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展示ブースのつくりかた
先日MakerFaire Tokyo2020に出展をしていました。
僕たちのブースはこんな感じです
思った以上に展示方法について好評いただきました。
今回の展示はいつもより丁寧な過程があったので、記録しておこうと思います。
展示の目標
以下のことを意識しながら進めました
・搬入・撤収の手間を減らす
・展示用の道具製作は最低限の工数にする
・今回の製作動画は使い回せるようにする
一言でいうと「省エネ展示」です
展示のイメージ
Pinterestを見たり、イラストを自分で書きながら展示のイメージを作ります
今回はいくつかのイメージを選定をした結果上の画像をモチーフに決めました。
今回の展示では、食品と靴を同じ机に展示していました。本来地べたに置く靴と、卓上に置かれる食品がフラットに並んでいると違和感が生まれてしまうため、採用したモチーフのように、それぞれが島のように独立して見えるものにしました。
展示のレイアウト
次にレイアウト決めです。前々からアルゴリズミックに設計する展示方法をやってみたかったので、今回はミーハープレイで試してみました。
ここ数年はずっとMakerFaireに出展しているので、いつからか作品の出展スペースがわかるように、3Dデータを作っています。
今回のアルゴリズミックなレイアウトには、RhinocerosのアドインであるGrasshopperを使用しました
作品数を設定すると自動でスペースの割当をしたり、隣り合う間隔を可変で制御できるものにしました。
レイアウトは以下で統一することにしました
展示の材料調達
今回の展示什器?は大きく以下の3つです
1.机に布を敷く
2.作品台
3.作品紹介のキャプション
・布
MFTで借りれる机は事務机なので、布をかぶせるだけで大分変わります。
MFTで布を使用する際は防炎加工され、かつ加工の証明が必要になります。通販だと特に防炎証明のラベルを発行してくれないところもあるので注意してください。
・作品台
紙は竹尾で購入をしています。紙の知見はあまりないので、お店で見てからグッときたものを選びます。今回は白系を使う予定だったのでいくつか質感の違うものを購入しました。
紙だけだとペラペラなので、厚みをつけるためにスチボで高さをつけます。作品と作品資料では高低差をつけてメインとサブの区切りをつけました。
・キャプション製作
UVプリンタでアクリルに作品の説明文を印刷しました。(ついでにDon't touchも)
UVプリントするときは、展示する際の表面ではなく、裏面から印刷してあげるとアクリルの光沢で高級感が増します。裏から印刷するときは印刷物のミラー・カラーとホワイトの印刷順序に注意してください。
まとめ
設営・撤収なども20-30分ほどで完了して、目標のエコ展示の目標はできたのかなというのが感想です。この展示設計のプロセスは至って普通かもしれませんが、誰かの役に立てれば幸いです。また思いついたら更新します(2020.10.20現在)
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![若杉亮介 / Byte Bites Inc.](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/99828411/profile_47a976833ae440922fe9477f2c73229b.jpg?width=600&crop=1:1,smart)