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歳をとったらコンサート

 久々に買った本は、昨年上半期ベストセラー「70歳が老化の分かれ道」である。
 小さな文字の
「若さを維持する人→
「一気に衰える人の違い→
        に飛びついたのである。

分かれ道

 精神科医で長年高齢者医療に関わって来ている和田秀樹先生なので、プッと吹いてしまうお話満載。
 楽しく読むことができた。
 読後感想としては、
【あら?
 真愛は70歳になる前から、ちゃんと
 若さを維持する人の道を進んでいるらしいわ
 どんな事も引退なんかする気はないし
(早期退職はしたけど…。)
 運転免許は返納しない。
(返納したら生きていけない田舎暮らし)
 太陽の光を浴びる。
(プールで晒してるのでシミが酷い)
 生活の中に変化を
(毎日が発見・驚き・感動…。疲れる)
 inputからoutputへ
(このnote公開だ。後悔の時もある。)
 運動習慣。
(プール行ってるぞー。)
 美味しいものを食べて免疫力アップ。
(好きなものを食べてるからちょっとね。)
 人付き合いを見直そう。
(嫌いな人には近付かない。
 いじめる人には、関わらず普通に
 挨拶だけ)】
 目から鱗は、
「長生きしたけりゃダイエットをやめる。」
だった。
 この本の詳しい話は、また別のnoteで…。
 

あ、さだ飴!

 高齢者の意欲低下は、前頭葉(大脳の前方部分で、思考や創造・意欲・理性などに関わっている部分)の老化によっても引き起こされるそうだ。 
 原始的な怒ったり、泣いたりするような感情ではなく、より高度で人間的な好奇心や感動、共感やトキメキといった微妙な感情を担っていて、この部分が衰えてくると、意欲ややる気が低下し感情のコントロールが利かなくなったり、想定外の出来事に対処することが難しくなったりするのだそうだ。
「頑固な年寄り」は、この前頭葉の萎縮が進んでいるのかもしれないという。
 この前頭葉の萎縮は、40代から始まるそうだ。
 何しろ億劫になったら、前頭葉の萎縮の始まりかもしれない。
 真愛も60代後半、何と無く億劫で外出しなくなった頃があった。(コロナ禍の後遺症で、東京に行くのが面倒になったのだ。)
 70代になると更に強くなり、何事にもやる気が出なくなり、これまでやって来た事もやらなくなり、あっていた人にも合わなくなり、家に篭りがちで不活発になる。
(まさしくコロナ禍状態なのだ。
 だから、コロナ禍が解消されて、気づいたら
 鬱になっていたり、老化が進んでいたり
 する人が増えたんだろうなあ。)
 前頭葉の老化を防ぐには「変化のある生活」をするのが一番。
 毎日単調な生活を繰り返していると、前頭葉は活性化せず衰えるのだ。
 だから、仕事やぼらん、趣味の集まりなど、外に出る出かける用事が生活の中に組み込まれていることが解決策だという。
 外出があると、誰かに会うし全て想定通りのことばかりではないので、必然的に前頭葉を使うのだ。
 そういうことのためにチケットを予約したのではないが、この本を読む前日に「さだまさしコンサート」にって来た。

会場で自撮り

 何度も行っている市川市民文化会館なのだが、1週間ぐらい前から「何着て行こうかな?)なんて、お出かけの服を考えた。
 結局暑いので、中山競馬場もあるので、「馬の柄」のワンピースを着て行った。
 新しく買ったものは、それに合うオレンジのピアス1600円だけだった。
 ピアスに合わせてペディキュアもマニュキアもオレンジにした。
 前回は友達と一緒だったので、歩いて会館まで行ったのだが、その前はタクシーで行った。
 本八幡の駅に立って、「忘れていた。」
更に困った事は、コンサートに行きそうな人が見つけられないのだ。
(誰かについて行けばいいだろう?!)という甘い考えがいけなかった。
 結局タクシーに乗ったが、帰りはタクシーで通った所を思い出して歩いた。
 沢山の人が歩いてくれたので良かったが、JR総武線に向かう人と京成線に向かう人とが別れた時にはちょっと焦った。(これが想定外という事)なんとか総武線の匂い?がする方に歩いて見つけた。笑笑。
 前頭葉が活発に働いているのだ。
 お出かけのために、化粧もしたし、おしゃれもした。Suicaの残高も心配したし、時刻表で乗り換えも考えた。

CDのジャケットがいっぱい

 勿論、「生さだまさし」のトークで大笑いをしたし、予想通り中山競馬場や市川の話をたくさんしてくれた。
 残念だったのは、彼の中高と同級生だったお友達のために作った「中秋無月」の話と歌が聞けなかった事だ。
 でも、「防人の歌」の壮大さに涙が出た。
 彼がずっとずっと「平和・反戦」を歌い続けていることがとても嬉しかった。

曲名をメモしたのに

 トークもガッツリしてくれたが、しっかり50周年の歌をセレクトして歌ってくれた。
 携帯もメモ帳も出せなかったので、手のひらにメモったのだが、なんとも、帰りの千葉駅のトイレで綺麗に手を洗ってしまい、家に帰って洗う前に写真を撮ったが、既に読めなかった。
 想定外のことだ。
 家に着いたのは23時20分だったが、それから必死で思い出した。コンサート曲。
長崎セレナーデ
精霊流し
無縁坂
縁切寺
雨宿り

道化師のソネット
マイアミの歓喜
いのちの理由
主人公
美しい故郷
懐かしい未来
風に立つライオン…。だったかな?
 他愛無い話を長々と書いてしまったが、
 真愛のちょっと若くいられる理由は、
「前頭葉をちょこちょこ働かせている」ことかもしれない。
 外出しましょう。
 想定外のことを楽しみましょう。

ありがとうございます。 愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります