アルキミスタ

コンピュータに携わり早45年。日々行っている作業の備忘録として、今の私だから書けるTi…

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コンピュータに携わり早45年。日々行っている作業の備忘録として、今の私だから書けるTipsを紹介して行きたいと思っています。誰かのヘルプになれば幸いです。 投稿は、全て今の仕事で経験したこと、自分が行った作業です。つまり私自身の実体験です。

最近の記事

Synology DS920+ドライブ交換

Synology DS920+のHDDドライブが故障したので、交換作業を行いました。 RAID5で構成しているので、1台の破損であれば、ドライブを交換するだけで復旧します。 左上のアイコンから、Strage Managerを起動します。 まずは、故障したドライブ1をボリュームから除外します。 これで取り外しが可能となりましたので、電源を切って、新しいHDDと交換します。 再度起動して、同様にStrage Managerを起動、HDD/SSDでドライブを確認します。 ここ

    • RTX1300の初期設定とフレキシブル LAN/WAN ポート

      NUROの10Gを引いたので、10Gに対応しているRTX1300を設定しました。 初期状態から、adminユーザーが設定されていて、パスワードの設定を求められました。これによって、ダッシュボードへのログインにユーザー名:adminが必須となります。 LAN2とLAN3が10G対応なので、LAN2をNUROのONUに接続して、LAN3をイントラネットワークのスイッチに接続するのですが、従来だとLAN3にLAN1とは別のIPアドレスを付与しなければならないのですが、RTX13

      • RTX1210入れ替え

        使用中のRTX1210が不定期に再起動を繰り返すため、代替機と交換しました。 現在のRTX1210にコンソールケーブルを接続し、USBメモリーを差して、以下のコマンドをコンソールから実行します。 copy config 0 usb1:/config210.txt (コンフィグの0番をUSBにconfig210.txtというファイル名で保存する) 利用できるUSBメモリーは以下の規格のものだけです。 対応フォーマット:FAT、FAT32 USBバージョン:USB1.1 US

        • 廃棄するHDDのデータ初期化

          古いPCを廃棄する場合は、HDDの中身を空にして、且つ復元されないようにする必要があります。 今回、2台のノートPCの廃棄を依頼されました。 まず、裏蓋を開けて、HDDを確認します。 HDDを取り出して、外付けUSBの箱に入れます。 稼働しているPCにこちらを取り付けて、まずはHDDをフォーマットします。 フォーマットすることで、全ての領域が何もない状態となります。 ただ、フォーマットだけだと実際のHDDのセクタにはまだ情報が残っているので、復元ソフトなどで簡単にデー

        Synology DS920+ドライブ交換

          SoftEther VPNサーバー移行

          既存のVPNサーバーのPCの調子が悪いので、新しいPCにSoftEther VPNサーバーを移しました。 まず、既存PCの C:\Program Files\SoftEther VPN Server (Windowsの場合です)から、 vpn_server.config をコピーしておきます。こちらにVPNサーバーの設定、ユーザー設定、全てが保存されています。 新しいPCにSoftEther VPN Server and VPN Bridgeをインストールします。デフォル

          SoftEther VPNサーバー移行

          翻訳された日本語の問題

          Synology DS920+のドライブがこの暑さでやられて故障しました。 ストレージマネージャでストレージプールを確認したところ以下のような状態です。 4ドライブのモデルで4ドライブ使っているので、空きドライブはありません。従って、交換手順はこちらになります。 今回、Synologyのトラブルシューティングは初めてでしたので、ここの中の 「Synology NASから削除してください」 という部分がよく分かりませんでした。削除するメニューがあるのかと思いました。 言語を

          翻訳された日本語の問題

          WindowsでのGitとProxy設定

          Windows上に新規にGit環境を設定して、リポジトリをクローンしようとしたら以下のエラーとなりました。 コマンドプロンプトから C:\>git config --global --list を実行したところ、ネットワーク環境には設定されていない http.proxy=xxxxxxxx の値が設定されていたので、 C:\>git config --global --unset http.proxy で設定を削除し、無事クローンできるようになりました。 なぜ、Gitのコン

          WindowsでのGitとProxy設定

          無線LANのトラブル

          症状:無線LANでのネットワーク接続が、不定期に不安定になる。 通常、fast.comなどの測定で数百Mbpsで通信できているものが、突然20~30Mbpsに速度が低下してしまう。 PC等からの無線LANの電波強度に変化はない。 無線の周波数帯は5GHzをのみを利用している。 (Wi-Fiアイコンの扇マークはフルのまま) 無線APはArubaで、Cisco C1000でPOE接続している。 状況確認:・ネットワークの速度低下するのは、特定エリアの無線接続端末のみ ・有線接続

          無線LANのトラブル

          RTX1220 VRRP設定

          冗長化のために、WAN側のインターネット回線をNUROとB-Fletsの2つを引いています。 これまで、障害時は手動で機器側のデフォルトゲートウェイを切り替えるようにしていましたが、今回VRRPを設定することにしました。 従来、メインルーター=192.168.100.1とサブルーター=192.168.100.101の2つのデフォルトゲートウエイで運用していましたが、仮想アドレスとして192.168.100.1を使うことにしましたので、メインルーターのLAN1側のIPアドレス

          LAN内の任意のIPアドレスからの接続を時間で制限する

          LAN内の任意のIPアドレスから、一定の時間帯のみインターネットへのアクセスを禁止する設定です。 前提条件: ルーター:YAMAHA RTX830 ネットワークアドレス:172.16.10.0/24 対象のIPアドレス:172.16.10.100 LAN1にIPフィルターの設定がなかったので、まずは、こちらを設定します。 ip filter 10 pass * * * * * ip filter 11 pass 172.16.10.100 * * * * ip lan1

          LAN内の任意のIPアドレスからの接続を時間で制限する

          拠点間VPNはSoftEther VPN Bridgeで

          様々な理由でIPsec等、ルーターでの拠点間VPNが使用できない場合、このSoftEther VPN Bridgeがとても便利に利用できます。 インストーラーはServer、Bridgeとも同じもので、インストール時にどちらをインストールするか選択します。 Serverはインストール後、サーバー管理ツールを立ち上げて、拠点間接続用サーバーとして設定します。 Bridgeの場合は同様に、サーバー管理ツールで接続先のServerを設定します。 ServerとBridgeは

          拠点間VPNはSoftEther VPN Bridgeで

          MAP-Eではポートフォワードが設定できない

          マンションタイプのNURO光を新規に契約すると、インターネット接続方法が MAP-E となっており、IPv4の固定アドレスが割り当てられないため、ポートフォワードが設定できません。 MAP-Eは、IPv4 over IPv6を使った接続方式で、IPアドレスとポート番号でトンネルするため、自分だけのIPv4アドレスが存在しません。 今後、個人向けのNURO光は順次この接続方式に変更されるようで、ポートフォワードを使ったサーバーの公開や、ソフトウェアVPNなどが使えなくなりま

          MAP-Eではポートフォワードが設定できない

          NURO光回線での拠点間VPN接続

          NURO光では、ONUとルーターが一体化したNSD-G1000Tが提供されています。 このルーター自体には、IPSec等でのVPN接続機能がないので、別途RTXなどを用いて、VPNを設定する必要があります。 以前は、NSD-G1000T配下に接続したRTX等をDMZに設定して、WAN側に公開し、そこで拠点間VPNを設定することができました。 しかし、NURO光のWAN側接続方式がMAP-Eに変更され、IPv6のトンネル方式になってしまったため、任意のポートを公開することがで

          NURO光回線での拠点間VPN接続

          CentOSにおけるVLAN設定

          CentOSで1つのLANインターフェースを複数VLAN+デフォルトVLANでアクセスできるように設定します VLANは VLAN100 192.168.100.0/24 VLAN200 192.168.200.0/24 とし、このサーバーのIPはそれぞれ VLAN100 192.168.100.2 VLAN200 192.168.200.2 とします。 また、管理用のネットワークとして 192.168.1.0/24 があり、そこでのIPは 192.168.1.2 とします

          CentOSにおけるVLAN設定

          PythonアプリのWindows exe化

          Pythonで作成されたアプリを実行するためには、通常、実行環境にもPythonやライブラリのインストールが必要になります。 しかし、セキュリティなどの理由や、他のアプリケーションの動作環境を維持するために、Pythonがインストールできなかったり、バージョンを変更できなかったり、ライブラリを追加できない場合が多々あります。 そこで、Pythonのアプリとそのアプリが使う実行環境を全部ひとまとめにして単体のexeにするPythonツールがあります。 検索すると、pyin

          PythonアプリのWindows exe化

          ThinkPad T14 SSD換装

          元々500GBのSSDであったものを、1TBに換装して、今回さらに2TBに入れ替えました。 まずは、ドライブのイメージバックアップを取得します。 私は、こちらをよく使っています。 PCにインストールするソフトですが、USBのブータブルイメージを作ることができて、それを立ち上げてドライブ丸ごとイメージバックアップすることができます。 こちらでブータブルUSBを作成し、そちらから起動します。 通常、電源投入時にF1でBIOSに入って起動順序を変えるか、F12で起動先を選択す

          ThinkPad T14 SSD換装