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オードリー若林さんを想う

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オードリー若林さんについて綴ったnoteの纏めです
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#松本人志

オードリー若林さんが向き合ってきた『傷』とは?

「物心ついた時から今日までの傷がなければ、土曜深夜1時から3時に12年間喋り続けることも、(中略)この本を出版することも絶対にできなかった」 「痛みを構造的に理解しようとしてきた」 「傷と向き合ってきた。それだけが今の俺を支える自信だ」 文庫版『ナナメの夕暮れ』に新たに加筆された文庫版のためのあとがきの中で、過去を振り返る若林さんから差し出されたパンチラインからは、若林さんを形作ってきたものが、傷であり痛みであり、それらと向き合い、腹に落としてきたプロセスであることが明

オードリー若林さんを隔てる思考の特質性とは何か?

芸人さん全員がもれなく震撼する瞬間とは、どのような瞬間であろうか。 数多の芸人さんがいる中で、その価値観は様々であり、琴線に触れるものは当然一色淡ではない。 だが、『人志松本の酒のツマミになる話』で、松本さんが語った休みの日の過ごし方は、間違いなく全芸人さんが震撼するものであった。 本日は、戦慄の松本さんの休日、そして若林さんの休日の過ごし方を通じて、突き抜ける人の持つ共通項を紐解き、そのプロセスの中で見えてきた若林さんを隔てる思考の特質性を言語化していきたいと思う。

オードリー若林さんは『審査員長・松本人志』のフォーマットでは、くりぃむ上田さんに勝てないのか?

『審査員長・松本人志』の第3回が4月28日(水)に放送された。 時間は21時からの2時間に拡大。 3回目にしてついにゴールデン進出だ。 番組を観て、改めてこれは若林さんの番組ではないのかな〜と感じた。同じように感じた人も多いのではないか。 今回は、この感覚的な「若林さんじゃない感」を、前回投稿で用いた 『おもしろい』=①事実②見解③発想の総量 の切り口を用いて紐解いてみたいと思う。 1.『審査員長・松本人志』のおさらいまず『審査員長・松本人志』のおさらいをしたい。番組

オードリー若林さんの『おもしろい』の正体とは?

『おもしろい』とは何なのか? 「おもしろい番組」 「おもしろい企画」 「おもしろい話」 幸運にも世の中には『おもしろい』コンテンツが溢れているが、人それぞれ、その時々で『おもしろい』に込められる意味合いは異なる。 同じバラエティでも 『カメラが捉えた衝撃の瞬間25選』と 「オードリーのトーク番組」の『おもしろい』 は異なるし、 同じオードリーのトーク番組でも 『あちこちオードリー』と『オールナイトニッポン』の『おもしろい』も異なる。 今回は、コンテンツの『おもしろい

10年超が3本、継続期間から見るオードリー若林さんのレギュラー番組12本の将来形とは?

『松山英樹プロ、マスターズ優勝!』 4打差から悲劇の逆転を喫する姿を見たくなくて、当日はニュースを遠ざけてましたが、ホントに良かったです。。おめでとうございます! さて、素人目から見て、ゴルフは継続と再現のスポーツなのかな、と感じている。 たまにラウンドしても、前回のラウンドで上手くいってたスイングを全く再現できず、膝から崩れ落ちる、という経験を重ねている。 上達には、間隔を空けずにプレイを継続し、再現性を高めていくしかない。 バラエティはどうか? YouTube

オードリー若林さんが「審査員長・松本人志」に独自色を加える為のmoveとキャスティングとは

若林さんが松本さんとコンビを組む特別番組「審査員長・松本人志」の第2回が1月2日23時30分〜0時30分に放送された。 この新たなチャレンジ、その裏側に透ける仕掛け人の意図と若林さんが番組に独自色を加える為のmove、その為に必要なキャスティングとは何か、を紐解いていきたい。 1.番組の構成若林さんがMC、松本さんが審査員長、ゲストを審査員として、新しい切り口の体験を紹介・審査するという番組で、審査員長と審査員が審査対象の斬新さや体験の面白さを笑いを交えて伝えるところが見

オードリー若林さんの出演番組ポートフォリオの最適化と事務所との折り合い

人に与えられた時間は等しく、イーロン・マスクも僕も同じ1日24時間だ(何という平等)。 その限られた時間は得意とする分野に割り当てて欲しい!と、本人の想いや事情を無視して外野は無責任に期待する。 マイケル・ジョーダンには野球を挟まずバスケを続けて欲しかったし、橋下徹さんには政治評論家としてではなく政治家として暴れて欲しいし、若林さんには独自色が出せない番組からは降りて欲しい。 若林さんの余力を捻出するには若林さんはとにかくレギュラーが多すぎて、若林さんにしか創り出せない

オードリー若林さんも乱舞したM-1グランプリという壮大な芸人ドキュメンタリーと劇場の支配人

今年もM-1グランプリという壮大な芸人ドキュメンタリーの幕が下りた。 優勝したマジカルラブリーのファーストラウンドの得点は649点。 そう、2008年に敗者復活を勝ち上がりトップで最終決戦に進んだオードリーのファーストラウンドの得点と同じ649点だ。 マジカルラブリーの649点の内訳は 上沼さん  94 松本さん  93 礼ニさん  96 志らくさん 90 塙さん   94 富澤さん  94 巨人さん  88 オードリーの649点の内訳は 紳助さん  89 松本さん