ヘルプマークについて
今回はヘルプマークについて書いていこうと思います。私はパニック障害になるまで、ヘルプマークの存在は知っていたものの、どのような人がもらえるのか、どこでもらえるのか、全く知りませんでした。
私の通学手段はバスなのですが、バスにはなかなか乗れるようになれず、母親に大学まで送ってもらっています。ひとりで通学したいと強く思い、以前バスに乗ってみたのですが、発作の一歩手前までいってしまい、本当にその時はショックでした。いままでできていたことができなくなってしまうことに気付かされるごとに無力さを感じてしまいます。
そんな中、某SNSでパニック障害の方がヘルプマークについて紹介している動画を目にしました。私はその時初めて、パニック障害の人もヘルプマークをいただけるということを知りました。感染症が蔓延しているこのご時世、公共の場所で体調が悪くなってしまった時、助けを求めにくいことが少し不安要素のひとつにもなっていました。しかし、ヘルプマークをつけていれば、持病があることを周りの人にも知ってもらえ、もしも体調が悪くなっても、助けを求められるかもしれない、という希望を抱いて、母とヘルプマークをいただきに行きました。
私は以前満員電車で体調が悪くなってしまい、優先席に座って休んでいたところ、「ここは優先席なんだよ?」と注意されてしまったことがありました。足に怪我を負っていたりするような、目に見える障害とは違って、パニック障害などの精神障害は目に見えず、見た目は元気であるため、相手にわかってもらうことが難しい点も多々あります。ヘルプマークをつけていれば、本当に辛いときに自分自身引け目を感じすぎずに優先席に座れる上、周りの人にも誤解を与えることを防げて、今の私には本当に助かっています。
最初はもちろん抵抗がありました。病気のことはできるなら隠しておきたいと思うこともありました。だから私はヘルプマークを勧めているのではなく、もしも知らない人がいたら、知ってほしい、ということで今回ヘルプマークについて書きました。私は先にも述べた、某SNSアプリで紹介されたことで本当に救われました。これからパニック障害がよくなってきた時、ヘルプマークをつけている人が見かけたら席を譲ってあげたりできる、そんな人になっていきたいです。