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【シリーズ】知っておきたいお位牌のこと-番外編-〈2/2〉

さて、前回から伝統型位牌の特徴と製造について追ってきました。

まだ前編を読まれていない方は、是非こちらからチェックしてみてください!

後編は

  • お位牌に格式と荘厳さをもたらす加飾の工程

  • 実際に現場に携わっている方への社員インタビュー

をお届けします。
それではさっそくいってみましょう!



位牌ができるまで ~加飾~

塗装と研磨の工程を経て、表面のお肌がきれいにととのえられたら、いよいよ加飾の工程に入ります。

伝統型位牌の台座部分"框(かまち)"の拭きとり

まずは、パーツの表面をシンナーと乾いた布で拭きとっていきます。

シンナーで表面についた油分を除くことにより、接着剤がはじくことを防ぎます。

框に線を引くようす

続いて毛の長い細筆をもちいて、接着剤をブレが無いよう均一な量でまっすぐ線を引いていきます。

ここで線がぶれてしまうと、金を付けたときにゆがみが残ってしまうため、小指を支えにしながら慎重に描いていきます。

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接着剤の表面が適した粘着度に乾いたら、金粉蒔きの作業に移ります。

主に春日系の位牌に使用している、四号色の金粉


柔らかい布に少量ずつ金を取り、やさしく刷り込むように金粉をのせていきます。

金が入ることによって一気にお位牌の姿が表れて、より一層、呂色の深く美しい黒が引き立ちます。

伝統型位牌の札板部分の金粉蒔き


最後に札板と台座の組み立てを行い、お客様の手元に届くお位牌が完成します。


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いかがだったでしょうか。
長い歴史を持つ伝統型位牌の魅力が改めて伝わりましたら、この上なく幸いです。


続いては、位牌の生産に携わる社員の方々に、会社や会津の魅力についてお伺いしました。


はたらく社員に聞いた、会社や会津のあれこれ①研磨 きくちさん


きくちさん 担当:位牌研磨


ー最近あった、ちょっとした嬉しい出来事は?

「最近は新しいことをやる機会が多いのですが、初めてやったことをリーダーに伝えると、すぐに褒めてくれたのが嬉しかったです。だから新しいことに挑戦しやすいです!」


ー会津でおすすめのスポットは?

「会津若松市役所の近くにある『吉田菓子舗』のパンが昔ながらの味でめっちゃおいしいです!」

きくちさんイチオシの、吉田菓子舗さんの情報はこちら↓


ーアルテマイスターのいいところは?
「自分が新しいスキルを身につけたときに、しっかりと褒めてもらえるし、次のステップに進むためのフィードバックももらえるので、成長を実感できます。
あと、(先輩方と)年が離れているから、親やおじいちゃんと話しているみたいでとても親しみやすい人が多いです!」


はたらく社員に聞いた、会社や会津のあれこれ②加飾 さくらいさん


さくらいさん 担当:位牌加飾


ー最近あった、ちょっとした嬉しい出来事は?
「最近段取りに関わらせてもらっているので、それが予定通りできた時とか、終わんないかも…という時でもみんなで協力して終わらせることができた時は、「よかった~!」と嬉しくなりますね。」


ー好きなアルテマイスターの製品は?
時代型仏壇『桃山』が好きです。蒔絵がいっぱい入っていて、きれいだな~と思います。
位牌だとみはねピンクですね。かわいいので(笑)」

時代型仏壇 桃山

時代型仏壇の紹介はこちら↓

みはね シリーズ

みはねの紹介はこちら↓


ーアルテマイスターのいいところは?
「一緒に働いている人たちがみんな優しいなと感じますね。(会津に)引っ越してきて、色々分からないことを教えてもらったり助けてもらったことがいっぱいあるので……そこがすごくいいとこだなと思います。」


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お忙しい中、写真撮影や取材にご協力いただいた社員の皆様、ありがとうございました!


まとめ

一体のお位牌をつくる中でも、多くの社員の力が集結しており、その作業一つひとつが高い技術力によって実現されています。

一方で、作業環境の改善安全性の向上のために5Sを徹底し、働きやすい環境づくりに取り組んでいます。

そんな当社の技術と思いがつまったお位牌を、ぜひ店頭でご覧ください。


文/わたなべ