長期間、地元を離れて思うこと
二つの街にルーツが出来ることが嬉しいのと、そんなに東京が好きじゃなかったけどやっぱりたまに行くといいという思考になる。
日仏ハーフの友人は言った。「大嫌いで大好き」と、渋谷駅地下、東急線三線が交差する改札を歩きながらポロリとこぼした。すごい、わかる。と思った。
わたしは神奈川の湘南出身で、とにかく死ぬなら鎌倉がいいって言っていた。ちょっと自転車飛ばせば海が見れることも、穏やかに時間が流れることも、競争もない、ほどほど田舎なのにちょっとオシャレみたいなこの街が好きだった。
そして同じくらいに大好きな京都に現在住んでいて、それも自分の人生に大満足な結果だった。
関東の人が交通移動に関して捧げる時間の考え方をまるっきり否定されてしまった。
この数年で時間に関する革命が起きた。移動時間は短く、しかし計画は長期的に。ということ。
死ぬ時はここにいて、可能であれば骨は京都と鎌倉に分けて欲しいと思ったくらいである。