見出し画像

にゃんこ好きですか。

 にゃんこ好きですか。
 好きだったら見てください。しかし、好きでない方には、馬鹿らしくてイライラするnoteです。
 この家に来た時から、チャーちゃんは厚洋さんが好きで、真愛の場所を横取りして彼と一緒に寝ていたし、彼の隣で同じことをしていた。
 彼が「命の重み」って言ってた頃は、まだ、小さくて可愛かったチャーちゃんだった。

 厚洋さんが亡くなってからは、チャーちゃんは、真愛と一緒に寝るようになった。
 一周忌が済んだ頃から、真愛の体重が戻り始めるのと同時にチャーちゃんも太り始めた。
「命の重み」は、
「命を脅かす重み」になった。
 今季は、炬燵をリビングに出したので、夜は、ベットルームには入れず、炬燵の中で寝かせるようになった。

 ところが、やっぱり重い。
 真愛が炬燵に入って本を読んだり、noteを書いたりすると炬燵の中からわざわざお出ましになられる。
 そして、膝と炬燵の間の窪みに入って寝る。
 その重みの凄いこと。
 脱力しているから余計感じるのか、
 一点に落ち込んで行くからそう感じるのか、 
「重い!」
 気持ちよさそうに寝ているので動けないのでもっと「重い!」

 このコロナ禍。緊急事態宣言下で外出をせず、家にこもっているので、日向ぼっこも一緒だ。

 朝起きて、炬燵のお掃除をされるまでは、炬燵の中で我慢しているが、炬燵の温度は「弱」朝になると冷えるらしく、ストーブをつければそちらに行く。

 しかし、ストーブより
「早く、カーテンを開けて。
 お父んの部屋の障子を開けて!」
とせがむ。
 そして、

 真愛が日向ぼっこに行くと、直ぐに膝に飛び乗って来る。
「重いよ。」
って、降ろしても、繰り返し乗って来る。
 仕方がないから、全ての仕事を中断して猫の椅子になる。

 トイレに行きたくても
「待った!一緒に行く!」
と爪を立てるから、数分は我慢する。
 
 厚洋さんの妹さんも猫を飼っていて、一人暮らしだ。
「私、ネコのために生きてるみたいなもんよ」
とよく笑い合う。

 その通りだ。
 何とも言えないこの寝顔を見ていると
(真愛が居なくなったら、チャーちゃんは誰がみるんだ。)
と考えるて、元気で居なければと思う。
 猫好き一人暮らしは、みんなそうだろう。

 猫は、そう言う思いを知っている様な気がする。
 必ず視界に入って来て、何かを訴える。
「見て!」
とは言わないが、見ざるを得ない視界に入って来て
「もう。抱っこしてくれないんだから。
 じゃあ。いいもん。」

「テレビなんか見られなくしちゃう。」

「あっ。グラスに手を突っ込みそう。」
「どうぞ。」
「このカップなら重いので倒れませんね。
 つまらないです!」 

 面白いことをやって見せては、人の気を引く。

 コロナ禍、緊急事態宣言下。
 チャーちゃんに振り回される幸せを味わっている。

「そうでしょ? 
 ニャンキューってことね。」
 艶っぽい流し目もするチャーちゃんである。

ありがとうございます。 愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります