子育てパニック家庭学習
子どもとお出かけ情報サイト『いこーよ』が実施した【2019年習い事調査】によると、「習い事をしている」お子さんは、4歳で51%、5歳で77%。また、その数は、3~5歳の39%が「2つ以上」と回答。
多くの家庭が就学前から子どもの習い事に関心を持ち、実際に幼児から習い事をさせていることが明らかになったという。
我が家の孫もスイミングやピアノに行っているようだ。
我が息子が地域のサッカーチームに入ったのは3年生の頃で、4年生にこの田舎に転校して来たので、小学校6年までは野放し状態。
6年生になって、「こりゃ大変!」と気づき、お小遣いをあげるから「学習塾に行ってくれ!」と馬鹿親真愛が懇願し3ヶ月ぐらい通ったが、その塾が合併。
成績も下がり、塾の宿題もやらなくなった。
中学校の2年生になって、馬鹿親厚洋さんと個別指導教室に見学に行き、そこで「頑張る!」とのこと。
理由を聞いたら、塾講師が良いという。
「な!良い先生だったよな。」
「うん。胸がでかいんだよね。
机の上に乗ってたよ。」
「良い先生だ。」
この男達のバカさ加減には呆れた。
だから、真愛が学習塾についてなんか記事にすることはできない。
まあ、親としても「子育てパニック」なんて、真愛の失敗談みたいなものだ。
その息子の子どもが来年一年生になる。
さて、小学校に上がったら学習塾はどうするのかなと思った。
小学生は本来、基本的に家庭学習だけで十分とされている。
だが、勉強に苦手意識があったり、テストの点数が良くなかったりするならば塾通いを検討した方が良いだろうというのが塾の考え方だ。
成績が悪くなくても塾に通うことは悪いことではない。むしろ、子どもの適性や得意な教科興味のある分野が分かり、将来への布石になることもあるという。
我が息子(パパ)はどうするのだろう。
自分の時と比べて何をどう考えるのだろう。
さて、自分の息子は野放しだった真愛にも関わらず、担任した子ども達には「自学」と称して「家庭学習」をするように進めた。
勿論、余分なお喋り(真愛の話)で進みきれなかった練習問題やドリル練習を宿題にすることもあり「家庭学習」という宿題。「自学」という「強制学習」であった。
(何しろ、矛盾の多い変な教師だったので、
子ども達はいい迷惑である。申し訳ない🙏)
漸く、本題の「家庭学習」について話である。
まず、これまでに書いて来た「小学校一年生から塾」に行かなくても、学力は家で伸ばせるということを影山英夫氏が言っている。
その通りだ。
小学校の家庭学習で最も大事な時期は、1年生から3年生ぐらいまでに習う内容をしっかりと理解することである。
国語なら文字が読めて書ける。意味が分からなかったら辞書が引けることだ。
文字が書けるとは、基本的な書き順のルールを知り、漢字ならば、その意味は成り立ちがわかれば推論できるようであればいいのだ。
ドリルで進出漢字を何度書き写しても、意味や成り立ちが分からなければ、定着しない。
基本的なことが定着しなければ、発展はない。
木が分からなければ林も森も分からんのだ。
(やっぱり、文章が下手。
基礎が出来ていないのだね。)
算数ならば、繰り上がりや繰り下がりの計算やかけ算九九がその基礎となるのだろう。
小学校時代の真愛は算数が苦手。中学校・高校なんて数学は赤点を取って、追試を受けたこともある。
しかし、教員になり算数の研修をし、研究会などに参加させてもらう中で、数学というのか、数の面白さというのか、思考の面白さというのか、なんだか上手く言えない「算数」の魅力を知ることができた。
退職してからは、素数だったり、数独の面白さだったり、和算の笑っちゃう楽しさだったりと漸く楽しくなった。
だが、小学校の算数嫌いは引き算が出来なかったことが原因だと思っている。
我が息子も親に似たのか、引き算が苦手でかけ算九九もしっかりとできなかった。
真愛とお風呂の中でかけ算九九を唱えて、2人一緒にのぼせたことがあった。
順番に唱えるならいいのだが、突然7×4と言われると‥‥?‥‥?4×7=28と出ないのだ。
ましてや、28は2×2×7とか30-2とか
4×5+4×2で、4×(5+2)なんて楽しいかけ算が浮かぶまでの基礎固めができないまま、(家庭学習」の面倒を見るのを辞めた。
息子はそれまでちゃんと出来ていた(理解できていた)算数が突然分からなくなったらしく、良く算数の時間に「分からない」と言って泣いたらしい。
それを知っていたのに、丁寧に声掛けをしなかった「算数できない母の真愛」がいけなかったのだ。
掛け算九九は、覚えたかどうかではなく、「使いこなせるかどうか」まで見てあげたいものなのだ。
土台、学校ではかけ算99を唱えさせるが、そこまでである。
チェックポイントは、小学校2年生までに
「百ます計算」を2分以内でできれば良いようだ。
(因みに、真愛は2分15秒掛かった💦)
更に百ます計算を100秒以内・1分以内で出来るような「超強力な基礎」が身に付けば、真愛や息子のようにはならないと思う。
そのためには、反復練習なのだ…。
そもそも、そんな事が嫌いな親子だからいけなかったのだ。
厚洋さんは、算数は見なかったが、遊びは沢山経験させたし、反復練習もさせた。
だから、今、息子は色々なことで楽しむ術を知っている。それは人生にとって最高の指導だと思っている。(パパは何時もいいとこ取りだったね。)
その父親の子供だから、孫にも色々な事をやらせているようだ。
色々な事に興味を示しやりたがる真愛の孫は見ていても頼もしく、可愛くてたまらない。
さて、「家庭学習」を充実させるために意識してほしい環境づくりについて…。
🟢子どもに合わせた学習計画を立てる。
最初っから「百ます計算」なんてやらない
で、出来ない所を「十ます計算」からやると
か、出来るところまで戻ってスピードをつけ
て行くとか…。
ドリル学習を嫌がらせない事だ。
🟢早寝早起き朝ごはんの習慣をつける。
睡眠と学力・食事と脳の活性化には密接な
関係があり、生活リズムが良いことが最も
全ての成長に良いのだ。
共働きの我が家では、息子の生活リズムは
バラバラ。そこから彼の悲劇は始まってい
たのだ。(共働きでもちゃんとしている家庭
も多い。要するに親の意識の問題である。)
🟢時間意識を身につけて集中力を磨く。
長い時間をかけてデレデレとするのではなく
短時間で済ませる。
時計を前に置き、何分までに終わらせると
考えるのだ。
最初は15分で良い。
最初っから飛ばしたら筋肉痛が起きるだけだ
🟢ルールを決めて、親バカになって見守る。
時間を何に使うのか学習環境を整えるための
生活ルールは子どもと話し合いで決めた方が
いい。
テレビ・動画・ゲーム・SNSなんて厄介な魅
力的なものがある時代だ。
全部合わせて最長で2時間、
できれば1時間が良いそうだ‼️
うーん!婆さんの真愛は、全部の時間が自由だ。そう考えると「子ども達は大変なんだ。」と思う。婆さんは子どもはやれない。
🟢親バカになれ❣️
子どもが勉強をする事を喜ぶ家庭の子は、
勉強が好きになるという。
親は焦らず、
「この子は伸びるに決まってる。」と放って置くのではなく、
「この子は伸びるに決まってる!」と信じて、
勉強に取り組む姿勢を褒め、少しの成長を
見逃さず、その成長を心から喜びながら
見守っていたら、絶対に伸びる!
🟡↑我が家は、これがなかったと思う。
「勉強しなさい。」というだけで、自分の側
で見守る事をしなかったのだ。
よく厚洋さんが言ったことは、
「家を建て、拓に部屋を与えたのが
良くなかった。
キッチンで、夕食を作りながら宿題をやって
いるのを見てやっていたら、
あいつの困ったに気づけたはずだったな。」
その通りである。
手を出すのではなく、
困ったを見つけて解決方法を教えて、
何度も何度もやらせてみて、
褒めて認めて、
その伸びを喜んで見守ってくれる人がいれば、子どもは伸びるに決まっている。
ありがとうございます。 愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります