ならんこ

奈良に住むちょっと変わった"シングルマザー"。会社員として働きながら、病気の母と同居してひとり介護中。

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奈良に住むちょっと変わった"シングルマザー"。会社員として働きながら、病気の母と同居してひとり介護中。

最近の記事

グループホーム15日目

今日で母がグループホームに入って15日目。きっと母も色々な思いがあると思うけれど、娘もこの15日は心の葛藤の日々でした。 これで良かったのだろうか、いや、これで良かったんだ、と心が行ったり来たり。 前に比べて掃除も洗濯も食事の準備も負担は半分以下になったはずなのに、楽になったというよりもルーティンが変わって、ぼんやりしたり。 でもやはり私は私の人生を生きるべきだとの結論に至り、歯を食いしばって生きるのはやめよう、もっと楽しく、抵抗せずに生きようと思ったのでした。そのときに参

    • グループホーム7日目

      母の入所しているグループホームは担当の方とLINEでやりとりが可能です。電話だとタイミングを考えないといけないけど、いつでも自由にメッセージを送って置けるので本当に便利です。 またホームから、写真を送ってきてくれたりして、様子がわかって大変便利です。 一方で、写真を見れてしまうと、心配してしまうのも事実。 昨日はひな祭りで、ちらし寿司を食べている様子とか送ってくれたものの、母は心のそこからは楽しんでないような様子が分かり。。。 確かに新しい環境に1週間で慣れるのは難しいとは

      • 信頼と覚悟-グループホーム5日目

        今日で母はグループホーム5日目。 母にとっては入所は不本意で、やむを得ず、お風呂修理期間中と説明してるから、私はついつい気になります。 でも母にはそうやって入ってもらうしかなく、そしてもうワンオペ介護も限界に来てたから、この決断をうじうじ考えても仕方ない! グループホームの社長と話した時にも、他にも家のリフォーム期間中と説明して入った人もいたというから、わたしだけではない! これでよかったと覚悟決めて、施設の人を信頼するしかない! と、自分に言い聞かせて、少し気持ちも落ち

        • 認知症への理解

          母が認知症と診断された時のショックは今でも忘れられません。 脳梗塞で倒れてその後の診断書の中に「認知症」と書かれているのを見つけた時には、嘘でしょう、と衝撃を受けてしまいました。 でも実際に動作を見ていると、あれ?と思うことがあり、受け入れざるを得ませんでした。 人間は脳の5%しか使っていないなどと言われますが、たった5%のうちの一部がうまく機能しなくなったら、それで日常生活にも支障が出るとは。。。残りの95%のどこかが代わりに活躍してくれないのかしらと。 本を読んで認知

          グループホーム3日目

          今日で母はグループホーム3日目。どうしてるのかなと気になります。 手続関連で施設の人に電話したついでに聞いてみたら、元気にされて、今ご飯を食べられてますよーと。 ほっと一安心。 食事が美味しいと聞いていたのと、周りにスタッフの方がたくさんいるので安心して過ごせるせいかなと思います。 やはり母にとっての一番良いタイミング(早すぎず、遅すぎず)の入所だったのかなあと(思いたい)。 入所してしばらくは「帰る!」と言い出さないためにも会わない方が良いと聞きますが、今はコロナのせいで

          グループホーム3日目

          歩行器から車椅子へ

          今回施設入所がなかなか思い切れなかった理由の一つに、歩行器から車椅子になることがありました。 母は歩行器を使って不自由な右足を引きずりながらも、自分の力で歩いていました。時々危なっかしい時もあるけど、筋力維持のためには少しでも長い間、歩いて欲しいという思いからでした。 でももうすぐ80歳、脳梗塞で倒れてから7年、十分に頑張ったとして、決断しました。 母も、もう無理に歩かなくて良いし、周りに人がいて賑やかだし、思っていた施設生活とは違って、きっと良い選択なのでは、という思いで

          歩行器から車椅子へ

          嘘も方便でグループホームへ

          今日の母は昨日と一変して機嫌良く、朝から一緒にテレビを見て、お昼を食べてから、いざ施設へ。 母にはお風呂入れてくれるところと説明して、本人はあまり理解していないながらも機嫌良く動いてくれ、施設での歓待に笑顔で対応してました。 そして私と兄は別室で色々話をしたあと、そのまま帰宅。 あとは馴染んでくれることを願うのみ。 家に帰り、兄も自宅に戻ると、私一人に。これまで母とはこの家では5年半一緒に暮らしてきたので、ぽつんと残されて寂しさが込み上げてきて。 喧嘩もたくさんしたし、もう

          嘘も方便でグループホームへ

          介護施設

          母は認知症の症状があるので、グループホームに入ります。 以前に介護老人保健施設、いわゆる老健に入ったことがあるのですが、母はそこでの思い出があまりよくなく、再度の施設入居は絶対NO!!という反応でした。 私も介護をする前は、介護施設にこんなに種類があるなんて全然知りませんでした。 色々調べたり、見学して、何を重視するか次第なのかなと今は思っています。 母はあまり綺麗すぎる施設は病院のように感じたりするようで、家を改修した施設にすることにしました。 また自宅に一番には近くないけ

          在宅介護から施設入所へ

          ここ2年ほどで、母の体力はそれほど落ちていませんが、認知機能は随分落ちた気がしています。 それにしたがってワンオペの在宅介護の負担も大きくなってきました。 できるだけ家にいたいという母の要望に添いたいと思って、なかなか踏み切れずにいました。 本人にも、施設にいた方が安全だし、と仕向けても、私はこの家がいいーーーー!!と主張するのでなかなか納得してくれず。 病院の先生やケアマネさんから言ってもらっても、もともと他人の言うことをあまり聞かない母は、もちろんそんな言葉に説得される人

          在宅介護から施設入所へ

          久しぶりに・・・

          ずっとNOTEを書く気がせずにいたのですが、久しぶりに。 というのも母に施設に入ってもらうことにし、なんとなく肩の荷が降りてきたからです。 ただ本人は施設入居は拒んでいるので、家の修理のために一時的にとして入ってもらう予定です。 これまで在宅介護を6年ちょっとしてきて、本当に色々ありました。 また改めてNOTEにつづっていきたいと思います。 写真は石楠花の蜜を吸う蝶々。今年も咲いてくれるかな。

          久しぶりに・・・

          汚れよりご飯

          母は体が不自由で思い通りにいかないことが多く、もうこんな人生いらない!と嘆いてことも多いのですが、やっぱり生きたいという思いが強いよう。 というのも今日は日中にトイレに失敗したようで、家の中が結構汚れていたようで、不在の私に変わってヘルパーさんが片付けてくれました。 帰る前にケアマネさんから電話で報告を受けて、あぁ、、、またか・・・・、どうしたらいいんだろうと考えながら電車に乗っていたら、ついうとうとして電車を乗り過ごしてしまい、帰宅がいつもより20分ほど遅れてしまいまし

          汚れよりご飯

          認知症と豹変

          医学の進歩は著しいものの、認知症は進行は遅くできても、治療は困難なよう。 認知症の症状にも色々あるようで、母の典型的なパターンは3つ。 1。ラジオのボタン操作が時々わからなくなって、音を大きくしすぎたり、聞きたいチャンネルを聞けなくなる。 2。夜中に、誰かが来たとか言って私を起こす。でも朝になったら、自分がおかしかったと、幻影であることを認識して、起こして悪かったと言うので不思議。 3。ついさっきまで普通にしていたのに、急に人格が変わって怒りだす。しかもなんの脈絡もな

          認知症と豹変

          無事に年越しを迎えるということ

          とうとう2021年が来ました。 おせちに、お雑煮を食べられることに幸せを感じています。 母の体調・認知機能は一進一退というか、ブレが激しく、良い時もあれば悪い時もあり、平和におせちを食べられるんだろうかと、少し心配してこともありました。 でもなんとか大晦日に入浴完了し、今日はゆっくりおせち。 介護にも年末年始はありません。何度もトイレに失敗し、1日から洗濯ですが、それでも家でそれなりに平和にいられるのだから文句は言えません。 次の目標は3月の母の誕生日です。 その

          無事に年越しを迎えるということ

          藁にもすがる思いで、Foot Fit

          前から母の足は動きが鈍かったけど、おととい、本当に急におかしくなって、どうしようかと。 とりあえず前から気になっていたFoot Fit(足の筋肉に働きかけるEMS機器)を急いで購入。 母は健康器具とか使うの嫌いなのですが、もうこのままではダメだ、無理にでも使ってもらおう、と思い、お願いして足を乗せてもらいました。 電気刺激も感じないほど鈍感になっていたらどうしようかと思いましたが、無事、ぴりぴりを感じてくれました。 1回やっただけで変わることはないですが、すり減ってい

          藁にもすがる思いで、Foot Fit

          老老介護

          私は平日は会社勤務のため、お昼にヘルパーさんに来ていただいてます。 母がもうデイサービスに行かないと言い出したので、ヘルパーさんに入ってもらう回数が増えました。 そのため、新しいヘルパーさんにも来てもらうことになったのですが、その方はなんと母と同い年(77歳)! お元気で働けるとはすごいなあと思いつつ、まさに老老介護。 今後さらに介護が必要な人が増えてくると、ヘルパーさんの方が年上ってこともあるのでは。 皆、できるだけ健康年齢を伸ばせるように気を付けること、そして皆

          ボール投げ2 できるということ

          母はボール投げは楽しいらしく、朝晩二人で遊んでます。 そして脳梗塞の後遺症で動き辛くなった右手で投げてみてと促し、何度かやってるとボールもちゃんと前に飛ぶようになり。 ほんとはあっちこっち飛んでくので私のキャッチが上手いんですけど、それでもラリーが続いて、できるやん!!と。 やはりいくつになってもできるようになる喜びって大きいもんですね。 写真は通勤列車からの眺め。曇りでも空のグラデーションが綺麗。どんな日もどんな時も良いところ、楽しいことはある。

          ボール投げ2 できるということ