夕陽が降りてくる
5月5日の夕陽が2階から降りて来た。
なんだか神々しくて、写真に撮っておいたが、なかなかnoteに書けなかった。
教員をやっていた頃、「ゆうひのてがみ」と言う詩に出会った事がある。
その夕陽は登ってくるのだ。
ー ゆうひのてがみ ー
野呂昶(のろさかん)
なんとも言えず、心が温かくなる。
鮮やかな夕陽とそれを受ける影のシルエットが切り紙のように真っ黒なのだろう。
夕陽は切ない時には「より切なく」
勇気をもらった時には「より強く」
鮮やかに輝く。
朝日もそうなのだろうが、太陽の高度と方角によって、様々な人にさまざまな想いを強めるものなのだ。
登りくる朝日への思い
沈みゆく夕日からの想い
上り詰めた天中の言葉。
どちらかといえば、月の方が好きだが、太陽からの不思議な力をもらうことも否めない。
朝日も好きだが、夕陽はもっと好きだ。
(己は見えず、月を輝かす太陽はもっと好きだ。)
さて、太陽といえば、
誕生月の歌に「十二の誕生日に」と言う曲があって、真愛は、8月生まれなので
八月生まれの友達(真愛)に
飲ませてくれる飲み物があるらしい。
それは、
オレンジ色の太陽を浮かべた飲みものだという
若い頃は、1月生まれとか、11月生まれなんて素敵な歌詞だと思っていた。
(なんで8月だけ、飲み物なんだ。
8月は詩的ではなく,食欲か?)
とやや不満だったのだ。
しかし、年をとってから聞くと、
🎶太陽を浮かべた飲み物🎶
なんと神々しい!
8月は太陽神なのだ。
獅子座なのだ。
向日葵なのだ。
最近好きになった「オレンジ色」なのだと嬉しく思う。
ちなみに、noteをお読みの方は
「何月生まれでしょうか?」
「12の誕生日に」という歌である。
武藤たづる作詞・いずみたく作曲
あなたの生まれ月を検索してみてください。
どの月の歌詞も素晴らしい。
哲学だったり宗教だったり、同じ夕焼けでも
10月の夕焼けは、7つの色の夕焼けなのである。「海に溶けていく夕焼けなのだ。
息子が送ってくれた写真だ。
(ちなみに、息子は10月生まれだ。)
夕陽が参拝に来る神社らしい。
その日だけ、それも晴れた日の夕方。
明日は晴れるだろうという「夕陽」が見られたその時だけの現象なのである。
それもたった数分の出来事なのだ。
どこかの遺跡に、夏至の時だけ「龍」が登るように建てられた階段があったような気がする。
それを建てた人も、太陽の光と影を利用して設計したのだ。古代から、太陽の動きに感動し、それを擬人化・神格化するのは人として変わりないことなのかもしれない。
年に一回、それもよく晴れた日、明日も晴れるだろう日の前日。
カーテンの影は、妊婦さんのように手すりを伝いながら降りてくる。
不思議な現象に巡り合えたのも「幸せ」な事だと思う。
にも関わらず、1ヶ月もnoteを書かず、太陽は長いこと地球を照らし続け
「良い加減書かないと、
夏至になっちゃうぞー。」
と厚洋さんと一緒に怒鳴っていた。
ありがとうございます。 愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります