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ドメインのレジストラ変更

年末に2件(.comと.co.jp)のドメイン移管を行いました。レジストラのWebに手順などの説明はあるのですが、用語も含め分かり難く、具体的な説明が少ないので、実際に行った作業を説明したいと思います。

1.ドメインの有効期限の確認

.co.jpや.jpの場合は31日、.comや.netなどは15日の有効期限が残っていないと移管が出来ません。(レジストラで申請が拒否されます)
有効期限が足りない場合は、一旦、現在のレジストラでドメインを更新します。

2.AuthCodeの取得

.comは現在の管理業者から貰うことができました。16文字のASCII文字列です。
.co.jpの方は、古いプロバイダのため、管理画面でドメイン名の管理機能がなく、解約してDoレジにドメイン管理を移行する必要がありました。

【Doレジを使う場合】
・プロバイダでドメインを解約する
・プロバイダに登録されている通知メール宛にDoレジのお客様IDが届く
・お客様IDでDoレジにアクセスして、パスワードを設定する
・Doレジにログインしてメニュー( [HOME] > 属性型・地域型JPドメイン > レジストラ変更)からAuthCodeを取得する

Doレジの当該画面

3.ドメインロックの確認、解除

ドメインを移管するためには、ドメインロックを解除する必要があります。
whoisでドメインを確認してDomain StatusがOKになっていれば解除されています。
Domain Status: ok https://icann.org/epp#ok
OK以外の場合は、やはり現在のレジストラで設定を変更します。
今回はどちらもOKになっていましたので、特に変更はしませんでした。

4.移管先のレジストラでドメイン移管の申込み

今回は、2件とも「お名前.com」に移管しました。
お名前.comにユーザー登録して、ドメイン移管の申請を行います。
費用の決済は必ずクレジットカード決済としてください。それ以外だと費用の支払い確認までに時間がかかってしまい、ドメイン移管に長い時間が必要となります。

5.現在のレジストラでドメイン移管申請

「お名前.com」が「レジストリ」に移管申請を行い、「レジストリ」は現在のレジストラに対して変更申請を行います。
.comは管理業者の対応待ちとなりました(3日ほどで承認されました)。
.co.jpはDoレジからレジストラ変更の確認メールが、Doレジに設定した通知メール宛に届きました。再度、Doレジにログインして変更承認をします。

6.移管完了

お名前.comから移管完了の通知メールが届きます。これでドメイン移管は完了です。

この後、レンタルサーバーを申込、設定し、ドメインのDNSサーバーをレンタルサーバーのそれに切り替えて、.co.jpは2~3時間、.comは4~5時間くらいで自分の環境のDNSに反映され、新しいサーバーが参照されるようになりました。

.co.jpはDoレジで現状のドメインを管理できたので、移管作業は開始から4時間ほどで完了し、移管当日に新しいサーバーでメールの送受信ができるようになりました。

.comは変更の承認に時間がかかりましたが、年末のお休みの間の3日間ほどでドメイン、サーバーの移管が全て完了できました。

ちなみに移管手続きは土日祝日、年末年始関係なく、いつでも実行が可能です。今回の2件はこの年末のお休み中に移管して欲しいとの依頼で12/28から作業を行い、.co.jpは28日に、.comは31日に移管完了しました。


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