やっぱり私は橋本将生のことを何も分かっていなかった。

お疲れさまでございます。毎度申し訳ございません、私です。ご容赦ください。

タイプロエピソード16、5次審査のチーム菊池回+5次審査通過者発表と「悪魔か?」と言いたくなるような構成の回がとうとう配信されましたね。

結果についてはきっとどの推しがいる方でも「ツラい」と思われる方が多かった配信だったんじゃないかと思います。4名脱落すると分かってはいたけれど、誰が落ちてもツラいのは分かってはいたけれど、この重さは私も想像以上でした。

橋本将生推しでありアイドル門外漢で好き勝手願望と妄想を重ねることで文字を埋めているだけのnote芸人である私はこれから橋本将生の『New phase』パフォーマンスについて感想を書いていくわけなんですけど、それでも『New phase』の感想を書くならばその前に触れなくてはならない候補生がいる。それは彼に対して当たり前に払われるべき敬意だと思っています。


とある候補生について

チーム菊池の『New phase』の顔、主人公は間違いなく前田大輔くんでした。
本当に素晴らしかった。こんな前田大輔くんがずっと見たかったような気さえした。彼がこの課題曲の顔だったからこそ、他の3人がここまで引き上がったんじゃないかと思うまである。
だけれど結果は4人のうち前田大輔くん1人だけが脱落というあまりに衝撃的なものでした。この点について私は考察だとか解釈だとかとやかく書く気はありません。ただただショックではあったけれど、じゃあ誰かが悪かったのかというと、そんな簡単な話ではないのだと思う。この結果に対して明確で分かりやすい悪者、要因があったらどれだけ楽か。傷ついた時、人は孤独でたまらないから殴る相手を探したくなる。だからネット上では「悪者探し」が横行しやすいと思うんですけど、物事ってそこまでシンプルではないことばっかりですよね、本当に。決して二元論では語れない複雑なモヤモヤの中を自分の力で必死に泳いで生きていくしないのだと、なんだかまた人生について考えさせられました。
前田大輔くん、私が言うまでもなくそれは沢山の人に届いたと思うけれど、本当に最高のパフォーマンスでした。めちゃくちゃカッコよかった。同じく脱落してしまった西山くん、山根くん、鈴木くんに関してもそうです。こんなに優れた才能がここで終わってしまっていいわけがない。そしてそれはtimeleszのお三方やトレーナー、スタッフの皆さんが一番思ってるんじゃないかと思う。どこかで絶対また会いたいし、その時は心から応援します。

推しが最終審査まで残ったというのに、こういう風に切り替えられるまでの普通に一晩かかってしまった。編集えぐいって。でも4次審査終了の時みたいに爽やかで青春なお別れシーンのbehind動画が上がらなそうなことであったり、配信前に佐藤勝利さんが書かれたブログの内容であったり(こっそり前日にお金払って読んでました)を考えると、視聴者の反応が大荒れになることは番組側も予想がついてたんだろうなと思います。にしたって残酷だねえ!!!!

んもう!!!! 一旦気持ち切り替えて橋本将生の話しますよ!? 良いですか!?
頑張っていきましょう!!!!!

順位とのギャップ

ハナから結果についての感想を述べてしまうのですけれど、橋本将生4位通過は本当にすごいです。まだ同チームの前田くんが落ちてしまうと知る前だったので、私もテレビの前で力いっぱい拍手しながら泣いて喜びました。

ただ正直なところを言うと、「高くねえか!?!?」って一瞬思ってしまったんです。この私としたことが(?)まだそんなことを思ってしまった。この結果に対する私の中で生まれたギャップはなんだろうか? それを配信が終わった後様々な色々で混乱しつつ自分なりに考えてたんですけど、ざっくり理由としては

・前田大輔くんの覚醒が凄すぎたので普通に下克上あるぞと怯えていたから。そしてそれに引っ張られるように本多くんも篠塚くんもめちゃくちゃ良かったから。
・練習中の姿と比べると、勿論良いところもあったんだけど橋本将生の本番パフォーマンスがどういう風に良くなったのかが私にはすぐに理解が出来なかったから。

本当に情けないんですが、多分これです。「前輔くんより上なの!?!?」と思ってしまった。橋本将生ど贔屓目の私が、です。

だから『New phase』の本番パフォーマンスをその後何度か見返したんですよね。そして2、3回くらい見てやっと気付きました。もう既に色々なところで言及されている気がするんですけど、橋本将生は本番パフォーマンスで「引き算」をしていたんだなと。

なんでここに気付けなかったのかは、どちらかというと私自身に問題があったと思います。今まで橋本将生の5次審査パフォーマンスを何週も引っ張られすぎたせいで、過去のnoteにも書いている通り、「オーディション前に身に付けたタフネスでキレキレなダンススキル(ヒップホップ)」と「オーディションで身に付けた感情表現(人生遊戯)」が加わった「足し算」が『New phase』で見られるんじゃないかという妄想を重ね過ぎてしまっていた。あとはやっぱり4次審査『人生遊戯』パフォーマンスの印象も残っていたせいもある気がします。中間発表で少しずつ表情を出してきた橋本将生が、本番パフォーマンスでは全くの出し惜しみなくパワーアップしていて、それに圧倒された記憶が強く残ってしまってたと思うんですよね。
で、5次審査初日は『New phase』の振りもわりとすぐに落とし込んで、既に自分の魅せ方に入ってきているのかなと予感させられた。加えて配信前日にアップされた個人リールでの中で、多分「There’s no guide.There’s no right.」のソロパート部分のアクティング練習が入ってて、それがかなりヒップホップ寄りのオラオラな感じだったんですよね。私は橋本将生のインスタのハイライトに残ってるヒップホップダンス動画がかなり好きで、彼の空間占有率高めなバチバチの身体表現が結構好みだったんです。だからそっち方面で強くしていくのかなと勝手に想像してしまっていた。
でもこれ、『New phase』のパフォーマンスがどうなるか分からないからちょっと黙ってたんですけど、「私はこういうタイプのダンス好きだけど、果たしてこのスキルって“アイドル“にまるっと転用出来るものなのか……?」というのは実はちょっと疑問だったんです。タイプロを見ていく中で、それすらグループによって違うのかもしれないんですけど、アイドルグループのダンスってたまに「これカッコよく見せるの難しくないか?」って見ていて思う振り付けがあったりするなって。誤解されたくないんですけど、良い意味で「ちょっとダサい」というか。『Anthem』に関しても少し泥臭い振りがあるなって思ってて、そこの泥臭さを消す作業がいる気がするなあって見ていて感じたことがあった。もしくは「泥臭さ」を突き抜けさせてカッコよく見せるとか。そしてそういうちょっと泥臭い、ちょっとダサい振り付けってちゃんと物さえにすれば不恰好には映らず、そして意外にもカッコよかったり気持ちが良い感じの振り付けより、多くの人を惹きつけることもあるよなとも思うんです。これはどちらかというとインド映画のダンスからも感じたことかな。印象として強く残るし、真似したくなる魅力があるんですよね。
だからただキレキレの振りを上手に踊ってるだけではアイドルにはなれない。どんなジャンルのダンスも「自分なりの魅せ方」に変換して作り上げていかないといけない。それは今までタイプロを見ていても散々言われていたことなのに、どこかで橋本将生の前世の姿だったりインスタのハイライトがチラついて「キレキレに踊ってくれ〜!!」って勝手に思ってしまっていたんですよね。

候補生の中で私が最初に「引き算」の凄さを感じたのは個人的にチーム佐藤の原くんでした。パワフルなイメージがある原くんが、『革命のDancin‘ night』のスタイリッシュでエレガントな振りを少し「抜く」ことで「原嘉孝自身の魅力が前面に浮かび上がってくる」っていう現象が本当にすごいなと思っていて、プロが磨き上げられるってこういうことなんだと思った。けれども私は橋本将生にチーム佐藤でいうところのロイくん的な覚醒を期待してしまっていたんですよね。実際それに類する覚醒をしたのは前田大輔くんだったと思う。だからそこで初見の時は「あれっ!?」って思ってしまったなあって。
本当、余計な期待や過剰な妄想はこういうことを起こすから気をつけなきゃいけないですね。オタクの悪い癖だぞ。

『New phase』の橋本将生は、改めて見返すとやっぱりしっかり緩急をつけていた。ずっとタフネスなままではなく、強弱の遷移が見て取れた。前世のダンス動画やインスタのヒップホップダンスでも緩急のスキルはあるように見えてたんですけど、それはどちらかというと技術的というか細か過ぎるというか「振り付けのうちの一つ」という感じで「自分なりの魅せ方」というのとは少し違ったのかもしれないと今思えば感じています。カッコつけて言うならちょっと玄人向けすぎるって言うのかなあ。分からないですけど。
例えば「変わる時代 My phase」から始まるソロパート、練習のときは初めからフルパワーパターンを試していたっぽい時もあったと思うんだけど、本番は間を恐れずにしっかり静かな時間をじっくり見せて、徐々に力強い表現に移っていって、そしてカメラが見切れる瞬間に少し微笑んで「悪い男」「引っかかっちゃダメなのに引っかかりたくなる男」を演出していた。
あと前日の個人リールで出てきた「There’s no guide.There’s no right.」から始まるソロパート。練習では振りそのものを全体的にタフネスにしていたけれど、本番では体の動きはもうちょっとシンプルにして、「誰も分からない uhh」の“uhh“のところでフルパワーにする。松島聡さんが声を上げたとこ! そしてまた去り際にちょっと可愛い感じの笑顔を見せる。ずるい。めっちゃずるい。個人的にはこの一連が一番好きだったんだけど、感想を見ているとラスサビの間の、指を立ててふらふらを首を振ってるところも結構評判が良いみたいで、「抜く」とはこういうことかと! 自分を魅せるとはこういうことかと! アイドルの魅せ方というものの片鱗を橋本将生に見た気がした。

「引き算の妙」というのは過去の審査でもちょっと語られていたと思うし、5次審査が始まった時には課題曲のテーマとして菊池Pからも「緩急」として直接語られていた。チーム佐藤の見学に来た堂本光一さんも。
そしてNOSUKE先生からは楽曲のイメージとして語っていた「悪い男感、ちょっとこの人に引っかかってみたいなと思わせる遊び心」も橋本将生の課題だったと思う。橋本将生ってやっぱり表情を作ってる姿も魅力的なんだけど、目線が動くとか、髪が揺れるとか、表情がパッと変わる瞬間にめちゃくちゃ雰囲気が出る人だなと前から感じていたから、今回はそれを明確に「色気」として出す表現を考えて挑戦したんだなって。さっきの「誰も分からない uhh」に続く「Blinded by Flashing lights. 眩しすぎるミライ」のところも一瞬横向くのがめちゃくちゃ良いんですよね。そしてまた自分のパートの終わり際の笑顔を残す。悪い男感!! ラスサビの「We going up up up……」ではみんなで最大火力まで持っていって、そして途中で一瞬抜いてるところも魅せる。

めっっっっちゃ考えているじゃん橋本将生!!!!!!!
すごいなあ、橋本将生!!!!!!!!!!!

それでです。これを見て3次、4次での橋本将生の課題と乗り越え方を振り返ってみたんですよね。3次審査では「クールなだけだと飽きちゃう」と指摘されて少し表情を見せることに成功した。まだ伝わりづらかったと思うけど菊池風磨兄貴に「出せたな」と評価され、「感情を表に出すことで見ている人に何を感じさせるか」が掴めてきたのかもしれない。あと単純に「見つけてもらえた」嬉しさなんかもあったと思う。4次審査『人生遊戯』ではチームの愛に支えられて「とにかく感情を表現する」のフル火力とバリエーションに挑戦した。それを佐藤勝利さんにしっかり評価されて「入り込む感覚」を掴み始めた。
そして5次審査の“緩急“が必要な課題曲で「思いっきり出すところ」と「抜くところ」で強弱をつけて、尚且つ「表情が変わった瞬間に雰囲気が出る」ところを元々の武器である「色気」の魅せ方の強化に繋げようとした。その結果があの評価と順位だった。そしてこれはわりと何度も繰り返しているけれど「他の候補生と比較した相対評価」ではなく「個人の課題に向き合った絶対評価」がすごく大きいと思う。

なんてさあ、簡単に書いてるけど、これ分かってても体現出来るかって言ったら全く別の話なわけで、バスケの試合ずっと見てて戦況もやるべきことも分かってても何の練習もせずコートには立ったって何も出来ないわけじゃないですか。
それがタイプロハウスでの深夜2時半までの個人練習に繋がっているっていうのがね……。今までも橋本将生って「意識が変わったであろう場面」は映っていたけど「突き詰めて実際に練習を重ねる場面」があまり映ってこなかったと思うんです。それをここで出してくるか〜っていうのがもうドラマを感じてしまうというか。
あとすごい今更なんですけど、橋本将生の「色気が武器」って今までタイプロサイドから語られたことってありましたっけ……???
勿論橋本将生ファンの方は彼の色気ってもう「既知の事実」だったと思うんですけど、なんか正直「とうとう言語化しちゃった!?!?」ってびっくりしちゃって。仰ったのは主にNOSUKE先生ですけど。菊池風磨兄貴が散々「すごく雰囲気がある」「いい意味で他の候補生とは違う雰囲気がある」と言っていたのは、その一つが「色気」で、ここまであえて言語化してこなかった(してたけど編集であえてカットしていた)ってところがあるのかなあ。まあもうタイプロハウスで見切れている時から質感とかオーラとか凄かったけどな。

ちなみにこの「橋本将生のNew phaseは引き算だったんじゃないか」は、2/1に更新された「無限まやかし」でも高野さんが同じようなことを仰っててすごく心強く嬉しかった。是非聞いてみてください。大島さんと高野さんが「どっちが早く橋本将生のかっこよさに気付いていたか」で一瞬争う場面があって面白いです。

トレーニング期間

時間軸逆ですけど、トレーニング期間の橋本将生にも新しい面を沢山感じて結構びっくりしてしまいました。
もうなんというか、ここまで来たら普通に橋本将生の人間性にも惚れ込んできたわけじゃないですか。3次審査では人見知り感すごかったけど4次審査では盛り上げ隊長やって、意外とノリが良くて5次審査の初日とかチーム佐藤のbehindでは西山くんと張り合ってる姿とか見せて、でもちょっとまだ人見知りやコミュ障(自称)っぽいところが出てしまうのが大変好ましかったというか。岩崎くんに対する接し方でかなり純粋な心の持ち主であるっぽいところとか。ある程度彼のことが見えてきていたような気が勝手にしていたんですけど。
5次審査のチーム菊池本編に関してはなんとずーっと言葉ざわりが柔らかかったですよね。なんかもうずっとほにゃほにゃしてた。
『New phase』という課題曲に対してグループの中でちょっとオラオラな空気が共有されるって、私はパフォーマンスに対してはすごく良いことだと思うんです。ちょっと佐藤勝利さんに指摘されちゃってたけどそれは後述。ヒップホップってやっぱりタフネスさが根底にあるジャンルだし、パワーを前に出さないといけない、気合を入れないといけないという場面ではそういう男子校的なノリってそこに乗せやすい。しかも男性というジェンダーにおいてはそのオラオラというか、ディスる(これもヒップホップの系譜)まではいかないけど、ちょっとイジり合ったり突き上げみたいなものが少しあるだけで仲がグッと良くなるという面がある。だから菊池チームって異様に仲が良く映るんだと思うし、実際めちゃくちゃ熱い関係は築いてたんだろうなと思う。
篠塚くんは本人が実際に男子校出身だし、頭が良いだけに考え方がかなり「合理主義的」なんだろうなって感じがしていて、そうなると気遣い合い過ぎたり恐縮し過ぎてしまうより、ちょっとイジり合って気持ちを前に向かせてさっさと次に行くっていうノリに入るのも分かるし悪いことでもないと思う。ライネクから一緒だった前輔くんもそれにはもう慣れているだろうし、前輔くんも全然突き上げられたら突き上げ返すノリをやっていたしね。
ただやっぱり菊池Pがあとから補足していたように、外側から見たらどう見えるかは気をつけないといけないよねって話で。友達の家で集まってあれをやっていたら何の問題もないけれど、通学路であれをやったら近所の人から「なんかうるさい高校生がコンビニの前でたむろしてる」って学校に連絡が行っちゃうこともあるよね、みたいな。そういう話をしていただけで篠塚くんだけ怒られたってことでもないのかなと。ちょっとだけ釘を刺しておいたっていうだけの場面だと思う。私の印象としては。
で、まあそういうオラオラな空気が多少共有されていた中で、多分橋本将生もちょいちょいイジるようなことを言ったり言われたりしてたかもしれないけれど、それでもずっと言葉尻が柔らかいんですよね〜。陰キャのボソボソというよりは本当にほにゃほにゃしている。ツイッターでどなたかが「言葉が全部ひらがなっぽい」って仰っててそれは本当にその通りだなって思って。歌パート的に一緒にいることが多くなりそうな本多くんの穏やかで品のある感じに引っ張られているのか、それともあれが彼のかなり素に近いトーンなのか。
それでいて、これも注意深く橋本将生を贔屓目で見過ぎているせいかな〜。その柔らかいトーンはそのままに、シチュエーションによって自分の立ち位置であったり適切な言葉選びっていうのを結構細かく使い分ける適応力と瞬発力の高さが見えるんですよね。橋本将生が人見知りと自称しているのは自分に自信がないとか人が苦手っていうより、すごく人をよく見ているタイプの人だからなんじゃないかって感じがしますよね。
たとえばラップパートの話し合いで前輔くんが「ほとんど喋っちゃう」を試してる時に篠塚くんが「そんな声でやんの?」(※追記:ここネトフリの字幕見たら「そんな声出んの?」でした! 篠塚くんゴメン!!)と言ったあとに「すごくない? でも」とぼそっと言っていたのとかも、別に篠塚くんを咎める意味とか全くなくて単に「空気のバランスを取ろうとした」ほとんど反射みたいな言葉選びに見えたんですよね。あとこれは人生遊戯チームでもあったことなんですけど、ロイくんが自分のソロパート(「感情なんて〜」のところ)のアクティングに悩んでる時に一緒に考えてあげてて、そのあと登場した山根くんから提案された振りにすごい高いテンションで「めっちゃ良いじゃん!」って反応してて、そのあとロイくんが実際にやってみているのを見てまた「めっちゃ良いじゃん!」って誰よりも反応してる。提案した側の山根くんも実際にやってみたロイくんも「めっちゃ良い」かの判断ってちょっと客観視が難しいじゃないですか。だからそこで第三者に近い自分が実際に「良い」と思ったらちゃんと反応することが結構大事なことを分かってて、そしてそれを全く躊躇なくほとんど反射で言えるのだとしたら、こういう人って一人はグループに居てほしいよな! って思う素養だと私は感じるんですよね〜。だって空気良くなるもん。そういう人がいると。
で、これは完全に性差の印象でしかないんですけど、女子はこういうの基本得意なジェンダーだと思うんです。相手を褒めるとか、自分が嬉しいと思ったことをちゃんと伝えるとか。でも男子、特に男子校的なちょっとオラオラな関係性になると、それはちょっと照れくさくてなかなか出せないってことが結構ある気がする。でも橋本将生はそういうところを素直に出せるっぽいんですよね……。これ私かなり希少な素質というか、勿論プロ意識だったり知識や技術、もっと実地的で冷静なアドバイス力も大事だとは思うんだけど、反応が良い、リアクションが良い、それも「褒め」の反応が良いって実はディスるより適当なことを言えない分、かなり経験値というか思いやりと積み重ねが物を言うと思うから、こういう人がいると本当にチームって助かると思うんだよなあ。
映画の感想とかでも酷評ってめっちゃ楽しいし書きやすいんですけど、褒めるってかなり言語化能力試されるんですよ。結構訓練がいる。何が悪いかは誰でも見つけられるし誰でも言えるけど、何が“良い“かは本当に本人の観察眼が物を言いますから。あとは日頃から物事をプラスに捉えるマインドも大事な気がするな。悪口ばっかり言う人って「悪口を言う」前提で物事を見てるからかなり認識が歪んでますから。その点橋本将生ってしょっちゅう「楽しい」って言葉を口にする。楽しむマインドにスイッチを切り替える意識がすごく高いんじゃないかと思う。
他の面で言えば例えばみんなで気合を入れなきゃいけない場面とか、ちょっとした勝負事になると少し煽るような言葉を選んでみたりとか、チーム松島の自撮りに乱入したときはオラオラなノリにすぐ切り替えてみたりだとか、ドライブっていう“トーク“の場では間が開かないようにしっかり相槌打ったり話を広げたり優しく受け止めたりっていう役回りにちゃんと徹してるように見える。それも考えて作ってるというより、そういうことを考えて対応して人の反応を見るのを長く続けてきたから無意識にやれてしまっている感じがする。そういう適応力が結構あるんだなってことにも感心してしまった。本当なめとんのかって話ですよね。
で、まあそれを超贔屓目で願望ゴチゴチでプラスに捉えるなら、佐藤勝利さんが仰ってた「タレント性」っていうところにも結びついてくると思うのですがどうでっしゃろか……? という気持ちでございます。別に私が提案しなくてもtimeleszのお三方の方が500億倍くらい考えてらっしゃるわいって話ですからね。プロなめんなよ、橋本将生なめんなよって話ですわ。本当、お恥ずかしい限りでございます。

あとやっぱなあ……。話し合いに出てきた「負けっぱなしの人生だった」って言葉がかなりキテしまいましたよね。橋本将生をずっと追って推していた側からすると、彼の自信のなさの背景とかを勝手に想像したり自分に重ねてしまったりってしていたと思うんですけど、あまり橋本将生に注目していなかった人からしたら「なんかよく知らないけど自信なさげな暗いイケメン」にしか見えてなかった可能性って十分ある気がする。なまじスタイルが良くてシュッとしてて顔も端正なだけに「なんとなくここまで上がってきたんだろうな」とさえ映っていたかもしれない。でもここに来て彼から直接「負けっぱなしの人生だった」って言葉が引き出されたのって、番組として一歩橋本将生に踏み込んだな……! って感じがして、すごく胸が詰まりましたね。
そうだよな、本当。人生って負けっぱなしだよな。勝てたことなんて、上手くいったなって思えることなんてほとんどないよ。世の中ほとんどの人は「負ける」んだよ、勝てる人なんて一握りしかいないんだよ。それなのにクールに見えがちなせいで熱意が伝わらなかったり何となくやって来られてそうに見えちゃったらさ、死ぬほど悔しいよな。そんなわけないじゃんって。繰り返し橋本将生が自分を「熱い男」だと自称しているのは、そういうことなのかもしれないなって、ちょっと思っちゃいましたよね。これはこのnoteを書いている途中にアップされてしまったチーム菊池のbehindで見た「溶けてる橋本将生」の感想も混じってます。ほんとリアルタイムで書いちゃってる。追いつかない。どんなに書いても公式が追いかけてくる。怖い。

だから橋本将生には本当に勝って欲しいな。それがtimeleszに加入する道しかないのかどうかは私には分からない。でも彼もやっぱり、良いアイドルになれる優れた才能の持ち主の一人で間違いないと思うんだよ。アイドル門外漢の私だけれど、タイプロと橋本将生を通してアイドルというものを学ばせてもらっている感じがする。そんな彼をtimeleszのお三方が仲間にしたいと感じてくださったのなら、彼はそれに対して全力で貢献出来る人だと思う。愛を沢山もらうことで、それを何倍にもして返すことが出来る人だと思う。
本当にマジで、改めて最終審査に挑む橋本将生を応援しています!!! 頑張れ、橋本将生!!!!! 愛してるぜ!!!!!!!!

さーて、酒飲みながらチーム菊池の本編とbehind見返しまーす。(結果発表のところは悲しみをぶり返すので途中で再生切りまーす)

またここまで読んでくださった方、ありがとうございました!!!
いやースキを頂くたび橋本将生に愛を抱く方がどんどん増えてるんだなって実感して最高に嬉しいんですよね〜。元気に愛でて参りましょう。お付き合いくださって、本当に感謝です。

そいじゃ!!


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