休校中の教育について考える

休校中の教育について思うことを自由に書こうと思う。

自由に、とはじめに書いたのは、先生の頑張りとか考えてしまうと何も言えなくなってしまう。

だから、申し訳ないけれどそこは少し横に置いておいて自由に考えてみたいと思う。

医療においては、医療費のこととか治療のこととか、できるだけ全国統一で、できるだけすき間から零れ落ちてしまうことがないように、ということに力を注いでいる。もちろんそう願っていたってそうはいかなくて、市内に小児科医が一人もいない地域もあるし、その環境環境でしかできないものはある。

教育はどうだろう。もちろん教育もすき間から零れ落ちてしまうことがないようにという面はありつつ、少し違うかなと思う。

考えているのは、オンライン授業のこと。小学校であっても私立ではどんどんやっているところもある。県によっては動画配信、さらにテレビも同時配信、市の教育委員会が作った一本の動画、というものではなくて、きちんと各学校の先生によるオンライン授業、というところが、公立でもある。

周りを見て、全国でできないから待て、ということは一切なく、できるところからどんどん始めてほしいと思うし、現にそうなっている。まぁ、医療だってそうですね。

できることから少しずつ、じゃないかな。

まずは生徒と先生との一対一の電話。これすら叶ってないところが多い。次は生徒との顔見てのオンライン通話。続いて、クラスメイトとの通話。準備ができたら、授業。

休校になったのは、3月からなのだ。もう2か月半が過ぎた。

小学生のオンライン授業、特に低学年は難しいと言われる。

機械の操作に親の手が必要、そうかもしれない。PCやタブレットを持っていない子の問題もそうだけれど、家にいられない親だったら子どもがつながることができない、等問題はあるだろう。

でも。自分のクラスの何人の子どもが使えて、何人の子は使う手段がない、PCがあっても繋がれない、などまずはヒヤリング。これが第一段階。

それから貸与のこととか、家にいられない親の子がいる場合の対応など、個別ケースを深めていく。少数ならば、学校へ来て、しっかり距離をとって学校でオンラインに繋がることだってできる。

PCの数が十分でないなら、各学年、週に一度ずつだっていい。
たとえば、6年生は月曜日にオンライン授業。家で繋がれる子は家で繋がる。繋がれない子は学校へ。PC教室を使ってもよいし、タブレットを各教室に数台ずつ配置する。そこから繋がる。

週に一度月曜日だけ、だとしても何もない今よりいいと思う。

オンラインですべて解決、とはまるで思わない。

授業が無理でもまずはホームルーム、小学生なら朝の会、帰りの会、とかね。それがあることで学習が進む子だっていると思う。

この機会にできることを少しでも前に、とは思う。

学校が再開になったときに、もともと不登校だった子のために、オンラインで授業を受けられる環境になっていたら良いなと思う。

山ほどあがっている教育関係の動画、それを見ればいいじゃないかと思うかもしれないけれど、それは違うだろうと思う。

そういうもんじゃないだろうと。

時間割を決めて、新学年の宿題も次々に出している学校もあるそうだ。しかもそれが一学期の評価につながるところも、と。

なんてこった。

教育ってなんだろう。できることを少しずつ互いに歩み寄りながら進めないと。大学生ではないのだ。

子どもが自分ひとりでもできるのか?想像力を。

そして私達親も考える。考える。

どんな形がいいのか。出されている宿題は適正なのか?

この自粛期間、やりたいことができない中で、子どもたちが笑顔で過ごしていることが何より大切。もうそれで満点だと思っている。プラスで自ら学習できたら素晴らしいこと。学習だけではなくて、どんなことでも、自分で楽しみを見つけて毎日を過ごしているだけでもう満点。私は結局、そう思うんだよね。だから、なにがなんでも毎日のオンライン授業を!というわけではない。

何にもどこにもつながっていない子どもたちが宿題をやらないことは、むしろ当たり前じゃないかな・・・?親が子をコントロールしようとすることの弊害だって、忘れたくない。

でもね。やっぱり、緊急事態だけれど、やりようを考えることは大切だと思う。

4月のとにかくすべてを自粛し緊迫した時点と、今でもまた少し異なる。

学校再開に向けて、この3か月、学校が本来目指すべきだったところは?目指すべきだったやり方は?

先生方もきっと考えてくださっていることと思う。何もできなかった(プリントやドリルを配布しておしまい)学校はなにができない要因だったのか?再開しても、一緒になって考える。(プリントを作ることが大変だということもわかる。でも教員の大変な労力はそこにかけるものだったのか?)

親の持つ力、親の与えられる環境、そんなものに左右されない教育環境を作るのが公立の役割、だもの。

他県の話、私立の話、他国の話、たくさんたくさん聞いていろんなやり方を知る。
1つでも何か1つでも、子どもたちが学習を進めるにあたり、とっかかりとなることを1つでも学校側からあったら良いなと思うのです。

保存した動画がいいとかオンラインがいいとかラジオがいいとかテレビがいいとか、今は特に何が正しいじゃなくて、持っていない人への配慮、そこはなんとかカバーしながら、足を止めることなくなんらかの先生から生徒への働きかけがあればと思うのです。

生徒の気持ちを起こさせるのが先生の役割であって、宿題を与えるのが先生の役割ではないと。課題を出して、生徒が提出した課題の丸付けをすることが、先生の役割でもない。

特に中3の受験生(続いて高3)についてはもっともっとフォローが必要かと・・・
塾に行ってるから、塾でオンライン授業があるから良い、なんてもんでは決してないのだよね。

今さらだって打つ手はないかな。31日までのあと2週間、変えられるものはないかな。親としても、考えるのだ。

いま、学校再開にあたり分散登校のこととか先生方が大いに考えてくださっていることと思います。
だからこの2週間何かすることではなく6月からのことを考えていることも理解したうえで、それでも、この先また第2波、第3波が来ることも考えて、いま少しでも改善できることをと思います。

※特にわが子(うちの子)の学校はどう、とかそういう話ではないので、そこもどうか横に置いておいてください。

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