腎臓弱った?よわった!困った!
3日前に近所の歯科医院で毎月の歯のお掃除をしてもらった。2週間前に奥歯で噛むと痛い時があったが、歯医者さんに来た時はなんともなかった。
「上手に磨けています。
もし、痛くなったり、違和感があったら
直ぐにおいで下さい。」
と言われ安心して帰って来た。
8日前、眼科の定期検査に行った。
昨年の6・7月に白内障の手術をした。術後観察は良好。視力も1.0と1.5で問題無し。
しかし、右目の「黄斑変性症」は、やや悪化している。左の目の黄斑は美しく整っているが、右目は、膜の下に隙間がギザギザに空いている。
「まだ、歪みがないので、このまま様子を見ま
しょう。
手術はまだ、いいかな?」
悪化の原因は、紫外線対策を怠っていた感があった。
手術をする前までは、外に出る時は必ず、サングラスや偏光眼鏡をかけていたが、術後、車の運転の時はサングラスをかけたが、外を歩く時はかけなくなった。怠惰である。
ブルーライトは、スマホからも出ているが、テレビからだって出ている。
目を休めることが少なくなった気がする。
「喉元過ぎれば熱さ忘れる。」である。
新緑が美しくなった連休前日に、先週の「血液検査」の結果を聞きに行った。
高血圧・糖尿病・高脂血症を持っているので、15年ほど2か月に1回の検査をする。
厚洋さんが亡くなってからの1年間は、酷かった病状が改善されて、検査結果票の↑は一つもつかなかった。24キロも激痩せした事による肥満解消であった。
息子に
「お父んからもらった健康な身体。
大事にしなくっちゃなあ。」
と言われたにも関わらず、12キロもリバウンドしてしまった。
「精神的な安定!」なんて言ってはいるが、やはり肥満寄りになって来ている。
血液検査の結果は、見事にそれを反映した。
「うーん。尿酸値が高いよね。
なんか美味しいもの食べた?
クレアチニンの高いのは元々で、大きな変化は
ないけど、尿酸値が高いのは気になるね。」
と、「食事のポイント」を渡された。
「まだ、薬でとかしなくても
少しの注意で戻せるから、気をつけて見て。」
と言われた。
更に不安要素として、いつもの薬局に薬をもらいに行くと、
「コロナ禍やウクライナへの侵攻で、
現在飲んでいるTと言う薬が入って来ないので、
別のものに変更して良いか主治医に聞いてい
ます。」
と待たされた。
「先程、発熱外来に急患が入ったので、
先生と話せず時間がかかっています。」
仕方がないから、明後日もらいに来ると告げて帰宅した。
思い込みの強い真愛なので、誰とも話さずにいると奈落の底に落ちていった。
確証バイアスの海に飛び込んでしまった。
何がいけなかったのか。
昨日食べたスープスパゲティではあるまい。
健康の為にと考えて摂った食品がいけなかったかもしれないと思った真愛は調べまくった。
【コーヒーは身体にいい。1日に3杯飲もう】
どっかの番組でやっていた。
カフェインが強いと寝られなくなる真愛は、ノンカフェインのインスタントコーヒーを夕方飲んだ。
【コーヒーよりも煎茶がいい。】
抹茶はそのまま全て摂取できるので良い。
特に豆乳で飲むと効果的!】
も、信じて抹茶を結構飲んだ。
【目に良いポリフェノール!】
75%の高カカオのチョコを朝2枚食べた。
【青汁】
スポーツクラブでセットで安くなるって宣伝していたので4パックも買った。
お腹の調子も良くなったので、2月後半から3月まで結構飲んだ。
血液検査の結果は、大体2ヶ月から4ヶ月前のことが反映する。
【コロナ禍で我慢していたサウナにマスクをして
入るようになった。】
お肌のために血管を広げてキュッと縮めようなんて考えた。
これがぜーんぶ間違っていた⁈
平常時であれば特にコーヒーが腎臓に与える影響は大きくない。
しかし、腎臓の機能が弱っている際にはコーヒーを飲むと健康に悪い影響を及ぼす。
具体的には腎臓は機能が弱っている際には
「カリウム」という成分を体外に排出することができなくなり、カリウムがうまく体外に排出できない状態でコーヒーを飲むと、コーヒーにはカリウムが含まれているので、体内がカリウムで溢れてしまうのだ。
体内がカリウムで溢れると高カリウム血症になり、不整脈が起こる。(真愛も不整脈である。)
カリウムそのものは悪い成分ではないが、腎臓の作用が弱っている際にコーヒーを飲むと過剰に体内に溜まってしまう。
更に弱まるのだ。
カリウムは基本的にどのコーヒーにも入っているが、特に缶コーヒーとインスタントコーヒーに多くカリウムが含まれているという。
(寝られないからって、ノンカフェインのインスタントを飲んでしまった。)
コーヒーにはカフェインという成分が入っており、カフェインには利尿作用でトイレに行く頻度が増える。
腎臓を健康に維持するためには体内の水分を一定レベル以上に保つ必要があるが、カフェインの利尿作用が働くと水分が体外に排出されてしまう
そのために、コーヒーを飲むと体内の水分レベルが低下して腎臓にとってよくない状態が続き、結果として腎臓に負担をかける。
癌になるリスクは低下するが、腎臓が弱っていれば更に弱るというわけだ。
ー 腎臓が弱って、よわっている ーのである。
さて,青汁も間違っていた。
青汁に含まれているカリウムがどの程度の量であるかは、メーカーが公表する成分表示で確認できるが、カリウムは量の表示は義務化されていない。そのため、カリウムの量が表示されていない青汁もある。(真愛の購入した物は表示されていない。)
表示がない場合も、青汁の主な原材料は大麦若葉、ケール、明日葉、小松菜などの野菜なので、カリウムは確実に「カリウム」が含まれている。
カリウムを多く含む青汁やその他の食品を避けた方がいいのは、カリウムを過剰に摂ったときにカリウムを体外へ排出する機能が弱っている腎臓への影響が気になる人なのだ。
(まさしく真愛だ。青汁飲んでたぞー!)
腎機能が正常であれば、過剰に摂ったカリウムは体外へ排出さるが、腎機能が弱って正常な働きをしないと、高カリウム状態になってしまう。
高カリウム状態になると、吐き気、おう吐などの胃腸症状、しびれ、知覚過敏、脱力感などの筋肉・神経症状、不整脈などが起こる可能性もある。
(確証バイアスにはまる。)
豆乳も間違ってた。
豆乳には、たんぱく質や鉄、カリウム、マグネシウム等が含まれている。豆乳に含まれている大豆たんぱく質は、体に必要な必須アミノ酸をバランスよく含んでいる。(だから飲んだのに)
豆乳に含まれている非ヘム鉄は、肉や魚等に含まれているヘム鉄よりも吸収率が低いため、吸収率を高めるビタミンCやたんぱく質と一緒に摂るのがおすすめ。(というので抹茶のビタミンCと一緒にポリフェノールも一緒に飲んだのに…。)
栄養成分(100g)成分・無調整豆乳
糖質2.9 g
脂質2.0 g
タンパク質3.6g
リン(mg)49
カリウム(mg)190 らしい。
ー 腎臓病患者さんの食べ方のポイント ー
豆乳を飲む際は、たんぱく質とカリウムの量を確認する事。
豆乳飲料のカリウム量は無調整豆乳や調整豆乳よりも少ないが、デザートや間食として飲むにはたんぱく質が多いので、注意が必要。
また、無調整豆乳は、牛乳と比較するとリン/たんぱく質比は低いが、カリウム量はやや多め。
「牛乳の代わりに豆乳を…」と考えている人は、気をつけて!
(飲んじゃったね。クレアチニン上昇中)
今、真愛がすることは、減塩と水を飲むこと。
尿酸値が高くなれば痛風になる。
痛風は、関節に激しい痛みを起こすよりも、合併症が起きる事だ。
●なぜ起こる?
痛風は、血中の尿酸が多くなると、血液中の「尿酸」という物質が過剰に増える病気。
尿酸とは、「プリン体」という細胞の核に含まれる「核酸」の一種が肝臓で代謝されてできる物質で、最終的には腎臓でこし取られて尿といっしょに排泄されるのが普通。
プリン体は、食事により体外から体内に入ったり、体内で合成されたりする。プリン体を含む食事の量が多かったり、肝臓でたくさん尿酸がつくられたり、腎臓の働きが悪いために尿酸の排泄が悪かったりすると、血液中の尿酸が増える。
高尿酸血症の状態をほうっておくと、5~10年ほどで痛風になるのだ。
●こんな人は要注意
男性で多食・多飲で太っている人、ストレスが多い人など
▼男性・・・患者さんの約98%は男性で、女性はごく少数です。女性ホルモンに尿酸の排泄を促す働きがあるからだと考えられます。閉経後は女性の尿酸値は高くなります。(これだ!)
▼肥満・・・血液中の尿酸値は肥満の程度(BMI)と正比例する。
特に内臓型肥満は要注意。また、肥満の原因となる「早食い」や「大食い」といった食習慣は、痛風になりやすい行動パターンである。
(真愛だ。)
脂肪を大量にとると、尿酸の排泄を妨げる物質が多くなり、太っていると汗の量が増え、尿酸が結晶化しやすくなる。
(ケーキが好きで、スナック菓子が好きだ。)
▼お酒が好き・・・
アルコールを飲むと、体内で尿酸がつくられやすくなり、さらにアルコールが分解される過程でできる乳酸が、尿酸の排泄を妨げるそうだ。
特に、ビールには尿酸の原料となるプリン体が多く含まれ、それも尿酸値を上げる原因で、アルコールは核酸の分解を促進する。
またエネルギー量が多いため、肥満の原因にもなる。(厚洋さんがならなかったのが不思議)
▼激しい運動をする・・・
息が切れるほどの激しい運動(無酸素運動)を行うと、筋肉で尿酸の原料が作られて、大量に汗をかくと体内の水分が少なくなるため、血液が濃縮されて尿酸が結晶化しやすくなる。
(これって、サウナに入って汗を出すのと…。)
▼ストレスが多い・・・
直接の関係はまだはっきりわかっていないが、ストレスがあると、痛風発作が起こりやすくなる。
ストレスが多いと、アルコールを欽んだり、過食したり、過度の運動をしたりすることが増え、尿酸値を上げやすくなります。また、「競争心が強い、目的達成意欲が強い」タイプの人には痛風が起こりやすいそうだ。
●30歳代が発症のピーク
かつては、痛風は50歳代、若くても40歳代に多い病気だったが、年齢はしだいに若年化し、現在では、30歳代が発症年齢のピークらしい。
これは食生活が豊かになり、摂取エネルギーが増えたこと、若い世代に肥満の人が増えたことなどが、大きく関係しているという。
(肥満がいけないのだ。)
●食事は「適正エネルギー量」を守る
痛風予防の食事では、「エネルギーオーバーしない」こと。バランスのとれた食事を、適量、ゆっくり食べる。ゆっくり食べれば、食べ過ぎずにすむ。プリン体を多く含む食品は控えめにする。
●長く続けられる有酸素運動を
肥満を解消するためにも運動を。
息切れせずに行えるウォーキング、ゆっくりの水泳、エアロビクス、水中歩行などが良い。
ただし、ハードな筋力トレーニングや短距離走、テニス、サッカーなど、無酸素運動になりやすいスポーツは、かえって尿酸を増やすことになる。(最近、ジムで筋力トレーニングをしていた。)
●ストレスは適切な方法で解消する
「ビールのがぶ飲み、食べ放題や飲み放題」などでストレスを解消するのは、痛風を悪化させる。また、「サウナ」などで汗を大量にかくと、血液が濃くなるためよくない。
(やってたよー。)
●水分を多めにとる
水分を多めにとると、血液が濃くなるのを防ぎ、さらに尿量を増やすため、尿酸が排泄されやすくなる。
普通、尿量は1日約1リットルだが、痛風の人は1日に尿量が2リットルくらいになるように。
そのためには食後のお茶を1杯から2杯にする、寝る前に水を1杯飲むなどの工夫が必要。
これだけ書いて来て、どっぷり浸かった「確証バイアス」から、抜け出せそうだ。
糖尿病で高血圧でアレもこれも、更には加齢で病になるのは当然である。
良かれと思ってやっていた事も、病を持っていれば「やり過ぎはいけない。」いや、健康であっても「やり過ぎはいけない。」と言うことは確実なことである。
弱っている腎臓にやり過ぎの健康法は良くないのだ。
そして、テレビの宣伝も新聞の宣伝も「良いことしか知らせない。」「悪い影響は読めないほどの小さな字で書かれている」のだ。
厚洋さんが言ってたように、
「情報は多くの面から見なくては正しい判断にはならない。」
「一番大事なことは、自分が信じたことを自分が否定しないことだ。」
「青汁もたくさん買ってしまった。失敗!」
「サウナに入るんじゃなかった。失敗!」
ではなく。
(そうか。悪くなる前に分かってよかった。
元気な人に青汁をプレゼントするのも
いいだろう。
サウナではなく、今まで通り嫌でもちゃんと
水中ウォークを楽しんで、有酸素運動をして
痩せましょう。
あと、4キロ。)
そう思っていると、息子からラインが入った。
《お互い気をつけようね。
甘い物を減らして、水をしっかり飲もうね。)
さて、今夜から少しずつ頑張ろう。
まず、
お風呂あがりに水をいっぱい飲みましょう。
ありがとうございます。 愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります