ニュースを断つと、人生が豊かに⁉
■結論:ニュースをダイエットして人生を豊かにする。
この本は、ニュースの「ダイエット」を勧めています。実際にニュースを絶ってみると、自分にとって本当に必要な情報がわかるようになります。
このような内容です。
1.ニュース中毒になっていませんか。
ニュースは、1650年ドイツのライプツィヒで生まれました。いまから370年前のことです。それ以来、ニュースは私たちの時間を奪い続けてきています。
アメリカのピュー研究所によると、私たちはニュースに一日あたり58分から96分(年換算では約一ヶ月分)の時間を消費しています。
しかし、あなたは長年にわたってニュースを見聞きしきて、世界をよく理解できるようになり、よい判断ができるようになったでしょうか。
2.ニュースでは、出来事の本質的な理解にはつながらない。
ニュースに触れ続けると、世界が実際よりも単純で、説明可能なものだと錯覚してしまうことがあります。
世界で起こっている出来事は、複雑に絡み合っています。ニュースは、それら出来事同士の関連性を説明しないで、事実を並び立たてるだけで、説明したことにしてしまっています。ニュースでは、出来事の本質的な理解にはつながらないのです。
3.自分がコントロールできないものを心配しても、役に立たない。
ニュースの内容は、基本的にはあなたと無関係です。そして、あなたの能力を超えているものばかりです。
人は、自分にはどうしようもないことを連日にわたって聞かされていると、次第に受け身になっていってしまいます。文明病といわれるうつ病と、ニュース誕生の歴史がリンクしているようにみえるのは気のせいではないようです。
自分でコントロールできることの情報を手に入れて、奪われた気力を取り戻し、悲観的なものの見方から脱却しましょう。
4.ニュースから自由になろう。
ニュースがなくても、あなたが困ることはありません。本当に大切な情報は、適切なタイミングで、専門誌や友人・家族からあなたの耳に入るのものだからです。
あなたも、ニュースをダイエットしてみませんか。
出典:ロルフ・ドベリ『News Diet』、サンマーク出版、2021年
出典:『News Diet』
著者:ロルフ・ドベリ
訳者:安原 実津
出版:サンマーク出版、2021年
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