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MAAちゃんパニック 火照り

 火照り=ホットフラッシュ。
 オモニ閉経前後数年間に見られる身体や顔の火照り、上せのこと。自律神経の調整がうまくいかず、血管の習熟と各町のコントロールができなくなることが原因。
 就寝中に怒った場合には、何度も目が覚め、睡眠障害になることもある。
 真愛は、後年気障害なんかないと思っていたが、「自律神経の調整ができなかった」ので、ずっとのぼせや火照りに困らせられていた。
 ずっと更年期障害で、おばあさんになっても更年期障害なのだ。
 で、このホットフラッシュは、40歳超えの4人に一人の割合で症状を経験しているという。
 更に驚くべきことは、60歳以降も80代以降まで、全ての年代で概ね20%の人に症状が続くことがあるそうだ。
 閉経期には、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が低下するが、低下することより分泌が揺らぐ、乱高下するのが主な原因。心理的・社会的要因の影響もあるという。
 60歳を過ぎても一定の症状が長く続くのは、脳の視床下部にある血管運動神経系の司令塔が誤って活発な状態が続いてしまう事が一因だという。
 おっと。
 知らない方に「ホットフラッシュ」の一般的な症状をお知らせしよう。
○急に顔が熱くなる。
○汗が止まらなくなる。
○寝汗がひどくて寝られない。
○夜中に暑くて目が覚める。
などなど、いーぱいある。
 何しろ、おばあさんの真愛もホットフラッシュで、不眠症なのだ。
 火照り・のぼせ・不眠の他に鬱病も発症するという。年齢が高いから関係ないと思わないで、受診することも大事だという。
 ジェンダーだ。
 男女平等社会だ。
と言ったって、性差は死ぬまであり、身体は女なのだ。
 女に生まれれば女としての身体に苦労するのだ。それは、男性も同じ、男に生まれれば男の体で苦労しているのだろう。
 厚洋さんは、差別を嫌う人であったが、
「差別と区別は違う。
 だって、そうだろう?
 便所はいつになったって別々のはずだ。
 平等だから一緒に、なんて言われたら嫌だろう
 俺は嫌だ。
 俺は、本当は男便所もみんな個室がいい。
 女は恵まれている。
 区別は必要だが、差別は間違っている。」
 真愛も厚洋さんもお互いの性差について、羨ましがった。
「生理がなくていいわよね。」
「髭を剃らなくて良いよなあ。」
 結局、歳をとって、生理はなくなり、髭を伸ばすようになった。赤ちゃんの時の性差が少なく、還暦であかちゃんにもどりどんどん性差が少なくなるのかしらん?
 しかし、最近は食生活もいいし、医療も進んでいるので、いつまで経っても「若い」性差に悩まされるのかもしれない。
 おばあさんになっても、亡き夫を恋しがっているのは、まだ「女」ってことかしらん?
 さて、話はホットフラッシュに戻る。
 何しろ、女の人の体の変化は色々で、女性ホルモンのバランスを崩すと大変なのである。だから、「閉経時期」前後にホットフラッシュに罹る人が多いのだ。
 ここで、ホットフラッシュの改善法。
⭐︎食事
 やっぱり体を作るのは、口に入れるもの。
 更年期の症状に効果があるといわれ、納豆、豆腐、油揚げ,おから、きな粉、味噌などの大豆加工品から摂れる「大豆イソフラボン」
 赤身の魚や肉、レバー、バナナなどに含まれるビタミンB6
 真愛のように、ひとつをガッツリ食べるのではなく、バランスの良い食事が良いそうだ。
 腹八分目❣️である。
⭐︎衣服
 ホットフラッシュを防ぐ方法の一つとして、薄い重ね着です着衣を微調整すること。
 減量で皮下脂肪を減らすこと。

卯の花

 更年期障害は、鬱症状や不眠・めまい・頭痛・動悸・痺れなど多様で複合的と言われる。
(あの時のあれがそうだったんだ。)と今思っても遅いのだが、まだ続くというのが、今回の発見。
 そんな時は、ひどくなる前に中高年女性のヘルスケアに詳しい専門医を訪ねると良いそうだ。
 真愛は、第一子を授かった時から、婦人科の受診が嫌だった。
 子どもを授かったことは最高の喜びであり、最愛の人の子を産めることは、この上ない喜びだと思った。
 が、あんな恥ずかしいことはなかった。
 医療関係者の方は、お仕事だから何にも感じていないのだから、気にしなくても良いのだが、
「もう行きたくない。」
と診察後に帰りの車で泣いて困らせた。
 子どもを産んでも母乳が出ず、主治医に
「こりゃ、旦那のもんだね。
 パパに取られちゃいました。」
と赤ちゃんに向かって言われ、厚洋さんは赤面していたのを覚えている。
 息子には悪いがそれで良いと思っていた。
 こんな真愛を見て、2人目は大変だと思ったのか、神様は2人目を下さらなかった。
 だから、子宮がん検査も乳がん検査もしなかった。
 ひょっとしたら、真愛みたいなことを感じている人もいるのではないだろうか。
 ボーボワールの「女に生まれるのではなく、女になる」のである。

奇跡の人に会えて幸せ

 今日は憲法記念日。
 日本国民は正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民と協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。

 そもそも国政は国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。

 われらはこれに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。
 われらは平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。
 われらは全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和の内に生存する権利を有することを確認する。
 われらは、いずれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従うことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信ずる。
 日本国民は、国家の名誉にかけて、全力をあげて崇高な理想と目的を達成することを誓う。

 世界一素晴らしい憲法だと思う。
 しかし、日本国民は、国家の名誉にかけて全力をあげて、「崇高な理想」と「崇高な目的」を達成することを誓おうとはしていない。
 まだまだ、男女差別や偏見は現存していて、悩まされている方も多い。
 更年期障害が今も続いている真愛だが、偏見や差別をしなかった厚洋さんに出会えて本当に良かったと思う。

ありがとうございます。 愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります