銀のスパンコールと少し伸びた睫毛

シャンプーの匂いがすると言われた日は
自然と前を向くことが出来る

寝ている睫毛を指でなぞると冬になるから
一緒に布団にもぐりたくなる

自分と同じタイミングで鳥肌が立つ人がいる
嬉しさを噛み締めながらの帰路

いつもより高めの珈琲を頼むあのときめきと
年末の自分への甘やかしを
どうかお許しください

顔を見て微笑み合う日常
そんな銀幕の世界がくることを願って

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