんにインタビューをしてみました。

旅で出会った人たち、笑顔が印象的

ーーまずは、聞き手としては、世界20ヶ国近くを旅してきたことに触れないとですね(笑)
当時、とにかく忙しい日々で、心身共に限界になりそうになった時に、
「人生は出来る限り、悔いのないように生きよう!」って決めたんです。
高橋歩さんの本や生き方に触れて、世界を旅したい!と思っていましたし、
友人夫婦が世界一周の旅に行ったことも大きく影響を受けましたね。
けっして、英語は得意ではありませんでしたが、南米やアジアを中心に旅してきました。
印象に残っている国としては、コロンビアやペルーですかね。コロンビアは、治安が悪いから行かないほうがいいと言われていましたが、そんな国ほど、人がいいんですよね。世界の国々でいろいろな楽器を知り、そんな楽器を通じて、人の輪が出来るんです、本当にいい思い出です。 
食事はやはり日本食が一番ですが、ペルー料理やタイ料理はおいしかったですね。

世界遺産「マチュピチュ」

ーーさて、本題に移りますが、海士町へは今年(2024年)5月末に来られたわけですが、びっくりしたことはありますか?
小学生や中学生が、元気よく挨拶をしてくれることですね、大人でさえ、きちんと挨拶が出来ないこの時代に。挨拶、大切ですよね。 
びっくりしたという意味とは違うかもしれませんが、「なにもない幸せ」を感じています。都会の喧噪で「選択肢」が多い生活は、脳が非常に疲れます。今、すごく心地がいいんです、海士町生活は。

ーー外国から戻られて、すぐに海士町へ来たんですか?
九州の高千穂とか少し日本も旅してから、海士町へ来ました、日本ではバイク旅でした。日本は安心・安全な国であることを改めて感じました。海外での旅は、いろいろな意味で、日々、ドキドキしていましたからね(笑)

ーー海士町での生活はいかがですか?
日須賀地区に住んでいますが、とにかく大好きな場所です。海士町の人でさえ、夕陽の沈む絶景が好きな人も多い地区が住まいですからね、目の前の海も最高です!! 地区の方々ともソフトボール大会に出たり、かんこ船のレースに出たり、快適ですよ。もっともっと近所付き合いをしていけたらと考えています。

ーー休みの日をどう過ごされていますか?
海で泳いでいますね、ほぼ毎日(笑) 海の幸、海の恵みに癒やされ、
舌鼓しています、とにかく新鮮ですよね、目の前の海ですから。
おかげで筋力もついたように感じます。
あとは趣味の楽器を弾いたり、レトロゲームのYouTubeをみたりしています、楽しいですよ。

ーー海士町の魅力は何だと思いますか?
「仕掛けている人が多い」「挑戦者が多い」ですよね。
そうでない人も魅力的な人が本当に多く、面白い人がとにかく多い。

ーー海士町へ来られて、自分が変わったことはありますか?
今までの人生を振り返っても、海にほとんど入っていなかったので、
海士町へ来てから海に入るようになりましたね。外国では何がいるかわからないので入りませんでしたから。でも、インドでは沐浴しましたよ(笑)

ーー海士町でのお気に入りの場所はどこですか? 今までインタビューした方々は、道和さんが住んでいる「日須賀」を挙げた方もいましたが
もちろん、「家の前」です(笑)
最高のロケーションですよ、海士町民が好きな人が多い場所ですからね、日須賀地区は。

THE「家の前」(日須賀地区)

(編集後記)
世界を旅してきた彼に見える「海士町」の景色がどうように見えているのか? インタビュー前から非常に興味がありました。だからこそ、そんな彼がどんな「言葉」で、何を語るのか? 後編では、その「言葉」が彼の人生にどう影響を与えたのか等も聞け、「海士町」へ移住する最終決断にもなったようです。後編をお楽しみに(広報委員)

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