古典の日
11月1日は、「古典の日」だそうだ。
制定されて今年で11年目らしい。
物知りの厚洋さんの話のネタにも出てこない
「古典の日」である。
11月3日の「文化の日」については、
《1946年の今日、憲法が公布された。
自由と平和を愛し、文化を進めるめるのが
目的》と書いてある。
「古典の日」を知っていたら、なんと書くだろうと思った。
何故、この日?
日本が誇る古典「源氏物語」について、作者の紫式部が日記で初めて記述した日なのだそうだ。
源氏千年紀の2008年に梅原猛氏・ドナルド キーン氏らが発起人になって、文学・美術・工芸・芸能とジャンルも幅広い古典の素晴らしさを説き、国民が誇れる記念日の制定を訴え続けて四年後に実現した。
有名・無名を問わず、地道な活動を続ける人々に焦点を当てているそうだ。
今年は文化庁が京都に移転した。
紫式部の生み出した「光源氏」推しの子は、その後の時代の女たちを恋に堕ちさせた。
愛の素晴らしさに夢みがちにさせた。
その光源氏が生まれた日と言ってもいいのかもしれない。
「古典の日」
「古典の人フォーラム」では、紫式部が主人公の能「源氏供養」の上演と公演。
更に「お脳に見る源氏物語」と題する対談があるらしい。
梅原さんでもいらっしゃるならなら、聞けない事がかなしい。
源氏物語については、厚洋さんとあまり話したことはない。
唯一、話したのは「六条御息所の嫉妬心」が
[生き魑魅]になって、相手の女を殺してしまうところだ。
真愛は、紫の上が好きだった。
厚洋さんに育てられた19歳の自分を重ねて、最後まで愛されていると思いたかった。
ところが、厚洋さんは
「六条の御息所は、正しく真愛だな。
この女がいなければ、
源氏物語は面白くない。
物分かりのいい女より、嫉妬に狂う女
揶揄うのも面白いだろうな?」
物語なんだか、事実の話なのかよく分からないことを話した。
梅原さんの請負と知るのは、ずっと後のことだ。
梅原氏は、六条御息所こそ、源氏物語の影の主人公だと断定する。
「地獄の思想」以来、このことつにいて、梅原氏は強調しつづけてきた。真愛のようなドロドロした心理を源氏物語から太宰治まで考察した長くて難しい本だ。
確かに、六条御息所の存在が物語全体を大きく動かし、物語世界の奥行きを深めていることは事実なようだ。
その面白い、「源氏物語」を書き始めた日が
11月1日だそうだ。
「古典の日」
久しぶりに源氏物語でも、もう一度読んでみるかな。
「地獄の思想」は寝ながら読んだら、あの厚い本が顔に落ちて来て、痛い思いをしそうだ。
大和和紀先生の「あさきゆめみし」全巻を捨てなければ良かったと後悔している真愛である。
仕方がない。
紫式部のように1日からなにか、物語を書いてみよう❣️
「結局noteしか書きませんでした。」
になるのだと思う。
ありがとうございます。 愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります