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1年間コーチングを学びながら実践して見えたもの
こんにちは。天野です。
昨日、コーアクティブ・コーチングのコアコースのついに最後である5つ目のシナジー・コースの受講を終えました。最初の基礎コースを受けたのが1年前だったので、約1年かけて完走しました。
この1年は、自分なりに日々コーチングを実践しながら、数ヶ月おきにコースを受講して学び直すという期間でした。1年間の実践と学習を通じて、感じたことを書きたいと思います。
最も効果を感じたのは日々の1on1
コーチングの実践の場として最も身近だったのは、毎日のスクラムマスター達との1on1の時間でした。1on1の中でコーチングのコースで学んだスキルを活用することで、より効果的な場にできたと思います。
例えば、認知・反映・励ましなどのスキルを活用することで、力強くメンバーの背中を押すことができました。また、コース中に学習するコーアクティブ・モデルのような価値観は、マネージャーとしてメンバーと信頼関係を築く上でもとても役に立ちました。
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より引用
実践・活用の場として効果を感じたのは1on1ですが、1on1の時間はコーチング以外の要素もあり、純粋なコーチングセッションとしては運用できない問題意識もありました。
社内で1on1とコーチングセッションを分けて運用するなどの取り組みもしたものの、別のものとして同時に運用するのは難しかったため、現在は社内では1on1のみ実施しています。その上で、希望するメンバーには社外のコーチとの有料セッションを受けてもらえるようにしています。
マネージャーの基本スキルとして重要
もともとは、スクラムマスターのスキルのひとつとして重要だという動機でコーチングのコースを受講しました。実際に受けてみて感じたのは、スクラムマスターとして重要なのはもちろんですが、むしろマネージャーの基本スキルとしてコーチングはめちゃくちゃ重要だと思いました。
本マガジンではすでに何度か引用していますが、Googleのre:Workで解説されている優れたマネージャーの第一要件は「良いコーチである」です。
自分自身もマネージャーとして1年を過ごし、いくつかの困難な状況も経験しました。多くのトラブルは、マネージャーが意図的であるかどうかはさておき(ほとんどは意図的でないはず)、指示命令的なコミュニケーションを取ってしまうことでメンバーとの軋轢が生じているように感じました。
マネージャー全員がプロフェッショナルレベルのコーチになる必要はないと思いますが、GROWモデルや傾聴などの最低限のトレーニングを受け、NCRW (People are Naturally Creative, Resourceful, and Whole.) の姿勢を学ぶことで、多くの困難は乗り越えやすくなると思います。
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ありがとうございます。書籍代に使ったり、僕の周りの人が少し幸せになる使い道を考えたいと思います。