こどもの居場所を考える⑤
今日来てくれていた福祉系の大学のにいにいへ、読まれない手紙のように考える。
たった2回、数時間過ごしてくれて。
小学6年生のコタロウがあなたに懐いたのは何故でしょうか?どう感じていますか?
みんながスマブラをやっている隣で、あなたがヨギボーに座り、コタロウはあなたの膝の上に足を乗せるように寝そべっていました。
とても優しい雰囲気がして、あなた達2人に「仲良しになったんだね」と声をかける。
あなたは『そんなことないっす。コタロウに2度と来るなって言われました笑』と。
コタロウは何故あなたにべったりできたんだろう。
あなたは何故それを受け入れたんでしょうか?
このたった2日間の、大学からの課題としての遊びボランティアをやってみて、どんな気持ちですか?
私はあなたがノビノビと過ごしているのを小さな事務室で作業しながら聴いてました。
『○○これ一緒にやろうぜー』と来ている子の名前を覚えて、遊んでいた。
溶け込んでいるように見えました。
コタロウとあなたの関わりは、福祉の仕事に進むかもしれないあなたにとって非常に重要なモノだと感じてます。
人との関わり
こどもと一緒にいること
そこにいる子と過ごして感じる気持ち
私は、この居場所で約10年過ごしてきて、今日のあなたとコタロウのような時間を何回も過ごしてきました。それが喜びであり、このことが私を成長させ、私の中の“こども”を取り戻すことにつながっています。
私の中のこどもとは、
ただ“いる”ができること
自然体で過ごすこと
楽しむこと
遊ぶこと
おもいやること
忘れかけていたものを、こどもたちと関わる中で取り戻し、再生し、また失くして、また戻す。
コタロウに「ダイガクセー」と呼ばれ、楽しく過ごした今日をどう振り返っていますか?
今日が何故成り立ったのか分析してみないですか?
コタロウが仮にあなたに少し心を開いたのであれば、あなたの何かが優しく開いたのだと思います。
その何かはあなたの強みであり魅力。
この何かを大切に福祉を進めて欲しいです。
その何かは羨ましいぐらい素敵なものだと思います。素敵な何かを持っている人に出会えたことが私は嬉しく、希望に見えます。
コタロウと、あなたのやりとりに何かを考えるヒントがありそうですね。
ボランティアとして遊んでくれてありがとう。
大学生にいにいから学びました。ありがとう