MAAちゃんパニック 肌には触らない方がいい
椿の花びらはしっとりいていて冷たく、庭から手折って直ぐに唇に当ててしまう。
凍てついた朝には、椿の香りも凍てついてしまうが、花びらの冷たさが心地よい。
寒い時期に咲く花の香りが強いのは、凍てついた空気の中でも遠くまで漂わせられるようにしているのかもしれない。
もうすぐ咲く沈丁花の花もそうだ。
昨夜、お隣さんにスイトピーの花を貰った。
春の花だからか、薄紅の花だからか分からないが、優しい香りだ。
薄い花びらは、ツンとしているが冷たく唇には優しかった。
ところが、一輪挿しに挿して、一晩たったら萎れていた。
5CCも入らない試験官のような物に入れたので、水が無くなってしまっていたのだ。
部屋の中が、異常乾燥警報なのだ。
急いで水を入れ少しだけ茎を切って挿しておいた。
30分で復活した。
この空気の状態で、真愛も生活しているのだと思ってその夜は、ゆっくりお風呂に入り、マッサージとパックをし、たっぷりの保湿クリームを塗った。
真愛の肌はあまり変化が無いようだ。
ロゼット洗顔パスタで洗ったが、霜が降りて、乾いた後の雑草がロゼッタ状態で、剥がしやすいように、なんだか肌はカサカサしている。
「見っけた!」
黒木華さんのように可愛く無いが、おばあさんが呟く。
おばあさんが呟く
「見っけた!」は、食い殺されそうで怖い。
見つけたのは、
【人の身体も細胞で出来ている。】
【出来れば触らない方が良い。】
昨夜やっていた事は、みんな間違い?
ー 洗い過ぎ&塗り過ぎは駄目 ー
以下の質問に一つでも、当てはまったら、貴方は「乾燥肌」「乾燥肌予備軍」だそうです。
🟡皮膚が突っ張るような感じがある。
🟡肌の表面がカサカサしたりピリピリする感じが
ある。
🟡見た目が白く粉を吹いているようになる。
🟡痒くなることが多い。
🟡寒い時にも薄着で、あまり手袋をしない。
🟡手や体を洗う時、しっかりゴシゴシ洗う。
🟡外出する時、紫外線対策を忘れてしまうこと
がある。
4年前までの真愛は、殆ど当てはまる状態だった。厚洋さんが可哀想がって、お風呂あがりに
「ちょっと来い。
ほら、背中にクリーム塗ってやるから。」
と言ってくれた。自分の身体が弱り始めていてのに
「広い背中だなぁ。」
と笑いながら丹念に塗ってくれた。
その時も、
「お前さぁ。ナイロンでゴシゴシ体を洗うよね。
良くないんだよ。」
「えーっ?
汚れが落ちないで気持ち悪いじゃん。」
「人ってさぁ。そんなに汚れないんだよ。
普通に生活してたらね。
だから、アソコと脇の下と
背中の老人臭の出る所だけ。
手で泡立てた石鹸をそっと撫でるぐらい。
何しろ擦らないこと。」
と言われた。
肌の綺麗な厚洋さんに言われて、かえって反抗したこともあって、ゴシゴシは直らなかった。
ところが、彼のいうことがあっていたのだ。
肌トラブルの原因の一つは、【乾燥】
肌の表面は、角質層と皮脂によって守られているが、皮脂が年齢と共に減少するので、角質層の水分が失われ、バリア機能が破綻しやすくなり、痒みや湿疹の原因になるという。
角質層を覆う皮脂が減れば、角質層の水分も蒸発する。さらに冬は乾燥するので、覆いのない肌からは、異常蒸発カラカラ乾燥肌になるのだ。
また、年をとって来たのにお化粧をした後のダブル洗顔は、乾燥肌に拍車をかけるという。
コロナ禍で、目の周りのお化粧を重点的にして…。
クレンジング剤、洗顔料のダブル洗顔。
ナイロンタオルでゴシゴシ洗って湯船でゆったりする。この「洗う」習慣が冬季の乾燥時期には肌に良く無いという。
厚洋さんが言ったように、加齢による乾燥肌に「洗う」という清潔志向の習慣が追い打ちをかけているのだ。
健康が損なわれた肌は、安静にして、正常な状態になって戻してあげることが大事。
メイク落としはクレンジングで優しく行い、お湯でさっと流す。柔らかいタオルでそっと水分を拭き取り、保湿剤を塗るといいそうだ。
「安静」とは「擦らない」ことだ。
全身を洗う時も、泡立てた石鹸を手にのせて、そっと肌の上に置き、お湯で流すのが1番。
冬場は汗もかきにくいので、全身を洗うのは2日に一回程度で十分だという。
(笑笑。
真愛は泳ぎ終わってバスルームでゴシゴシ。
寝る前にはお風呂に入りたい。でゴシゴシ。
一日に2回洗っている。)
湯船に入る前には、鼠径部や脇の下などを泡立てた石鹸でそっと洗ってお湯で流せばいい。
湯船に沈んで垢を流す入浴の方が肌のダメージは少ないらしい。(厚洋さんの言う通りだ。)
そっと洗って汚れを落とした肌には、5分以内に保湿剤を塗ることが大事。
手を洗った後も保湿剤を塗ることを忘れずに。
そう言えば、去年のクリスマスプレゼントに息子からハンドクリームを貰ったのに、バックに入れているのに使ってない。
厚洋さんも息子も、真愛の肌トラブルを心配してくれていてのに(御免なさい。気をつけます)
です。
生活習慣&予防と治療のために
ゴシゴシ擦らない、洗い過ぎはやめよう。
泡立てた石鹸で手を撫でるように洗うのが基本。洗ってタオルで水分を取り除いたらハンドクリームで保湿をする。
全身も泡立てた石鹸で撫でるように洗うのが基本。リラックスするには、ぬるめの湯船にアロマオイルを入れて香りを楽しむのも良い。
衣類による摩擦、外部の刺激から肌を守る。
バリア機能が破綻した肌は、化繊の衣類やアクセサリーで炎症を起こす。下着は綿素材。摩擦を最小限にする。室内は乾燥しないように加湿器を
水分の蒸発を防ぐには、手洗い後や入浴後に保湿剤を。
両掌の面積なら、軟膏やクリームは人差し指の先端から第一関節ぐらいまで、ローションなら1円玉ぐらいの大きさ。
塗り過ぎも良く無い。
で、最も重要な事は、肌が疲れていると感じたら、基礎化粧品も減らすけど、化粧も止める。
要するに、肌を擦る回数を減らすのだ。
美しい花も水が無くなって萎れてしまったら、摩擦に弱い。直ぐに擦れて千切れてしまう。
細胞ってそういうものなんだと思った。
君島十和子さんが、擦らない洗顔をして、とても美しい肌だった。
天海祐希さんは、ゴシゴシ洗っても、とても綺麗な肌であり美しい人だった。
悩み?
どっちが良いのかな?
ありがとうございます。 愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります