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全勝で勝ち越したら

 関脇大の里のファンの真愛は、日曜日から毎日ドキドキしながら5時30分からテレビ前にいる。
 5月場所の優勝で舞い上がってしまった真愛は名古屋場所を高を括ってみていた。
 すると、あら?あら!ってうちに横綱に負けてしまった。(横綱照ノ富士さんが強かった)
 前半に白星が少なくハラハラが続いたのだ。
 流石に勝ち越してくれたが、ハラハラドキドキは尾を引いた。
 そして、今場所初日。
 熱海富士に「えっ!」という瞬間。
 大の里が左で出ても、左上手の熱海富士が投げを…。
 あれ?えっ?
 溜りに突っ込むのと腹から落ちるのが…。
 同体では?と物言いが着いてハラハラ
 軍配通り「大の里〜🧧」
 ホッとした。
 だから、翌日からちゃんとテレビ前で
(頑張れ!落ち着いて!)と一緒に取り組むつもりで応援している。
 そして、今日12日、5日目。
 大の里の相撲が取れた気がする。
 押し出した後の安定した姿がカッコいい。

押し出し

 今場所、成績しだいでは大関昇進の可能性がある関脇 大の里はこれまで1勝1敗で、先場所敗れた前頭筆頭の隆の勝と対戦だった。
「大の里は得意の右を差して前に攻め続けるか 
 右が差せなくても前に圧力をかけて攻めてい
 きたいところですね。
 隆の勝は立ち合いで相手の上体を起こして、
 十分な体勢をつくらせる前に一気に攻め込め
 るかが鍵となります。」
と解説さん。
 で、立ち合いで強く踏み込んだ大の里は、隆の勝からの喉輪にも動ぜず、冷静に対処し得意の右を差す。
(おお。解説通りじゃん)
 胸を合わせて(前に)圧力の強さを見せた大の里が押し出しで勝。
(凄い、解説的中!)
 土つかずの5連勝、幕内で唯一の全勝。
 嬉しくてこのnoteを書いたが、
(浮かれちゃあかん。
 中日全勝で勝ち越しを決めるまで
 ちゃんと応援しなくちゃ)

優勝

 スポーツニュースには、早々と次のようなコメントが出された。
 大相撲秋場所5日目(12日、両国国技館)
 大関昇進を目指す関脇大の里は平幕隆の勝を押し出し、初日から無傷の5連勝を決めた。
 大関昇進の目安は
「直近3場所を三役で33勝以上」
 大の里は新小結で初優勝を飾った5月の夏場所で12勝。
 新関脇だった7月の名古屋場所は9勝。
 今場所で12勝すれば目安の数字には到達する。
 12+9+12=33ということだ。
 どうせなら、2回目優勝を引っ提げて
【大関昇進】して欲しい。
 だから、願掛けで
ー 全勝で勝ち越したら ー
  noteに書くことにする。
       ここまで9月12日。

 願いが叶って、9月15日。

全勝で折り返し

 大の里関は、全勝で折り返した。
 ギリギリまでの大相撲中継の最後にインタビューに答えている大の里関もかっこよかった。
 どんな質問にも
「前に出られる気力があって良かったです。」
「一番 一番 取り組んでいくことが
 大事だと思います。」
「ありがとうございます。
 頑張ります。」

なかびインタビュー

 今場所、成績しだいでは大関昇進の可能性がある関脇 である。
 今場所12勝すれば…。
  こんな嫌らしいことを言わない。
 考えているだろうが、はやる気持ちを抑えて一番一番、淡々と全力で取り組もうとしているところが素晴らしいと思う。
 若いのに自分を律することができる姿を見て
更にファンになった。
 彼から学ぶことが多い。
 人は生きて来た年月ではない。
 どう生きて来たかなのだ。

 しかし、落ち着きのない真愛は、
【後、四番!
 ㊗️・火・水・木!」
ドキドキしながら、テレビ観戦をするのだろう
 差し当たり、
「全勝で勝ち越し」
をしたので、noteを公開する。
 来場所は大関で大銀杏!!

ありがとうございます。 愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります