海外カンファレンスに参加する価値とは何か
こんにちは。天野です。
先週は Global Scrum Gathering Amsterdam 2023 に参加していました。
今回は実に4年ぶりの海外出張でした。久しぶりすぎて行く前はずっとドキドキしていましたが、参加後の今はとても良い体験ができたなと満足しています。
ところで海外カンファレンスって高いですよね。航空券・参加費・宿泊費を合計すると50万円以上はかかります。そのため、コストに見合う価値を組織に説明することに苦労する話をとてもよく聞きます。今日は、自分自身が海外カンファレンスに参加して得た知見を踏まえ、海外カンファレンスに参加する価値を説明してみたいと思います。
不確実な環境に飛び込む練習になる
海外カンファレンスに参加するということは、見ず知らずの土地に行き、現地の移動手段を使って会場に向かい、現地のホテルに滞在することになります。初めての土地では、レストランに行くのも、現地のスーパーで買い物をするのも一苦労でしょう。
まったく見知らぬ土地に行くことで社会的な経験値が強制的にゼロにリセットされ、トライアンドエラーを繰り返して現地生活に適応する過程からはすごい量の学びがあります。いろんな失敗もありますが、それを繰り返すことでスクラムマスターの基礎体力となるような「不確実性耐性」を育みます。
文字通りの何が起きるか分からない環境に身を投じる経験は、スクラムマスターとして現場で活動する際にも飛び込める未知の領域を押し広げる効果があります。
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ありがとうございます。書籍代に使ったり、僕の周りの人が少し幸せになる使い道を考えたいと思います。