後編に続いたのは、ケーキ

　MＡＡちゃんパニック　「クレアチニン値・後編に続く」に続いたのは、ケーキだった。
　クレアチニン値を下げるために様々なことを書いているうちにコーヒーが一役買うと言うことを知り、更に雑誌の特集が「コーヒーの効能」についてだったので「後編に続く」で終了したのだが、喫茶店で書いていたのが良くなかった。

　後に続いたのは、「サツマイモとバナナのケーキ、ピーナッツアイスクリーム添え」であった。

　己の行動を正当化するために、ケーキの効能について調べたが、害あって一利なし。
　厚洋さんのタバコに文句タラタラと言っていたが、真愛のケーキも同じぐらい体には良くない。
　洋菓子がよくないと言われているのは「糖質+脂質」で形成されていることがほとんどだからで、
そのうちの脂肪がトランス脂肪酸が使われている。ショートニングなんかが特に良くない。

  トランス脂肪酸がLDLコレステロール（悪玉コレステロール）を増やして動脈硬化を進行させ、狭心症や心筋梗塞などの心臓病のリスクを高めるという報告があるからだ。
　糖質を摂取すると血糖値が上昇するが、その状態だと体脂肪形成がされやすくなり、そこへ脂質を体内に入れるのだから、太りやすいことこの上ない。
「さあ、太れってなもんだ。」
 和菓子が洋菓子より「マシ」なのは、ほとんど糖質だけで形成されていらから、同じカロリーでの洋菓子と和菓子では、和菓子がいいのだ。
　厚洋さんのお土産がケーキより大福とかお団子とかきんつばが多かったのは、真愛の事を考えてくれていたのかな？
  それでも食べ過ぎてカロリーオーバーすれば和菓子でも太るのだ。甘いものが好きで、全くやめたくないという話なら洋菓子から和菓子に切り替える方が良い。
　しかし、ケーキが食べたい。
　きっと、依存症なのかもしれないな。

　黒烏龍茶、コーヒー、黒豆茶など、黒い飲み物は下半身やせに最適と言う。
　烏龍茶は、茶葉を発酵させる過程で生成される烏龍茶特有の成分「烏龍茶重合ポリフェノール」を含有し、この成分には、食べ物に含まれる脂肪分とくっつき、便と共に排出する働きがある。
　脂肪分の多い食べ物と一緒に烏龍茶を飲むと、脂肪の吸収を防いでくれる。
　ケーキを食べて、大腸に油汚れがこびりついてしまう。
　この油汚れは、水分や食物繊維のたわしでこすってもなかなか落ちないのだそうだ。
　油性の汚れは、油性の洗剤で洗うというのが基本。そこでコーヒーの出番となる。
　コーヒーから出た油分に、大腸にこびりついた油汚れをごっそり体外に出す効果があると言う。　
　実際、植物油脂でできたコーヒーフレッシュを水に入れても混ざらないが、油性の飲み物であるコーヒーに入れたときは混ざることから、濃いクリーム系の洋食やお肉を食べた後は、ブラックコーヒーを1杯。
　胃腸の中で食べ物の油分と混ざって、腸内にこびりつくことなく一緒に外に出してくれる。
と、ダラダラと書いたが、雑誌には、
　　ー　コーヒーの健康効果　ー
　コーヒーが健康長寿に導く５つのこと。
⓵クロロゲン酸が豊富
　コーヒーの代表的な成分がクロロゲン酸という
　ポリフェノール。これは、植物が自らの酸化を
　守るために作り出している物質。動脈硬化や炎
　症を抑える効果が有る。
　酸化＝老化なので、こりゃ摂らなきゃあかん。
⓶血糖値を改善
　糖尿病の予防効果。
　クロロゲン酸は、食後血糖値を低下させる働き
　が有る。食前にコーヒーを飲むのが効果的。
　前文で書いた、コーヒーが脂肪を溶かすことか
　ら、ケーキを食べた後に飲むとするなら、
　食べる前に一杯、食べた後に一杯である！
⓷１日に３〜４杯がおすすめ
　糖尿だけでなく、その他の病気でもコーヒーが
　健康効果を得やすく、１日に３〜４杯が、
　総死亡リスクを減らす。
　真愛は、喫茶店で前コーヒーと後コーヒーを飲
　んでいたが、大正解であった。
　ケーキを食べない方がもっと良いのはわかって
　いるが…。ね！
⓸肝機能を改善する
　１９８６年に報告されて以来、１日3杯のコーヒ
　ーを飲んで、B型肝炎・C型肝炎・非アルコール
　性肝疾患・肝硬変etc慢性肝臓病の予防と改善効
　果が認められているそうだ。
　凄いぞコーヒー❣️
⓹脳へも働きかける
　コーヒーを飲む人にパーキンソン病が少ない。
　認知症予防効果・脳卒中のリスクを減らすとこ
　も言われている。
　コーヒーには生理活性物質だけでも100以上の
　物質が含まれているそうだ。

⭕️何より好きなものを飲む事がいい。
　これはコーヒーだけではない。
　お酒の好きな人は「百薬の長」と言うではない
　か。
　過ぎたるは及ばざるが如しで、飲み過ぎはなん
　でも良くないが、
　ワインだって、
　ビールだって、
　コーラ？だって、
　飲んで「気持ちが安らぐ」ならば、健康にとって一番害となるストレスを解消する事ができる。
　心にも良いもので、身体にも良いものならば
「コーヒー」を飲もう❣️ってわけだね。

↑お分かりになるだろうか？
　最近、コーヒーの淹れたカスを溜めている。
　昔、美白効果があると聞いて、厚洋さんに溜め
　てもらったが、顔に貼っていたら部屋中を汚し
　て掃除に苦労した。

　今回は、コーヒーカスを脱臭剤に使う方法。
　コーヒーカスは、活性炭以上にアンモニアの脱
　臭効果が有るそうだ。湿ったカスの場合は、
　活性炭の５倍の効果が認められたと言う。
　カスをフライパンで乾煎りしてもいい。
　カビが生える前に替えることが大事。

　真愛は、このカスを貯めて、「ガーデニングに使う。
　よく乾かしたコーヒーカスを土の表面にうっすらと撒くと、コーヒーの匂いで、ヨトウムシやコガネムシなど寄り付かなくなるそうだ。
　カスを土に混ぜると植物の育成を抑制する。炭素と窒素が増える影響ではないかと言われている。上手く使えば、雑草が生えにくくなるはずだ。
　さて、クレアチニン値にも万病にも効きそうなコーヒーだ。
　真愛に一番効いているのは、厚洋さんが好きだった「グァテマラ」を飲みながら、
　厚洋さんが好きだったマイルス ディビスのトランペットを聴き、
　厚洋さんを思い出すことが、
　穏やかな心でいられる。

　愛しい人が逝って、１１５１日め。
　彼の眠る墓石には、宙に宙の青を映り込んでいた。
「コーヒー結構飲んだけど、
　死ぬ時は死ぬんだよ。
　生きてるうちに、好きな事やれよ。」
って、厚洋さんの声がした。