MAAちゃんパニック 入浴
寒くなって来たので、お風呂を沸かす時間も結構かかる。
真愛は、スポーツクラブに行って泳いで歩いてジャグジーに入って、サウナに入ってヘアシャンプー、ボディシャンプーをしてくるのでホッカホッカで帰って来るから、その日は入浴をしない。
勿論、4時ごろから出かけて行って、3時間ほどチャプチャプを楽しむようにしないと湯冷めをしてしまう。
湯冷めを感じたら、お風呂掃除をして新しく沸かして入ることになる。
浴槽に水を貯めたままにしておくのは
「防災用のため水」で、断水した時にトイレの流し水にしたり、ちょっとした洗い物に使うためだ。(台風で20日間も断水した時に、ため水をしておいて良かったと実感したので、何も無くても、「防災備蓄」である。)
最近まで、一人暮らしなのでお風呂の2日目は追い焚きをして水道代を節約していたつもりだったが、ガス代が値上がりしてしまった今は、「追い焚き」がとてももったいない事が分かりやめた。
寒い中「追い焚き」にすると、25分ぐらい掛かるが、掃除をして「沸かす」と15分程度で入浴できるようになる。
何故こんな事を書いたか?
新聞や雑誌の特集に
「疲れを癒す入浴法」
「高血圧を改善・介護、
心臓病、脳卒中のリスク減 最高の入浴法」
が載っていたのだ。
確かに、教員をやっていた時、長期休業の前には必ず生活表を作らせた。
「規則正しい生活」は、心身ともに健やかに過ごさせる元なのである。
と分かっていたのに、退職し、愛しい人も逝ってしまい一人暮らしになると、とんでもなくいい加減な生活になった。
その「生活表」には必ず、「食事の時間」「睡眠の時間」「運動の時間」「学習の時間」そして、「入浴の時間」を必ず入れた。
昔々は、水を手に入れる事が難しかったため
「入浴」という事はあまりなかった。
最近は水は湯水のように使っている。
豊かな水の国日本に暮らせて幸せだと思う。
また、方向が違ってしまった。
要するに、生活の中で「入浴」がとても大切であるという事だ。
💮毎日お風呂に入ると、心臓病や脳卒中など
の発症リスクが低下する。
「ほとんど毎日湯船に浸かっている人」は、
「週2回以下しか浸かっていない人」に比べて
心筋梗塞や心臓突然死・虚血性心疾患を起こすリスクが35%も低い。脳卒中を起こすリスクも26%低いという傾向があるという。
なんと、脳出血は46%も低かったそうだ。
お風呂は時間や手間がかかるからシャワーだけなんていうのは絶対だめ!
お湯の温度は40度が目安。入浴は10分〜15分。お湯の量は肩まで浸かれる程度。
肩まで浸かる事で「浮力」の効果がより多く得られ、体重は1/9になり、筋肉や関節が負荷から解放される。
この事によって、筋肉の緊張からくる脳への刺激も減りリラックス効果が高まるという。
湯船に浸かって、血液循環が促進され、酸素や栄養が体の隅々まで運ばれる。
当然、老廃物や疲労物質が取り除かれる。
温熱と水圧のダブル効果で血流が良くなる。
(スポーツクラブのジャグジーの効果だ。)
※入浴の前と後にコップ一杯の水を飲むべし。
💮免疫力も上がる。
体温が上がり、血流が良くなると免疫細胞は活性化するし、リラックス効果も免疫力向上にはとても良い。
どっぷり湯船に浸かり、目を閉じて鼻から3秒息を吸い、ゆっくりと5秒かけて息を吐く。
副交感神経の働きが高まり免疫力アップである。
💮質の良い睡眠のための入浴
眠気のリズムと体温のリズムは連動していて、人は体温が下がると眠気を催すという。
入浴で一回体温を上げて、下がっていく過程でベットに入れば、スムーズに眠る事ができる。
だから、就寝時刻の1時間半ほど前に入浴する事がベストだそうだ。
(ところが、真愛は入浴してから、このnoteを書くので、スマホの光を浴びて寝られなくなる。入浴だけでは無く、生活全体の見直しが必要なのだ。)
💮時間が無ければ。
どうしても時間がなかったり、体調不良の時は、「手浴」「足湯」が良いそうだ。
手足を温めるだけで、冷えた体が温まり、収縮していた血管が開き、冷え性予防や浮腫改善になるそうだ。
特に「手浴」は心臓に近い手を入れるので、温まった血液が心臓に届きやすく、再び全身に送り出されるために「足湯」よりも早く全身が温まるそうだ。
寒い外から帰って、冷えた体を温めるには、エアコンの温度を上げるよりも効果があるようだ。
日本の入浴文化は「世界に誇る健康の秘訣」なのである。
しかし、注意しなければならないことも多い。
⚠️熱があったり、血圧が高い時はダメ!
⚠️真愛のように血圧が高い人は、
ヒートショックに気をつける。
脱衣所・浴室の温度も上げておく。
お風呂を沸かす時、湯船の蓋を開けたり、
入る前にシャワーを出しておくと安全。
掛け湯もいっぱいします。
立ちくらみを起こすのは、血圧が下がり過ぎ
るためなので、ゆっくり立ち上がる事が大事
⚠️糖尿病や脂質異常症の人は、空腹時の入浴は
避けて食後に入る方が良さそう。
厚洋さんは、小原庄助さん(福島県会津地域に伝えられる民謡『会津磐梯山』の中に出てくる人で朝寝・朝酒・朝湯が大好き、それで身上潰したそうだ。)と同じで、朝風呂が大好きだった。
結婚し、一緒に住み始めて初めて知った事でびっくりした。
60年前は、朝シャンなんてなかったし、団地のお風呂にはシャワーもついていなかった。
朝からお風呂に入って出勤した。
理由は簡単。
朝食を取ると〇〇が出たくなってトイレに行く。トイレで用を足したら、今ならウォシュレットで済むが当時はない。
ペーパーで拭くだけでは嫌だったのだ。
で、お風呂に入るというわけ!
(なんて綺麗好きな人だろうとびっくりした。
その後も綺麗好きだったのは間違いない。)
好きな人がやってる事は、真似をしたくなる真愛もお風呂は朝と夜と?の後に3回も4回も入っていた時期がある。
そういえば、結婚したての頃、「沸かしたお湯が勿体無い」と2人で一緒に何度も入っていた気がする。
子供が大きくなり、この家に越して来て母と同居をしてからは、一緒に入らなくなったのは残念でならなかった。
若いから良かったものの、今ならカサカサに乾燥して、ボディクリームなんて直ぐ無くなってしまいそうだ。
身上は潰さなかったが、好きな事をやり放題の二人だったのだと思う。
厚洋さんの体の具合が悪くなってからは、大好きなお風呂も、「昼間の気温の高い時で、1日に1回入るだけ」になっていた。
入浴というのは、体力を使う事なのだ。
厚洋さんの歳に近づくにつれて、入浴は一回になって来た。それもスポーツクラブに行かなかった時は、真夜中に入る。良くないとは分かっているが…。
厚洋さんの病気が酷くなって来た頃になって
「真愛。一緒にお風呂に入ろう?」
と誘って来た。
真愛に身体を洗わせたり、シャンプーをさせたりと完全に介護状態だった。
入院したら、もう入浴なんて一週間に一回。
ストレッチャーに裸のまま乗せられて洗濯機に入れられるように流れ作業で洗われてくる。
(大好きなお風呂にも入れないで…。)と、痩せ細った彼の身体を拭きながら泣きそうになったものだ。
夫婦にとっても「入浴」は大事なことだと思う。
お互いの健康チェック・美容チェックをしながら、幸せホルモン・オキシトシンをたくさん分泌する事にもなるのだから…。
もしも、厚洋さんが元気だったとしても、今の真愛は「入浴はお断りかな?」歳とともに立って居るとボディラインは少々下がり気味になり、お腹は息を吸い続けなければならないからだ。
「見て❣️」と言える若いカップルは、一緒に入浴して、更なるオキシトシンを分泌させてくださいませませ。
ありがとうございます。 愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります