あいみょん いいね!
おばあさんでも良いものは良いと感じる。
「マリーゴールド」がたくさん流れている時には、「良さが分からなかった。」というより「聞く耳を持たなかった。」
まず、若い人の歌う曲は、みんなラップ調に聞こえた。コンビニで流す、高周波の音が聞こえないのと同じかもしれない。
しかし、「私の家政夫ナギサさん」を見ていて、流れてくる極がとても素敵だった。
厚洋さんが亡くなって、会えなくなったのに益々厚洋さんが好きになった真愛なので、
「今、私、恋をしている」
のフレーズに酔った。
さらに
実らない恋と分かっていても、その人を好きになるのが恋ですよね。
お仏壇の前でおばあさんが笑っちゃいますね。
「命がけの恋」をしてから2年も経つのに。
心震える歌でした。あいみょんとは知ず。
どんな作品でも自分ので元から離れると、その作品自体が息をするそうです。
作者の意に反して、読者や聞く人が自分の体験に合わせて曲解するのです。おばあさんの妄想は「命がけの恋」を彷彿とさせた。
眠れなくて、つけていたテレビから、「あいみょん」という人が話しているのが聞こえた。
言葉を大事にしていますねという声が、眠い目を覚まさせた。
素敵な考え方を話していた。
弾き語りを始める彼女のギター演奏が素敵だった。
初めて井上陽水さんのイントロを聴いて「ギター弾きたい」なんて思った時に似ていた。コードを引く指がかっこよかった。
弾き始めた曲の歌詞も良かった。
「僕らは何も見えない 未来を誓い合った」と始まり、一つの物語が語らる。
「お帰りなさい」と終わる。
真愛は、さだまさしさんのファンだ。
彼の言葉や考え方が素晴らしくて、胸打たれるからだ。しかし、若いあいみょんさんも素晴らしい。
擬人化・比喩・その考え方、捉え方の素晴らしさに感激した。
そして、「裸の心」を歌ってくれた。
おばあさんの胸にも染み渡る。
やっぱり良いものは良い。
神様は、与える人にはたくさん与えてくれるのだ。彼女がそれに見合う頑張りの結果のことだと思う
そういえば、以前厚洋さんが指導していたことがある。
「生きてると良いものを発見できる。」
「人間はね。口は一つ、目は二つ、耳も二つ。
よく聞き、よく見る事が大事。言うのは半分
でいいのだよ。」
「目が二つなのは一つは己を見つめなさい。
耳が二つあるのは、己の心の声を聞きなさ
い。更に、己が語る言葉が他者を悲しませて
いないか考えなさい。」と。
よく聞く耳を持ってたくさんの良いものを感じたいと思った。