マガジンのカバー画像

別冊アル

19
アル編集部によるアルライターさん記事のpick
運営しているクリエイター

#goodアフタヌーン

『圕の大魔術師』考察Vol.4 -8つ目のマナとニガヨモギの使者

『圕(としょかん)の大魔術師』考察記事第四弾です。今回は作中世界で未だ解明されていない8つ目のマナと、さらに「ニガヨモギの使者」の関係まで。今までの考察記事(第一弾、第二弾、第三弾)は基本的に事実ベースで考察してきたのですが、今回は飛躍と妄想全開で行きます。 ↓↓ネタバレ無しのあらすじはコチラから↓↓ ※今回ほんの少しだけ本誌のネタバレを含むので単行本派の方はご注意ください。 七古抜典「ネザファパレハの円盤」 圕の大魔術師の世界では、歴史上大きな役割を果たした存在として

『圕の大魔術師』考察Vol.3 -何かが起きる5年後

『圕(としょかん)の大魔術師』の考察記事第三弾です。第一弾、第二弾は登場人物やその名前について考察しましたが今回は暦について。短いです。 七古抜典「アレマナカ」圕の大魔術師の世界では、歴史上大きな役割を果たした存在として七つの書が定められており、「七古抜典」と呼ばれています。その中の一つが、ラコタ族が残した「アレマナカ」です。 その内容は新しく発明された暦であり、2つの衛星(月みたいなやつ)を元に計算された「双暦」はそれまでより格段に精度の高い長期暦となりました。 途切

『圕の大魔術師』考察Vol.2 -二代目大魔術師候補は誰か

『圕(としょかん)の大魔術師』の考察記事第二弾です。今回は作中で言及されている英雄「圕の大魔術師」の二代目候補について考察。相変わらずネタバレ全開で行きます。前回は結構なボリュームになりましたが今回は短め。 圕の大魔術師とは?まず作品のタイトルにもなっている「圕の大魔術師」ですが、これはかつて世界を救った七人の大魔術師の一人、コマコ・カウリケの敬称です。 一冊の書をきっかけに悲惨な民族大虐殺が生まれた悲劇を受け、彼女はどの民族政府からも自立して書物を管轄する組織を成立させ

『圕の大魔術師』考察Vol.1 - 名前には意味がある

『圕の大魔術師』という最高のマンガがあります。もうほんとに最高なんですが…このnoteでは本作の考察記事を書きます。ちなみに圕は「としょかん」。 既刊4巻ですが、思いっきりネタバレしていくので未読の方は注意してください。逆に単行本をベースにしているので既に連載誌では答えがでているネタもあるかもしれません。 また、作品を読んでる前提で書いていくので細かい説明はしません。マンガサービス「アル」でネタバレ無しのレビューも書いているので未読の方はよろしければどうぞ。 では早速行