ヨーロッパ旅④ポーランド🇵🇱
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ウィーンからクラクフ中央駅に到着。長旅だった。駅は大きい商業施設が併設されており栄えている。宿に行き荷物を下ろしてから中心部まで歩く。クラクフは中心部が駅から近く、まとまっている。中央市場広場はヨーロッパの広場の中でも広い方だと思う。広場の中央には織物会館が居座っており、現在は雑貨屋が中に入っていてお土産屋として機能している。
宿の同部屋に、日本人が2人もいた。1人は社会人の方、もう1人は自分と同じ大学4年の方だった。お二人とも海外で多くの経験をされていて話すのが楽しかった。せっかく日本人が3人揃ったので夜の街散策と夕食に。3人とも空腹だった訳では無いがビールを飲みたかったので通りかかったウクライナ料理屋に入った。ポーランドはウクライナの隣国で、街中にはウクライナ語表記も見かける。ここで人生初のボルシチを頂いた。
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この日はアウシュビッツ強制収容所の見学に行く日である。ちょうど昨日会った社会人の方が鉄道で行かれたらしいので、自分も鉄道で向かうことに。駅で切符を買い、電車に乗り込む。
オシフィエンチム駅まで約1時間の鉄道旅。オシフィエンチムはポーランド語の地名で、アウシュビッツはそのドイツ語読みである。
駅から20分ほど歩き、アウシュビッツ博物館の入り口に着く。英語のツアーは大人気で取れなかったので、私はポーランド語のツアーである。当然ポーランド語なんて一言も分からないが、収容所自体が博物館になっており広く迷いやすいため、これから訪れる方には何らかの言語のツアーに参加することをお勧めする。実際にその目的で、明らかにポーランド語話者では無い参加者も何人もいた。
ツアーは10分ほどの映像(日本語選択可)を観てからALBEIT MACHT FREI(働けば自由になる)の門を通って博物館見学へ移行。
博物館見学では、連れて来られた囚人の遺品や死の壁、ガス室などを見ることができる。
死の門があるビルケナウ収容所は少し離れているのでバスで移動。ビルケナウ収容所は想像よりも広かった。奥には慰霊碑があり、花束が置かれていた。
ビルケナウ収容所からオシフィエンチム駅も歩ける距離なので、帰りも鉄道で帰ることにした。
クラクフ中央駅に戻り、朝から何も食べていなかったのでポーランド料理のチェーン店に入る。ピエロギを食べてみたかったが作るのに30分かかると言われたのでこちらを注文。人参&グリーンピースという日本の小学生が発狂しそうなソース。カツとソースがよく合って美味しかった。
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クラクフからワルシャワへの移動日。起床しクラクフ中央駅へ。屋台でパンを買い朝食とする。乗るのはポーランド国鉄インターシティ。
約4時間の列車旅を経てワルシャワグダニスカ駅に到着。
ワルシャワグダニスカ駅はワルシャワの北側に位置しており、中心部からは離れているので地下鉄で中心部まで移動。ワルシャワの地下鉄は今旅で乗った地下鉄で最も駅に清潔感があった。
とりあえず文化科学宮殿に行ってみた。
ワルシャワは天気が良かったのもあるが、都会なのに空の開放感がある。また、近代的なビルが多い印象。
地動説を唱えたポーランドの天文学者コペルニクスの像を発見。地面には太陽を中心とした太陽系が。
きもいピエロギの着ぐるみを着た人が客引きをしているポーランド料理店(おそらくチェーン)で夕飯。まだポーランドでピエロギを食べていなかったので注文。茹でor揚げだったが茹でに。脂っこいベーコンのソースにつけて食べるスタイル。そのままでも美味しい。当然ビールも。
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まずワルシャワ国立競技場へ朝散歩。国立競技場なだけあって大きいスタジアムで、周囲にはポーランドらしい紅白の模様が。
国立競技場から北に進み、ワルシャワ旧市街へ行ってみる。有名なワルシャワ王宮付近を散歩。当然王宮の中には入っていない。
ワルシャワ蜂起記念碑にも行ってみた。
昼食は旧市街の広場に面した、日本人好きのフレンドリーな店員がいるレストランで。ポーランドのスープ、ジュレックをいただく。酸味は少し苦手だが、これはいけた。ジュレックはくり抜いたパンに入れて提供されることが多いらしい。そして昼からポーランドビールを1L飲んでしまった。
昼食後は徒歩でワルシャワ蜂起博物館へ。
蜂起の裏での女性の活躍、蜂起に使われた武器、蜂起で荒廃したワルシャワの3DCGシアターなど、とにかくワルシャワ蜂起にフォーカスした博物館で、展示が面白く4時間以上滞在した。
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本日はワルシャワからベルリンへの移動日。この区間はポーランド国鉄が運行するベルリンワルシャワエクスプレスで移動する。宿から歩いてワルシャワ中央駅に向かう。マックで朝食をとり、ワルシャワ中央駅の地下ホームに。
ベルリンワルシャワエクスプレスは500km以上の移動距離。全席指定で6人用コンパートメントがほとんど。途中のポズナンまで貸切だったのは運が良かった。ベルリンワルシャワ間はかなり線形が良く、ほとんどの区間を160km/hで走っていた。ドイツポーランド国境のオーデル川を越えドイツに入国し、いよいよベルリンに到着。