”看護実習”を海士町で行いました!
2023年9月。4名の看護学生さんが"実習”で海士町に来てくれました!
”僻地医療”の臨地実習の場として海士町を選んでくれました。
実習内容
今回の実習では福祉施設や海士町役場の保健師さんによる地域の健康相談への同行や海士診療所の見学を中心に行い、島の医療を知っていただきました。
また、海士町の土地や景観を知るための島内ドライブをしたり、
地元の方と郷土料理を作って、実際の生活を感じたり、
医療だけでない海士町の全体を体験していただきました!
「僻地」であるけれど「不便」ではない
海士町という離島での初めての実習で感じたことを、4人の看護学生さん、それぞれに聞いてみました!
今まで体験したことのなかったことをたくさん経験できたと語ってくれた
1年生のYさん。
「フェリーで本土から3時間という"僻地"ではあるけれど、住民の方のお話の中で"不便"という言葉が出てこなかった」
諏訪苑の涌井苑長の「便利なものは"ない"けど"暮らしがある"」
という言葉が強く印象に残ったと教えてくれました。
自治医科大学のある栃木県では海がなく、隠岐の美しい海や放牧されている牛などの自然豊かな環境を見て感動していました。
福祉施設では利用者さんの元気溌剌な様子もこれまで病院での実習しか経験していなかった中では非常に新鮮だったようです!
人と人との繋がりが深い
助産師の資格取得も視野に入れている1年生のMさん。
保健事業の健康相談に同行し、
保健師さんと住民の方との距離の近さがから
「繋がりが深いことで些細な変化にも気が付ける関係性が築けていることを感じた」と教えてくれました。
海士町では2,300人のうち約200人が移住者であり、
若者も島内に多くいます。
島内を巡る中で、若者と住民がコミュニケーションをとっているのも都会では見られない光景で、町全体の盛り上がりを感じたそうです。
高度な医療を提供することだけが医療ではない
海士町をメディアの報道で知っていて、現地に来てみたいと海士町を選んでくれた2年生のSさん
これまでは病院で働くことがイメージとして強かったそうですが、
福祉施設で半日シャドーイングを経験し、
「離島や過疎地域で総合医が求められるように、
看護師も専門性よりも総合的な幅広い知識が必要だと学んだ。
高度な医療を提供することだけでなく、福祉施設での予防的な関りも重要だと感じた。」
と教えてくれました!
深い関係性を築ける看護師さんになりたい
今回実際に来てみて多くのことを感じたと教えてくれた2年生のKさん。
保健事業での健康相談の際に、保健師さんが住民の方の家族の暮らしまで知っていることが海士町ならではだと感じたそうです。
「上辺だけでなく、深い関係性を築いて相談してもらえる看護師さんになりたい」と真剣な眼差しで語ってくれました。
人生の選択肢が広がった
新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、今回参加できたのは1-2年生。
初めて病院以外の施設、そして都会や本土以外の生活を知り、口をそろえて
「視野が広がった」
「人生の選択肢が広がった」
「島での生活、仕事に興味が湧いた」
と嬉しそうに言ってくれました!
これから様々な実習を経て看護師としてのキャリアを考えると思いますが、いつか、成長した姿で海士町に戻ってきてもらえたら嬉しい限りです!
最後までご覧くださり、ありがとうございました!
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