6/27・7/4 ZOOM「場の、感染対策を考える」
以前、小児科医による子どもの医療のかかり方の講座を開催した時に、参加者さんの中で「数字にしてここまでは大丈夫、という目安を知りたい」という方がいらっしゃいました。先生は「その子の体調にもよるけれど、目安はこのくらいですよ」と答えてくださいました。その後しばらく経ってから、同じ方から、質問が届きました。「違う記事を見つけたのだけれど、どちらが正しいですか?」というものでした。
先生に確認をとりました。「全部ダメ、と言ってしまうほうが易しい。「ここまでなら大丈夫だよ」ということには責任が伴うから。全部ダメにしてしまうほうが楽だけれど、自分は医師として「ここまでは大丈夫である」ということを、責任は発生するけれど言いたいと思っている」というお話をしてくださいました。
このお話を聞いたとき、我が子が小さかったこともあり、親としての指針のようなものを得たと思ったのです。「責任は伴うけれども、責任が伴うからこそ、ここまでは大丈夫である、という基準を示すのが大人である」という話だと捉えました。
なんでもダメというほうが簡単です。
たとえば、川遊びには危険があります。だからダメ。じゃなくて、ライフジャケットの装着の仕方を知り、また川についての知識を学び安全に遊べる方法を習得し子ども達にも伝えたうえで、安全に川遊びを楽しむ。絶対にやってはいけないことや踏み入れてはいけない場所を知り、それらを踏まえたうえで、大人がしっかり目を配りながら子ども達は思いきり遊ぶ。
たとえば、そのようなことかと思っています。
今まさに感染の対策が学校や様々な場所でとられています。様々なガイドラインが出て、とても良いものがあれば、首をかしげるものもあります。
すべてがガイドラインだから、では済まされず、自分の頭で、考えることがとても大切です。
子育て支援の広場を持っている方などは、様々なガイドラインをお読みのことと思います。考えたり迷ったりしながら、ご自分たちの場のルールを決められていると思います。また個人の支援者ひとりひとり、どこまでどのようにというのを考えていることと思います。
それぞれが一定程度学んで、そして具体的なことなどは、質問を持ち寄ってざっくばらんに聴いてみるオンラインの場を作ります。
6/27と7/4の夕方です(時間はご参加の方に)
感染症の専門医に参加していただきますが、正解を聞く会ではなくて、一人一人が自分たちの場にとってのベースとなるものをつかみ、その後はそれぞれの場で考えていただくような、そんな会にできたらと思っています。
堅苦しいものではなくて、ざっくばらんなものです。
参加費ひとり2000円でZOOMを使ったオンラインの会です。お申し込み方法はまた改めてお知らせします。
支援者の方、競技指導者の方、子育て広場など場を持っている方等が対象です。
講師はこちらの先生ではないですが、とても大切なことが書かれているので、ぜひ以下をお読みの上でご参加ください。
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