夏日
連続の夏日だった。
外で作業をすると汗が吹き出てくる。
蚊が日陰でブンブンと待ち構えるので、蚊取り線香をぶら下げて草取りをしなければならなくなった。
更に熱中症に気を付ける為に、休憩・塩分と水分補給を計画的にするようになった。
ただ、風が吹くとその心地よさで、
「田舎に住んでて良かった。」
と思える事が嬉しかった。
しかし、チャーちゃんは毛皮を着ているので大変そうだった。
暑くなった部屋から出て来た瞬間、
グデーー。
と転がったまま動かない。
ゴロゴロ寝てばかりいるから、
「猫背になった!」
と、背伸びをしていたが、治りそうもない。
怠い(だるい)
「お母んは、元気ですね。
2つも食べたら太りますよ。」
「自分ばかり食べないで、
ご飯ください。」
チャーちゃんは、
「ゴアン、ウンニャ。ゴアン」
と、ご飯を要求する。
夏日の今日は、二階の部屋の気温は30度。真夏日だった。ちなみに、一階のリビングは、22度。8度の温度差だ。また、夏日だったと言っても、朝晩は冷えるので、ストーブは終えない。
なんと言っても、我が家のある山は、明治の頃「避暑地」として有名だったのだそうだ。
寒いと言っては、「早く暖かくなれ!」と言い。暑いといっては、「少しは、涼しい方がいい!」なんて言いたい放題のお母ん。
「我儘なんだから…。」
とチャーちゃんは思う。
そんなお家で、好き勝手に「寝る」と「食べる」を楽しむチャーちゃん。
「流石、寝子(ねこ)ですね。
あんたも好き勝手。おデブですね。」
とお母んに言われた。
お恥ずかしい!
ありがとうございます。 愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります