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South/iSland物語

コーヒータイム(Coffee Time)
じゅうおう・・たこ焼き?好き!でもやっぱわいはモダン焼きやな!
      わいのケーキー(;0;)シクシク。誰が食ったんやー!
 
≪列光養殖について≫解説:はくりゅうちゃん。
☆ボクたちは池のほかに湖でも魚を飼ってるっス。
◆そのため、寮も二つあって001号室から008号室までが僕たちの住む所っス。寮にはほかに食堂とえっとダイオクジョウ(大浴場と言いたかったらしい)と宿直室も仮眠室もあるっス、地下には本がぎっしり詰まった図書室もあったっスよ(どうやら、図書室には入れてもらえなかったらしい)。もちろん事務所も寮の中にあるっス。そこで、社長たちは仕事をしてるっスね。ボクはれっくうさんとおんなじ部屋っス。でも、ほとんどバンちゃん(バーンナイト)とガンちゃん(ガンタンク)の部屋で遊んでいるっス。
☀寮以外の建物は、発電機室に倉庫に車庫に仕事用の小屋(でかい)があるっス。

ティータイム(Tea Time)
 もぐもぐ・・・「やっぱり丼村屋のアンマンはうまいなあ。」
 はぐはぐ。「しっかし、よく食うなあー。で、と、さて、何から考えっかね?」
 ふぐふぐ??「なにっスかー?」
 「なんでお前がいるんだー!」
「え・・・なにかのう?」 
「なんでおまえもいるんだー!!」
「へ・・・なーに?」むぐむぐ。
「くうなー!!」
三人組を外に追い出して少し経ってから、
「お、もう集まっているかね?」と言いながら社長以下、役員連中が入ってきた。
「あ、まだ、ジムさんと先生が資料をまとめている最中だそうで・・・。」
とたいちょーは答えながら、クラウンと一緒にお茶の用意をしている。
「お待たせ致しましたどす。」
「お、来たかい。じゃ、始めましょうか。」
なにを?

ティータイム(Tea Time)
パリパリ。「そろそろ、夜番の人たちを起こしにいくかのう。」
あぐあぐ。「そうっスねー。」
ぱくぱく。「よっしゃ、行こう、行こう。じゃないと、また、キングさんのゲンコツが。」
ずるっぺターン、ずるっぺターン。
「きたかのう。お主ら行くぞ、こっちから・・」
クルッ、ぺタぺタ。
ずるっ。「帰ったっスねー。行くっス。」
ガラガラ、がらっ。ドタドタドタ・・・。
「うん?誰もいないなあ。」(たいちょー)
「ホンとでござるな。」(れっくう)
「お、お菓子が散らかしっぱなしだなあ。」
「お茶をいれるでござるか。」
  ・・・・・・
ずずっ、ずずーっ、ハアー。ずー、ずーっ、フウー。
こんなに休んでいる人達の会社はどうなっているのお?


えぴそーど24 ある休日の過ごし方
休日(といってもあまり休みはないけど)は何人かで野球をして遊ぶことがあります。メンバーはバンちゃん、ガンちゃん、はくちゃん、獣王君、白龍君、ステイメン君、烈空さん、そして僕(マークツー)です。少ない人数だから、もっと増やしたいなぁ。

えぴそーど25 台風~天気予報~
#ザザッ~ビーガガッ、ザー~#————— サザンアイランド島の降水確率はサザンアイランド島北部で午前は90%、午後は80%。島南部は午前80%午後90%、島東部は午前午後ともに90%、島西部も一日を通して90%です。台風19号の影響で明日は大荒れの天気となるでしょう。(>_<)
 
「明日、台風が来るみたいだな。」
ゴッドマックスは机に向かって書類整理をしながら、近くに座っているキングに話しかけた。休憩に来ていたキングはそれを聞いて、
「やっぱり来るか。じゃあ、明日に備えて、台風対策をしとったほうがいいじゃろな。」
と答えてから、「ちょっと行って来る。」と言い残して、足早に出て行った。
 外に出てみると、空が暗くなり風も強くなって、本当に天気が悪くなって来ていた。風で飛ばされないように帽子を深くかぶり直しながら、キングは歩き出した。すると、キングを見つけた社長が走ってきて、
「やはり、台風が来そうだね。」
「そうみたいじゃ。今さっき、天気予報でそう言っておった。」
「バロンは?」
「さあー?まだ、水車の点検じゃないか?昨日、調子が悪いと言っておったから。」
「そういえば・・・。じゃあ、たいちょーと将軍を呼んでおこうか?」
「わしがこれから行こうか?」
「そう?」
キングは一つうなずいて、足早に仕事場のほうへ行った。

「おーい!たいちょーと将軍はおるかー?」
♫ 君が好き 僕が生きるうえでこれ以上の意味はなくたっていい
「なんじゃ、ラジオか。おーい、何処おるんじゃー?」とキングが声をかけると、2階の方から
「はいはーい!」という声がした。
「なんじゃ。いるならいると返事せい。二人とも上かい?」
「ええ。金槌をどこやったかと思って探してたんですよ。」
「カナヅチ?あ、さっき社長が持っておったぞ。」
「社長が?」
「台風対策じゃと、張り切っておったぞ。」
「にゃるほど。」隊長も将軍も納得して、はしごで降りてきた。
「金槌は一本だけじゃないじゃろ?」
「残りは、武者さんとクラウンが持ってったんですよ。」と将軍が答える。
「みんな偉いもんじゃ。うむ。そうじゃな、将軍の班は寮に戻って、台風に備えてくれ!」
「わかりました。早速みんなを呼んで来ます」と将軍は、メンバーを探しに出て行った。
「じゃあ、俺の班は引き続き池の方に行っときます」
「うむ。わしはこれから、畑の方に行って来るから、頼むぞ」
隊長を見送って、キングは畑に向かう道のほうへ歩き出した。相変わらずの、うだるような暑さに加えて、空気がじめじめと湿ってきた。それにしても暑い。太陽は出ていないのに。

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