見出し画像

MAAちゃんパニック 視生活

 眼(水晶体)の寿命は、60〜70年程度らしい。真愛が白内障に罹って手術をした年齢に合致していて、納得してしまった。
 白内障とは、眼の中のレンズにあたる水晶体が白く濁ることで、視界に支障が出る。
 水晶体はピントを調整したり、網膜に像を映す働きをする働きがあるので、霞がかかったようにボヤけるのだ。〔今日も黄砂が飛んでるの?〕って感じた時に、進行の速さを感じた。
 入って来た光が、眼の中で乱反射するのか、光が眩しく、星を見ても,月を見ても漫画のような十字星のキラキラが見えた。夜の車の運転、雨の夜の運転なんて事故を起こしそうなほどギラギラして怖かった。
 この白内障は老化現象の一つなため、発症する一番の原因は加齢。
 高齢者になるほど発症しやすくなる病気で、60代以上の8割は罹っているらしい。
 しかし、現在の日本では若年性の白内障も増加傾向にあるそうだ。
 若年層の白内障発症原因には、糖尿病などの生活習慣病、アトピー性皮膚炎、アレルギーの合併症から、パソコンやスマホによる強い光や紫外線曝露、怪我などによる眼への負担も白内障の原因とされている。
 真愛の場合、厚洋さんが亡くなって泣き続けていたので、目が悪くなったと思い込んで受診したところ、白内障と黄斑変性だった。
 発症初期は症状の進行を遅くする薬剤で、経過観察を行っていた。
 車の免許更新のために裸眼視力が下がっているのが気になって進行を遅らせる薬をもらった。
 運良く、免許更新はできたが、その一年後、症状が悪化して見えづらさを感じるようになった。
 そこで、去年、濁った水晶体を摘出して人工レンズを挿入する手術を行った。
 いづれ誰にでも発症する病気であり、一度手術を受けたら白内障が再発する事はないという。
 しかし、黄斑変性はそのままなので、目は大事にしなくてはと思っている。
 今回の冊子には、「眼の健康寿命を延そう」と題して、「目を守る習慣」の多くが書かれていた。

目と脳との関係

 光と共に目から入った信号は視神経を通じて脳に送られる。
 そして、色・長さ・形・質感など細かな情報に分解され、それらの情報が再びイメージとして組み上げられると、人は過去の記憶と照合してそれが何か〔花)を認識するのである。
 人は「目」でなく「脳」でモノを見ているのだ。
 人の情報の多くが「目」から入る。
 視力が低下して、外からの情報が少なくなると、脳の活動量が減って楽しみややる気が減少する。
 やる気もなくなり、外出しなくなり閉じこもりがちになると、筋力や骨力も減少する。
 当然、認知症や寝たきりの原因になる。
 目が良い事は、活発に動けることでもあり、たくさんの刺激も入り、脳も活性化する。
ー すご〜く目が大事! ー
ていうわけだ。

剥き出しの臓器

 目は常に外界に晒された「剥き出しの臓器」である。
 ドジな真愛は、良く目にゴミを入れてしまい厚洋さんに見てもらった。
「でっかい目だから、
 なんでも入っちゃうんだな。
 それに、瞼を閉じるのが遅いんじゃない?
 擦るな!」
と叱られたが後の祭り、結局眼科に行って診てもらった。良く右眼を充血させた。
 今、黄斑変性は右眼だ。
 要するに、さまざまなダメージを受けやすいのも「目」だと言えよう。
 この冊子には、「眼の異常サイン」としてチェック項目が掲載されていた。
⓵ものが変形して見える。
 視野に暗いところがある。
【黄斑変性症】の可能性がある。
 視力と最も関係の深い黄斑部に障害が起こる。
 真愛は、まだ変形〔物の歪み)視が少なく黄斑の断面写真で確認されている段階である。
⓶視野が欠ける。
 頭痛・吐き気がある。
【緑内障】の可能性である。
 眼圧が上がって視神経が圧迫され血流が悪化
 する。
⓷黒と紺の靴下を見間違える。
 ガスコンロの青い炎が見えずらい。
【白内障】の可能性がある。
 水晶体・レンズが濁る事で視力が低下する。

視生活

「一生見える目」を保つために「視生活」に気をつけよう。
a  青・紫の光から眼を守る。
 青はブルーライトだ。
 携帯電話やテレビなどから発するブルーライト
 は、網膜を傷つけるので就寝1時間前にはOFF
 にする。
 紫は紫外線だ。
 白内障や黄斑変性症の原因となる。
 季節や天候に関係なく発しられている。
b 緑黄色野菜サラダで網膜を守る。
 緑黄色野菜に含まれるルテインは視力に深く
 関わる網膜黄斑部のだめーじを防ぐ作用が
 期待できるそうだ。ほうれん草・ブロッコリー
 DHAを含む食材も良い。抗酸化作用がある
 エゴマ油・アマニ油
 この2つの成分を一緒に摂る。
 だから、緑黄色野菜のサラダが良い。
c 目の疲労を和らげる視点運動
 一番は、眼を瞑って休む。
 5mぐらい離れた物を2〜3分ぼんやり眺めて
 次に遠方の山やビルなどの景色を見る。
d 目の血行を良くする。
 眼のピント調節を行う毛様体筋の緊張を緩めて
 あげる。
 疲れ目に効くホットタオル。
 40度ぐらいのお湯のホットタオルで、温湿布。
 上を向いてリラックスして、5分程、ハァー❣️

お嫁さんからのプレゼント

 真愛の場合は、にゃんこeye mask。
 チャーちゃん〔愛猫)から貰った眼なので、ちゃんとこれを使う。

eye mask

 電子レンジでチンして使っている。
 歳をとればいろいろなところが「加齢」でガタが来るのは当然のこと。どんな物でもそうだからだ。
 しかし、手入れをしているものは長持ちするし、真新しい感じで保てるものもある。
 やらないではないと思う。
 また、食生活については、眼を大切にしようと頑張ったら、糖尿病が改善されることもある。
 身体は食べ物で作られているのだから、スナック菓子なんか食べないで、良い物を摂ればいいのは分かっているが、意志薄弱の真愛は今日もエアリアルを買ってしまった。
 大笑い。
 厚洋さん苦笑い。

ありがとうございます。 愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります