乱高下
真愛の血圧や血糖値…。では無い。
正しく言えば、
「季節の変わり目の気温の寒暖差」なのである
一昨日は、朝の室温は20度だった。
寒くて目が覚めた。
午前中から書道教室に顔出しをしたのだが、日差しはすっかり「秋」の感じがした。
「暑さ寒さも彼岸まで…。」とは、よく言ったものだと感心した。
涼しいと食欲が進む。
3食しっかり食べた上に、甘い抹茶団子も食べたので体重増。
体重増になると決まって血圧が上がる。
冷房もつけず秋の涼風を取り入れながら、溜めておいたビデオ三昧。
動かず食べれば太るし、血圧が上がる。
気温が下がったら、血圧が上がった。
昨日は、朝は涼しかったのに、草取りが終わってスマホを見たら「熱中症警戒」だった。
体温上昇はなかったが、やや不安もあったのでシャワーでリンパ節を冷やした。
汗をかいて、シャワーの最後に冷水をかけたので、真愛の血管は伸びたり縮んだり大忙し、計らなかったけれど、きっと血圧は乱高下だったのだと思う。
秋分の日が過ぎたというのに、今日は朝から暑かった。
乱高下というのは、なんでも良く無い。
血圧の乱高下、気温の乱高下、株価の乱高下。
気持ちが乱高下する方もちょっと困る。
これは真愛であるかもしれない。
厚洋さんは、
「女心と秋の空!
目まぐるしく変わって
どう対処して良いか分からない。
お前は典型的だよな。
でも、本当は、男心と秋の空なんだぞ!
まっ、美味いもの食わせとけば、
いつも天高く、…超える秋だ!」
と、言った。
女心と秋の空とは
「女の男に対する愛情は、
秋の空模様のように変わりやすい」
という例え。
本来は、「男心と秋の空」だった。
男女の力関係の変化によって、
「男心と秋の空」が「女心と秋の空」へと変化したのだ、
かつての日本において、女性は愛される立場にあり、浮気はもちろん嫉妬や移り気は、極度に禁じられていた社会だった。
かつての日本女性は男性の浮気に寛容で、男は移り気なのが当たり前、だから、女性にとって男性の心はつかみ難かったので、「男心と秋の空」なのだ。
真愛なんて絶対気が狂っちゃう社会だ。
厚洋さんもそれに触れなかったのは、折角、美味しいものを食べさせて、車でお迎えに来た真愛が気分良く運転しているのに、妙な事を言ったら、ハンドル操作が荒くなって怖い。
余分な事をいうのは、いつも家でのことだ。
真愛の精神状態の乱高下にも手を焼いていたのだろう。
乱(乱れる)がいけないのだ。
高低差というが、高下差とは言わない。
上下というが上低なんて聞いたことがない。
「じょうていと調べると上程,上帝,上底
なんかが出て来る。」
ただ、血圧測定のときに上が低いとか、上が高いとかいうことがある。
これも、乱高下してはならないものだ。
明日は、62年振りに秋分の日以降で猛暑日になるという。
それは同時に、真愛の血圧も乱高下する1日になるのだ。
季節の変わり目、体調不良にお気をつけください。 (1週間前の記事で…。)
ありがとうございます。 愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります