見出し画像

「失敗」の価値:正解のない世界

正解がない、現実世界

 学校や受験という制度が作り出した、正解が「ある」世界は錯覚だといえるでしょう。「勉強」と聞くと、子どもたちの目から輝きが失われるのは、模範解答を導くことができない自分への不快感情の反映に思えます。

 現実の社会で正解のある問題に出くわすことは、めったにないものです。仕事の案件にはどれも模範解答などは存在せず、その場で解決策を考えて乗り切っていくほかないのが現実です。

失敗経験から「強かな足さばき」を学ぶ

 失敗の経験ほど、人間を確実に大きく成長させるものはありません。たくさん転ぶ経験をするほど、転ばぬ先に鮮やかなステップを踏める大人になれるのです。失敗を重ねて、そこで「したたかな足さばき」を身につければ、少しは気の利いた大人になれるかもしれません。

あらかじめ約束された正解をなぞること、これくらい非生産的で人生を無駄にすることはない。
予定調和は厳密に避けなければ、何一つ意味のあることはできない。


いいなと思ったら応援しよう!

きのした じょうこう
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。あなたの「スキ」が励みになります。「サポート」されると張り切ります。私の記事が必要としている人に届きますように。

この記事が参加している募集