マイクロサービス間の通信方法の選び方
マイクロサービス間通信方式の選定について説明します。
現在のモノリシックアプリケーションをマイクロサービス化するため、各通信方式のメリット・デメリットを比較しました。
比較した通信方式と特徴
gRPC
メリット: 高速処理、明確な型付け、ストリーミング可能
デメリット: HTTP/2対応LBが少ない、デバッグ困難
GraphQL
メリット: JSONベースでデバッグが容易、必要なデータのみ取得可能
デメリット: サーバ側実装が複雑、特有の脆弱性あり
REST API
メリット: 学習コストが低い、実装が簡単
デメリット: オーバーフェッチ発生、エンドポイント数が増える
メッセージングサービス
メリット: 冗長構成、効率的な処理
デメリット: 直接通信より遅い、障害箇所特定が難しい
選定結果
メリット・デメリットを総合的に判断し、gRPCを採用しました。理由は、型定義や処理速度、通信速度、運用難易度などの点でマイクロサービスに適していると考えたためです。
結論
サービス間通信方式の選定はマイクロサービス構築において重要であり、それぞれのメリット・デメリットを比較し、適切な方式を選定することが大切です。
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